黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

雪、降っとらんわぁ

2015年02月05日 01時15分59秒 | Weblog
2月5日分。

 毎度。今日の天気予報は、実家の側でも雨のち雪、多少の降雪を警戒する必要有り的な文言で予報が乗っていて庭駆け回るインシデンツになるかと思いきや、雨すらあんまし降ってないという天気だったようで。幽霊です。いやまあどのみち、今日も今日とて引きこもりつつこっちのお仕事をバイト的に手伝うというだけの一日でしたので、お外をただの一回も見てないんですけどね……。いやぁ、だってこの家、生活時間帯が普通のご家庭と反転してることが多いんで、カーテン閉め切りで外見えないんだもの。
 ついでに言うと、家の中にやたら物が多くて、窓の近辺にまで物が積んであるので窓に近寄れません。そも、この辺は外に洗濯物を干すということを環境的にしづらいので、ベランダに出るという行為自体しないんですよ。そうなるとどうなるかと言えば、つまりは窓の近辺こそ普段近寄る必要のないスペースということで、物の塔が積み上がります。よって、ますますカーテンが開かなくなる。
 結果、今日は丸一日ガチで、私はお外を見ていません。起きている時間のうち、そのほぼ9割をPCのモニタ前で過ごしているというくらい。遊んでサボってる時間も多々ありますが、仕事の方もやってるのですよ……本業じゃないけど。

 さてまあ、そんな状態でほとんど外との接点が無く、延々仕事かニコ動かのどっちかをうろついている状態ですので、ネタが無い。ということで、昨日だったか今日だったか、何故かこっちで話題に上がった「無人ドローンにカメラ載っけた空撮装備」絡みの話でも。大元はドローンの話ではなく、会社名が先に話題に上がって、「この会社って何作ってるトコ?」からググってみたらその手のモノを作ってるところらしい、ということが分かった次第。ちなみに、この会社です。アマゾンでも、ここの商品を売っているらしいですね。
 単に思いつきでドローンの話を持ってこようかと思ったら、都合良くブロゴスでドローンを扱った記事を早々に見かけたので、とりあえずリンクしておきます。なお、今回持ってきた大元の会社の製品は、ドローンでもありますが、それに加えて「マルチコプター」に該当するようです。つまり、無人のラジコンヘリコプターと同じ法律などの適用を受けるということになる筈。この辺は、ちゃんと調べてみないと間違いの元になりそうですが、今日はもう真面目に調べる気力が無い……。

 まあ、本題はそこではなく。件の会社さんの製品の中に、「PHANTOM 2」というものがありまして。こっちで話題になったのが、このマルチコプターにカメラ付けて空撮するという話題と、この製品の「飛行制限エリア」について。今回ちょっとつらつら考えてみるのは後者の方で、これも本来なら適用される法律をやっぱり調べないとイカンのですが今日はパス。で、会社さんのサイト上では、日本国内の飛行制限エリアは数カ所あるのですが、東京近辺では2箇所だけ。すなわち、羽田空港と成田空港の近辺のみになっていました。
 これを見た親父様の一言が、「てことは皇居の上飛んで撮影もできるってこと?」といったところで。いやまあ、プライバシーの侵害やら何やら問題はあるのでしょうが、少なくとも製品の側には、飛行制限エリア以外のところにはソフトウェア的な介入で自動的にそこを迂回させる、的な機能がありません。従って、先日にホワイトハウスの敷地内にドローンが落っこちたというニュースも取り上げましたが、同じ事が皇居でも出来てしまうというわけです。……あ、ニュース記事の写真をよく見たら、思いっきり今話題にしてる会社の製品だコレ。
 ということで、本当に何も考えずに2つの話を繋げてみたら、該当製品をクリティカルに引き当ててしまったようですが。つまり、同じ会社の同様の製品なのだから、同じ事がやはりそのまま出来るということです。この辺、まだまともに法整備が追いついていないでしょうし、アマゾンでのこの製品(と専用カメラをセットにした場合でも)の値段を見る限り、買おうと思えば一般の人でも買えます。Youtubeでこの製品の初飛行動画なども見てみましたが、そこまで轟音という訳でもなく、またホバリングして安定を取るなどの動作はある程度自動制御されているようで。つまり、そこまで操作の習熟にも時間を必要としません。
 うん、コレ、普通に小規模なテロとか盗撮とか、その手のことに使えますね。航続時間も、まあ環境や負荷にもよるのでしょうが、公式サイト上の記載によればおおよそ25分程度が確保出来るとか。それだけ飛べれば充分ですよね、色々と。私はそっち方面にまで金かけたくないので「知っておくだけ」状態ですが、悪用しようと思えば手の出せる範囲の金額と習熟難易度だよなぁ。そして正味、仮にですがコイツにカメラをつけての空中からの盗撮などをやられると、こちら側から物理的なりソフト的にコイツを排除出来る手段がほとんどありません。法的にはさておき、その場をどう対処するかというのに困りそうな。

 ここまでの話を、もうちょっと別の所から。ここまでは悪意ある一般人なりが悪用するという前提で書いていましたが、この先、空を飛び繁華街の細部までを空中から巡回できる監視カメラ、という用途での登場はほぼ間違いないんじゃないかと思います。もうちょっと技術が進めば、ほとんど自動操縦に任せたままで、特定の人物をロックオンしてホーミングしつつ撮影・監視なんてことが可能なんじゃないかな? これは良いことに使えるという側面もありますが、逆に言えば監視社会を更にもう一段強化する方向にもなるんだろうな、と。
 ブロゴスから持ってきた記事は結構ポジティブな捉え方をした内容ですが、私はついつい、先日のホワイトハウスのときに一回ネタにした分の思考もあって、ネガティブな方を考えがちです。ああ、更に遡ってみれば、どっかのワイアード辺りでの記事で、最初から軍事用として開発されたガス弾か何かを搭載できるドローンだかマルチコプターの話をネタにしたこともあったなぁ。多分、その辺からもうドローンに対しては、「その手の用途にも使える道具」という認識が自分の中に出来上がっているのでしょう。
 こういったものを物理的に遠ざけるというのは難しいところなので、やはりソフトウェア的に制限を何かしらかけるなり、ジャミングもしくは強制反転エリアの発生装置的なものが必要になりそうに思います。いやまあ、常日頃から電動ガンなり投擲ナイフかダーツ、スリケンを持ち歩きかつ空中の一定離れた飛行物体に直撃させる技量があれば別ですが……。ホワイトハウスでの一件もありますから、少なくとも「飛行制限エリア」については適用の拡大がされていくことにはなるのでしょう。
 個人的には、飛行ドローンには飛行ドローンをというぶつけ方をして、小型マルチコプター同士の銃撃戦(ゴム弾)といった空中戦を期待したいところですが。まあ、そっちは誤射とか流れ弾の問題が非常に大きいと思われますので、少なくとも我々一般人が目にする範囲においてはほとんど発生しないんでしょうけれどもね。何機かを同期連動させつつ、指先で示したターゲットに向けて「行け、ファンネル!」とか言いながらピンポン球発射するくらいは出来ないかなぁ……いや、そんなのに幾ら金かかるんだよって話でもあるんですけど。

 ではでは。ひゅう、どろん。