黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

受信料制度が面倒なことに?

2015年02月24日 20時29分32秒 | Weblog
2月24日分。

 毎度。そういえば昨日の分は、ネタがあった割に更新を忘れておりました。幽霊です。後で、おっつけて更新をかけますが、先に今日の分を突っ込んでからにしておきましょう。何故か更新を忘れるときに限って、ネタは幾つか手持ちがあったりするという罠……。ゲームというか「かんぱに☆ガールズ」の話は、まあ昨日の分の後追い更新でごっそりやるので、今日の分は別の話題で。
 どうでもいい話ですが、実家側の仕事を手伝うときに作業用BGMで「艦これ」ED曲を延々かけていたら、うちの母親殿にまで感染した模様。但し、私が流していたのは「超兄貴」バージョン、通称「超吹雪」の方だったので、似たような曲調やリズムの曲がかかると「兄貴、兄貴、兄貴と私」の幻聴が聞こえるようになったという方面で感染しております。元々、そっち分野に抵抗のない人というか、ある程度過去にそっち分野側の人だったらしいので……再発かな?
 何げに、アニメ方面と知らずにカラフィナを聞いていたそうで、母親殿の口からカラフィナの名前を聞いたときに、お互い「何故にその名前を知ってるねん?」と顔を見合わせた記憶も。梶浦さんの名前などは一切知らないまま、曲調なりが気に入って聞いていたそうです。諸々の趣味嗜好が似ている人なので、さもありなんか。

 さておき。私自身は、今の実家の方はちょっと別としても、アパートの自室の方には一切地上波のテレビが見られる環境にしていません。また、ネット回線は繋いでありましたが、ネットでテレビを見られる契約はなく、チューナなども一切取り付けしていなかったので、どこかしらのお店やら食堂やらに置いてあるテレビを見る以外には、民放もNHKも見る手段がない状態でした。
 ということで、名実ともに正しく「合法的に」NHKの集金もお断りしていたわけなのですが、そうもいかなくなる可能性が出てくるかもしれません。ということで、まだニュース自体のソースが怪しい感じなのと、確定事項ではなくあくまで現状は案として出ているだけという話ではありますが、NHKの料金徴収関連の法案改正が検討されているようです。
 案として出ている内、問題になりそうな案2つがニュースになっており、すなわち「パソコンなどネット端末を持つ世帯に納付義務を課す案」であったり、「テレビの有無にかかわらず全世帯から取る案」も浮上しているとのこと。おいおい、さすがにそれは色々とどうなのかと思いますよ……? まあ、私は名実ともにNHKを受信視聴できる環境に無いので拒否以前に支払いの義務を持ちませんが、「拒否」している世帯もそれなりにあるのは事実でしょうが。
 ただ、それはスクランブル放送にすれば良いんじゃないの、という話も当然、かなり前々から出ています。ソレに関しては、ネットで適当に検索して見つけた記事をリンクしておきますが、要は「公共放送としての義務があるんだから全国どこでも受信出来る形にしておく必要がある」ということを「放送法」で規定されているからダメ、というのがNHKの見解のようです。ただ、その放送法自体がもう何十年も昔の状況下で作られた法律なので、今の状況にはそぐわなくなっているのでしょう。

 現状、NHKの受信料については、理屈の正当性はとりあえずさておくにしても、法的に「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」との規定文があることに由来しています。つまり、繰返しになりますが「理屈としての正当性は別として」、NHKの受信料は消費者との契約に基づいたものであり、あくまでも税金ではなく契約による利用料金なわけですね。テレビの購入=自動かつ強制的に契約になる、という理屈がまっとうかどうか、は別として。
 今回のニュースでの案が実現されるとなると、それはもう「契約」という概念からは乖離して、完全にもう「税金」と考える方が実情に合致するようなものになります。今はまだ、一応は「契約」という考え方も出来ないではないといったところですが、実質全世帯に課金するようなものになれば、それはもう税金であり1つの企業に対する利用料金の支払い、という概念の範疇を超えることになる。
 ……そうなった場合、むしろNHKは自身の首をよりいっそう締めることになるような気がするのですが、そこら辺を総務省はちゃんと考えているのかしら? 今でもまあNHKに対しては、国策放送だの自民党のご機嫌取りだの言われてはいますが、「税金」としての強制になれば今以上にNHKへの批判意識は高くなるでしょうし、今ですら辛めに評されがちなものが更に一段とキツい視点で評価を受けることになります。それに耐えるものが、NHKに作れるのかしら?
 まあ私自身は、もしテレビを見なければならないのであれば、見るならNHKだけだと思う程度には良い方向での評価をしています。少なくとも、民放よりゃマシ。地味なところで、大相撲の中継とか好きです。会社の食堂で、早めのタイミングに引き上げられたときは、大相撲中継を眺めながら夕食にしたりとか、ちょいちょいありました。ただ、私の趣味嗜好は同世代の中でも相当に特殊であり、同世代の大半はNHKなんて一切見ないでしょう。それより更に下の世代なんて、NHKに価値を見いだしてくれるかどうか、非常に怪しい。でも、義務として金を徴収する以上、NHKはその世代にもまた価値を提供する義務を負います。さぁて……?

 ではでは。ひゅう、どろん。