庵のなかが散らばっております、床には躾のわるい新聞や紙切れどもが勝手にあっちこっちに寝転がっております
庵の周りには草々が自在にバッコして、とどまるところを知りませぬ
それにGGIの日々は些事雑事の連続であります
かようなしだいでウンザリがどんどん蓄積して昨日臨界点に達しましため、急きょ気分転換を試みることにたしました
エイッ!たまには花を生けてみよう!というわけで庵内の花瓶を集合させ、枯れ果てた花々をわがガーデンに打ち捨てて自然に戻してやりました後、花瓶を洗ってフラワーアレンジメントを試みました
今日の写真はその成果を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ
上手に花々を生けるコツはなんでありませうか?それは花のこころに素直に耳を傾けることであります
「おい君たち、花の命は短くて苦しきことのみ多いって言うけどほうとうかね」
「それはあなたたちの考え過ぎではありませんか、私たちは日々楽しく生きていますから」
「でも花の命は短いっていうのはほんどじゃない?」
「いいえ、私たち花々には命が長いとか短いという観念はございません」
「ほんとか、じゃあ君たちはもっと長生きしたいとか、もう死んでしまいたいとか思ったりしないのか」
「そのような些細且つ取るに足りないことを考えたりはいたしません、私たちは神さまの御心のままに生きているだけなのです、それが一番大切なことです、GGIさんも心しなさい」
「御心のままにって、いったいどうすることなんや?」
「御心のままということは難しいことではありません、ただあるがままに生きるということなのです、わかりましたかGGIさん、あるがまま、これこそが生きることの深き真実なのです」
「そうかあ・・・でもなあ、オレは毎日あるがままに生きているけどなあ・・・その結果がこれや、家の中をあるがままにしておいたら新聞や紙切れが勝手に散乱、わがガーデンもあるがままにしていたら草々が野放図にバッコ、あるがままに暮らしていたら只々私事些事雑事がダラダラとつづいて・・・あるがままってそんなエエことやないぞ!」
「GGIさんの生き方はあるがままなんかではありません、あなたの暮らしは只々怠慢で怠惰なだけです」
「そんなことないと思うけどなあ・・・」
「あなたが怠惰ではないのは、弁解するときだけです、言い訳するときだけはGGIさんは生き生きしています、あたなの人生は弁解人生です、もうそろそろ心を入れ替えなさい」
「そんなこと言われてもなあ、この年になって突然生き方を変えたりしたら体に悪いしなあ・・・」
「GGIさん、朝に道を聞かば夕べに死すとも可なりですよ」
「きゃあ、そんなムチャ、言わんといて・・・・」
グッドナイト・グッドラック!