UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

すぐそのまま核兵器に使える高純度のプルトニウムがどっさりとれてしまう・・・

2013-04-25 00:40:24 | 日記

今夜は昨日の「もんじゅ」見学記の続きです

原子炉が収められている建物のなかはいっさい見学を許されませんでした
その代わりというわけでしょうか、「もんじゅ」の敷地に外にある展示館で、厳重身元チェックの後、職員が「もんじゅ」の模型を前に立て板に水のごとく、次から次へと説明してくれました

この見学を企画した方の事前の話では、質疑応答の時間はなんと5分程度しか用意されていないといことでありまたので、GGI、次から次へ途切れなく続く流ちょう職員の説明ぶりも、説明のあいまに質問をできるだけ挟ませないという作戦であろうと大邪推いたしました、そこで、原子炉の中心部、燃料棒が設置されている部分の説明が行われているときに強引に口をはさみんでみました

ここでお手数ですが写真をクリックしてご覧ください、写真中央部分、グリーンとオレンジで示されている部分が原子炉中の燃料棒の集合体です

「あの~、ちょっと質問します、原子炉の内部にブランケットを称される部分があるそうですが、それはどの部分ですか?」

「この燃料棒の集合体のグリーンで示されている部分、この部分がブランケットです、燃料棒の集合体の一番外側の部分です」

「なぜグリーンで区別して示されているのですか?」

「燃料集合体の中心部分はご覧のようにオレンジで示されているのですが、この部分はいわゆるMOX燃料(核分裂性のプルトニウムとウランの混合物)です、一方、周囲のグリーンの部分には劣化ウランが詰められています、劣化ウランというのはウラン鉱石を精製するに際に出る残渣です」

劣化ウランとは意外でした、えっ、あの悪名高き劣化ウランがここに登場?!湾岸戦争やコソボ紛争で米軍が、貫通力抜群というので砲弾の材料に使ったために、いわゆる劣化ウラン弾があっちこっちで放射能汚染を引き起こし、そのため今でも多数の市民が砲弾から飛び散った劣化ウランの被ばくで苦しんでいるといわれてるのです

「なぜ周囲に劣化ウランを配置するのですか?」

「実はこの劣化ウランの燃料棒が周囲に配置されていないと《増殖》させることにならないからです、この周囲の核分裂性ではない劣化ウランは、オレンジの部分での核反応により生じた高速中性子を吸収いたします、そうすると、この核分裂しないウランが核分裂性のプルトニウムに変化するのです、こうした使用したプルトニウムよりも多くのプルトニウムが生み出されるのです、つまり原子炉内でプルトニウムが《増殖》することになるのです」

「わかりました、それでこのブランケットと称されるグリーンの部分、この周囲のグリーン部分には高純度のプルトニウムが生じると聞いていますが」

「その通りです・・・・」

「超核兵器級の高純度のプルトニウム、すなわち核兵器に必要とされる95%の純度を上回る純度のプルトニウムがとれると聞いていますが」

「その通りです・・・・ただし、この部分のプルトニウムだけを取り出すことをせずに、他の燃料棒の部分で生じた(それほど純度が高くない)プルトニウムと混ぜて取り出すと言う方法を考えています・・・」

「でも、取り出そうと思えば取り出せるのでしょう?グリーンの部分から超核兵器級のプルトニウムを取り出すことができるのでしょう?」

「取り出せます・・・・」

GGIはジェントルマンでありますから、これ以上の追及は遠慮いたしました、

しかしながら、原子力発電のための装置としては完成する見込みがほとんどない高速増殖炉計画にいつまでも国がこだわっているのは、このどっさりとれる高純度プルトニウムが狙いだという説があります、かつて外務省がその外交政策大綱において「当面わが国は核を保有しないことを方針とするが、必要となったらいつでも核を保有することができるようしっかり準備をさせていただく、そして我が国が準備に励むことを誰にも断じて邪魔させない」と明記していました、ですから核問題・核疑惑というのは何も北の某国の専売特許ではないのです

グッドナイト・グッドラック!