黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

木曜日は黙々と

2010年04月15日 22時33分06秒 | Weblog
4月15日分。

 ……はい、私が真面目に黙々と仕事なんぞするわけはないのですけれども。毎度、幽霊です。一日の大半を、段ボール一箱分ばかり満杯状態だった書類の整理に費やしておりました。毎月やってるのでまあ恒例行事的なお仕事ですし、頭もろくすっぽ使わんと、穴空けて、一部は並べ替えてファイルに綴じる、とそれだけで済むのですが。何分にも年度末決算分だったもので、量だけがやたらめったと多いこと多いこと。途中でうっかり紙で手を切るというアクシデントもありましたが、これもこれで割と毎度のことかも。
 それ以外は大概、まあぶっちゃけてしまえば暇な一日でありまして、この分だと明日も間違いなく暇。こりゃ休みでも取った方が有意義かしらんとぼやいてみたら、隣にいた先輩が一言、「別に良いんじゃね?」とあっさり。上司にもお伺いを立ててみたら、これまたまあ良いんじゃないの、ということだったので、突発的ですが明日は休みになりました。ええ、自主的に。何も考えていない状態から三連休になりましたが、別に予定があるわけでもなし。さてはて、どうしたものでしょうかねぇ。
 せっかくではあるし、ここ最近は大体休みは籠もりがちの気配だったので、少しは外出することにしましょうか。せめても、明日くらいは。土日になると完全に寝て曜日になる可能性大なので、普段ならまだ動いている金曜日なら、身体のリズムもお休みモードからはギリギリ外れているでしょう。多分。金曜がダメなら土曜に動けば良いだけのこと。

 とても、くっだらないことを。私自身もあまり人のことをどうこうと言えるほど美的センスがあるわけでも、服装のセンスがあるわけでもないのですが……。新入社員さん達を見ていても、就活中の人達を見ていても、どーもみんな同じに見えてしまう気がします。テレビを見ていて、アイドルや芸能人が大体みんな同じに見えるというのは、こういう感覚なんだろうかなーと今にして何となく納得してみたり。まあ、テレビが部屋に無いので、そちらは全く見ないのですけれども。
 私自身が就職したすぐ後、あちこちの職場へ連れられて回ったことがあるのですが。そのときに一つ言われたことが、やっぱり服装というかスーツやらが、みんな同じで個性が無いように見えるね、ということだったり。同期は私含めて四人だけだったにも関わらず、それでもやっぱり、四人しかいなくても埋没した印象があったのかも知れません。まあ、実際問題として悪目立ちしないようにと思った面もあるし、それ以上に、紳士服のコ○カだったかア●キだったかのお店の人に、この辺が良いのではと勧められただけでスーツを選んだということもあります。確かに、非常に無難で当たり障りのない格好だった筈ですね。
 元々髪を染めたりもしていなかったし、髪型もごくごく平凡でした。と言うか、平素からして至極地味な輩だったので、それがスーツを着ても、目立つわけがないのですけれどもねぇ。ただ、その結果として、確かに他の就活学生さん達と、全然違いの無い、目立つ要素の無い格好になっていたのは間違いないでしょう。それが良いのか悪いのかは、正直なところ、何とも言えません。中身で勝負すべきであるという意見はもっともですし、服装で目立ってしまうのはマイナスになる場合もあるでしょう。でも、それで面接の内容も平凡だったら、面接官の印象には全然残らないよーな気もします……。
 社内でまあまあ付き合いのある後輩が、今もまだ会社の寮に入ってます。うちの会社の新入社員は、最低半年は寮に入ることが強制されるので、当然、その後輩は新入社員さん達との付き合いが多少なりとも出来ることになるわけですが。ソイツの曰く、今年の新入社員さん達は「ごくごくフツー」とのコメント。この言い回しには色々なニュアンスが含まれていたわけでなのですが、有り体に言ってしまえば、目立たない、面白みがない、という意味も含んでいます。いや、普通であることをバカにしているわけではなく。
 常識的であるということと、無難であるということは、必ずしもイコールではないんだよなーということを思ったりします。私自身のときは、経理部員の欠員補充という形で募集があって、定員は一人。つまり、そのときに採用されたのは私だけ(他の同期三人は別のタイミング、別の職種での募集だったので、枠が違います)だったのですが、それでも集団説明会の時点で四十人だか五十人だかが受けに来ていたと聞いています。面接まで進んだのが何人だったのかは、知らないのですけれども。全然メジャな会社でなくとも、このくらいの人数は来るわけです。その中に混じって無難を演じるというのは、さて、逆効果になる面もある……のかも知れません。
 私の場合、面接へ呼ばれた理由というか、ある意味では「元凶」になったのは、私自身が出した質問のせいだったんじゃないかな、と今でも思っているのですが。経理部員としての募集だったので、ついでに親会社の業績数字をちょこっとだけ調べてから説明会へ行きました。で、その場で出した質問が、「御社の親会社の業績は上下ブレが大きいんだけど、こんなばらついて大丈夫なん?」という代物。これ、今にして考えると、結構失礼な気もします。が、その子会社へ就職するかもしれない以上、聞いておかないと安心出来んしなーという意図もありました。ちゃんと質問には答えて貰ったし、まあ納得もしたのですが。この手の質問をした人は、私のいた回では他に誰もいませんでした。と言うより、質問自体があまり出なかった記憶もあります。コレは少しは、目立っただろうなぁ。良いか悪いかはさておき。
 質問した意図は、あくまでも目立とうというものでは全く無かったのですが、結果的に多少なりとも印象には残った可能性があります。こういうキッカケ的なものが何かしら無いと、無難のままでは埋もれてしまうのかもなーと、ふと思ったのでした。ちなみに、あの質問については、もう就活も半分くらい諦めというかヤケが混じってきたくらいの頃合いでもあったので、これで落とされてももうイイや、と開き直っての質問でもありました。奏功したのかどうなのか、真相は未だ謎のままです。聞いてももう、忘れてるでしょうしね、採用担当さんも。

 ではでは。ひゅう、どろん。