黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

おかえりー、ですね

2010年04月24日 20時20分34秒 | Weblog
4月24日分。

 毎度。ついうっかりと、一日ほとんど寝て過ごしていたような気がしますね……無駄くせぇ。幽霊です。まあ、来週は中盤からゴールデンウィークへ突入なので、別に良いと言えば良いのかもしれませんが。ただ、この調子だとゴールデンウィークもずっと寝て過ごして終わりになりそうな気もする。それはそれで、ちょっとなぁ。
 ちょこっとだけ出かけて、小さなキャスター付きのラックを探しはしたのですが、どうもお目当てのサイズの物が見当たらずに断念。そろそろ部屋全体の配置変更も若干考え始めてはいるのですが、今ひとつうまく噛み合わないというか、どの家具類をどこへ移動させるか、でいまいちしっくり来ません。特に急いでいるわけでもないので、構わないと言えば構わないのですが。
 もっとド級にシンプルにしてしまえば、こんな風に変なことで悩まなくても済むのですけれども。例えば、このくらいスッキリさせてあげると、もう一種これはこれで究極なような。カプセルホテルとかってよりも、むしろ何かの拷問か監獄の類にしか見えないのは、気のせいじゃないかも。ただ、中途半端に場所と物があるような状態なので、結局どっちつかずの半端な状態になっているのも確か。もっと混み合っていれば諦めもつくし、もっと少なければシンプルにもなるのですが……ふーむ。
 あ、でも一つ、場所の節約と物の配置決めにちょうど良さそうな案を思い付いたぞ? そいつを実行するには若干の肉体労働というか、重たいものを担いでいくらか移動させるという重労働が必要そうではありますが。うん、まあ後々の快適さを確保するためなら、多少の筋肉痛とかくらいは認容するべきでしょうかね。余談ですが、うちの部屋の場合、移動させたりするのに一番困るのは、間違いなく本棚。何せ、この間の収容方法変更のせいで、前以上にぎーっちり無理矢理にでも突っ込む形になっているので……。中身の本を出すのにまず一苦労で、移動させた後に詰め直すのもまた一苦労。入れたまま移動? 無理ですね、何百冊入ってるんだよって状態ですし。五百か六百くらいかしらん。この冊数だと、数字的には少なく見えるのが不思議。減らすだけ減らしたから、の成果なんですけどねー。

 今日のタイトルの件。大分話としては遅れて出してくる形にはなりますが、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還がほぼ確定したみたいですね。諸々のトラブルもあって、正直もう戻ってこられないのかも知れない……とまで思った「はやぶさ」ですが、何とかすぐ近くまで帰ってきたようで、嬉しい限り。と言っても、まだ地球からは約2,400万キロも離れているそうですけれども。桁を間違えないように。高速道路を時速百キロで走っている車でも、24万時間の走行、つまり一万日走りっぱなしが必要かー。新幹線でも、ネコミミ付きの「FASTECH 360 S」で名前の通り時速360キロ辺りですから、これでも大雑把には三千日とか走りっぱなしの計算か。宇宙空間での距離とか速度は、地上の速度で計ると尺度が全然合いませんね。
 話が随分逸れましたが、この「はやぶさ」、イオンエンジンの超長時間稼働の達成とか、月以外の天体への着陸・試料採取・離陸と往復(最後のは成功したらですが)とか、イオンエンジンを使用した宇宙機としては一番遠くまで行った機体であるとか、色々功績があります。本当にトラブル続きで、それでもここまで帰ってこられたのは、運用側の並々ならぬ努力と発想の結果でしょう。これだけ科学分野でも頑張っているのです、予算削減なんてけちくさいことを言って欲しくないなぁ、誰とは言わないけれども。
 帰還というか、試料を積んでいると期待されるカプセルが地上に戻ってくるのは、六月の中頃ということです。予定通りに進めば、ですが。ちなみに、「はやぶさ」本体は、当初カプセルだけ地球に放り込んで、本体は別の小惑星探査に回そうという予定だったそうです。が、本体にもかなりトラブルが続いてしまった影響で、あまり精密な動作が出来ない状態のようで、最終的には本体は大気圏に再突入させて燃え尽きるに任せる、ということになったとか。この再突入の際のデータも、地球に突っ込んでくる小惑星の衝突データとして有効に後々まで生きてくることになるのでしょう。以上、概要の大半はウィキペディア先生より。
 んー、宇宙関連の書籍もちまちま読んできたお陰で、こういうニュースを色々と楽しめるようになったのは、嬉しいことです。男子の夢、的な意味合いも勿論ありますけれども。余談ですが、「はやぶさ」にも搭載されているイオンエンジンというのは、瞬発力には全然優れていないけれど、代わりに燃料効率は、ロケットで使っている化学的なものよりも十倍以上にもなります。つまり、元から長時間かけてのーんびり加速していくのに適任で、だからこそ時間と距離の長い小惑星探査機なんかには向いているわけですね。原理は全然違うけれど、やっぱり長時間の長距離で向いているのがソーラーセイル。宇宙空間にでっかい帆を張って、太陽(別に太陽じゃなくても良いのですが、とにかく恒星)からの光を反射させることで推進する方式ですね。コイツが実現してくれれば、燃料とかブースターは要らないことにもなるわけでして。まだ基礎研究段階だそうですが。
 最後に、もう一つ余談。私も全然、イオンエンジンもソーラーセイルも、細かい技術的な部分はサッパリ分かりません。でも、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけかじっただけでも、何だかわくわくしてきます。本を読んでいるその時も楽しいけれど、後々でそのときに少しずつ覚えたことが、わくわくをもっと増してくれる。本を読むことの醍醐味は、こういうところにもある筈。押し付けられた本なんて、面白くもなんともありません。読解力が落ちた、もっと本を、なんて喚いている人達もいますが、そういう人達の薦める、いや押し付ける本が面白くないからでしょうに……ね?

 ではでは。ひゅう、どろん。