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授業力を必ず向上させる研究授業とは?

2009年08月01日 | 教師修業
 これまでにしてきた研究授業の中で、1番授業力が付くのが「一単元全部研究授業」であった。これは、1つの単元を全部公開するのである。

 よさは何かというと、「具体的で細かい指摘をしてもらえる。」点である。例えば、
チョークの持ち方、板書の仕方、視線の配り方、等々自分に足りないところをかなり教えてもらえる。
 これまでに、4年生のマット運動と跳び箱運動で行った。また、6年生でもマット運動、跳び箱運動の一単元全部研究授業を行った。
 これらの研究授業を通して、例えば、次のようなアドバイスを頂くことができた。
・ 児童への視線の配り方→子ども全体に視線を配る。
・ 運動中の教師の立ち位置→個別指導をする際も常に全体が見える位置で行う。
・ 学習カードの作り方→視覚的に、伸びが自覚できるように作る。
・ スモールステップの作り方→下位となる運動から始める。
・ よい体育授業の条件→高田四原則を学ぶ。
・ 授業の評価の仕方→高橋健夫氏の授業評価法で改善すべき点が見える。
・ 体育授業前の指導→持ち物の置き方、運動場所への移動の仕方を指導する。
等々、たくさんある。

 もう1つのよさは、「教師と児童の力がつく」点である。授業中、良い意味での緊張状態が続く。アドバイスをいかして次時の授業を改善できる。
5年生の算数「分数」と4年生の理科「もののあたたまり方」でも全部研究授業を行った。はじめは大変である。とてつもなく高い山に登る前というような気持ちだった。しかし、授業力の無さを自覚し、教えて頂こうという謙虚な姿勢があれば、一単元全部研究授業は、おもしろい。単元が進むうちに、自分も子どもも力が付くような気がした。

 ただ、行う際に、いくつかのコツがある。準備の仕方や他の先生方へのお願いの仕方、授業に臨む心構えに関するコツである。こうすればできるという方法である。
 そのコツは、・・・また今度。

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