鬼の霍乱

　昨日は参りました。久里浜から金谷へ東京湾フェリーで渡りましたが、折からの南西のの強風にあおられ船は大きく揺れました。あの大きな船がドスンドスンとたたきつけるように揺れました。金谷へ渡り、車に乗り込み鋸山に行きましたが、強風でロープウェイはお休みでした。仕方なく有料道路で車で上りましたが、そこの駐車場についてIさんがへたり込みまして。それを見て私も堪らず戻してしまいました。船釣りのベテランで自他共に許す私が、なんということか、本当に鬼の霍乱でした。

　気を取り直して山登り、嫌々ながら頂上まで登りました。どうせ夕食、食べ過ぎることは分かっています。先にカロリーを減らしておくつもりでした。朝せっかく食べたズワイガニもすべて山の堆肥となりましたことですし。

　頂上に着くと、ちょっと具合の悪そうな方がいましたが、まあ、お友達と一緒のようですし、ゆっくり休んでから帰るのかなあと思っていましたが、そのうちにサイレンの音がして、消防車の音もしました。この風で火事じゃあ大変だなあと思っていたら、なんと、さっきの女性を収容に来た救急車とレインジャー部隊の人たちでした。なんと下の駐車場で見ると、救急車もドクターカーで、さっき黒い鞄を持って上がっていった人はドクターだったんですね。まあ、何とか元気になれればよいのですが。

　昼はやっと探した中華レストランで食べた定食でした。これは上手くなかったので大部分残しました。タンメンでも食べた方が良かったです。


　宿は料理旅館といった風情のところで、料理は多かったですね。タラバガニのしゃぶしゃぶ、ヒラメの活き作り、その桶の周りには鰺のたたき、カツオの刺身、サザエの刺身、がありましたね。
カツオと鰺は手を付けませんでした。
　煮魚、焼き物は、ヤリイカ、鯛のカブト焼き、ホタテ貝、ホウボウなどから選ぶことが出来ましたが、私はヤリイカの焼き物にしてもらいました。アワビは私は刺身、歯の弱そうなＨさんだけがステーキにしました。
　タラバガニは殻の取り方が悪くて、身が食べにくかったです。私はたいして食べませんでした。

　仕上げはすし、金目鯛とカンパチ、マグロが一人一貫ずつ出ました。鍋の残りで雑炊も出来ますと言われましたがさすがに誰も手を挙げませんでした。おとなしく野菜を入れたスープを飲んでいました。この項続く