サッカーファンのみなさま、残念でしたねぇ、コートジボワールに負けてしまいましたねぇ、1-2ですから惜敗といってもよいのでしょう、まあ残念ではありますが、ワールドランキングではコートジボワールは二十数位、日本は四十数位でありますから、順当な負けと申すべきでありませう
イジワルGGIによれが、日本が負けたのは意外だと思ってられるかたは、日本のアホ・メディアのそろいもそろっての偏向報道にだまされたのだということであります
などと書きますと、みなさんにお叱りを受けそうでありますが、実はGGIはひそかにコートジボワールを応援していたのです
なぜか、理由は簡単明瞭、GGIはコートジボワールに知り合いがいると申しますか、コートジボワールの方と遭遇したことがあるからです
数年前のことです、夕方、近くの市立保育園の前の通りを歩いておりましたら、黒人の母子が保育園の門から出てきました
このようなところで黒人に出会うとは思っていませんでしたので、正直言って、ちょっぴり驚きました
女の子は三歳ぐらいでしょうか、三つ編みのお下げ髪、黒い大きな瞳が輝いておりました
それでGGI、お母さんのほうにきいてみました
「どちらからいらっしゃったのですか?」
「コートジボワールです、でも知らないデショウ!」
「知ってる、知ってる、知ってるがなあ、コートジボワール、Côte d'Ivoireでしょう?、英語でIvory Coast 、象牙海岸・・・」
お母さんは若干うれしそうでニッコリいたしました
「なぜ、日本にいらしたんですか?」
「主人がキョートダイガクでベンキョーしていま~す」
それで、八重葎庵の大通りを隔てた向かい側に京大の環境関係の研究所がありますので、ひょっとしたらダンナのほうはそこで研究生活をおくっているのかもしれないなあなどと思ったりしました
でも、ですねえ、「コートジボワール」というのはもともと仏語でCôte d'Ivoire(日本語では象牙海岸:)のことであり、この名称は象牙の売買が盛んに行なわれたことに由来したものだそうでありますが、これを国名にするとはなんとふざけた話でありませうか、ここを植民地にしていたフランスが勝手にこの地域をフランス語でそう呼んでいたに過ぎないのです、それをそのまま国名にしてしまったのです、なんとムチャクチャな話でありませう、フランスが独立を許すときに、適当に「これでいいんじゃないの」とフランス語でのいわば俗称に過ぎないコートジボワールという名称を正式の国名に決めてしまったのであります、フランスは他所の国の名前を勝手にいいかげんに自分たちに都合のよいように決めたのです、これ以上厚かましい話があるでせうか、おフランはまことに悪い国家であります
欧米の長きに及んだ根深き植民地主義が、その悪しき影響が、国の名前にまで及んで今に至っているのであります、わが帝国もかつて植民地などでアコギなことをし尽してきましたので、あまり大きなことは申しませんが、かつて植民地を持っていた欧州の国々が今でも宗主国として、旧植民地の国家に隠然たる力を有していることはまことに驚くべきことであります、歴史というものはそういうものだと言うのは、足を踏んだ側の身勝手な言い分でありませう・・・
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グッドナイト・グッドラック!