仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

週休2日間の使い方・・・働き方改革を進めるために

2019年05月15日 | 修養
 学校が週5日制になったのは、平成14年(西暦2002年)頃からだろうか。

 週に2日は、休みになった。企業で導入した時期は、もっと早い。

 昭和40年(西暦1965年)4月である。

 導入したのは、何という企業か?



 それは、松下電器産業である。社長は、松下幸之助氏。

 当時は、いざなぎ景気の時代である。

 テレビやクーラーが売れた時代であり、こんな時代に休みを増やすという考え方に反対する社員は多かったそうである。

 しかし、松下氏の考えが浸透してくると、反対も少なくなっていったそうである。 



 松下氏は、週休2日の使い方に言及している。

 その考え方は、今の働き方改革を進める上でも重要な考え方である。

 

 松下氏は、2日間の使い方を

 「1日休養、1日修養」と言っている。

 仕事内容が高度になってくるために疲れる。だから「1日休養」は分かる。


 なぜ「1日修養」か?

 それは、

 仕事内容が高度になってくるために、学び続けなければならない。

 仕事に工夫を加えるために、より高度な仕事ができるようにするためには、学び続けなければならない。

 社会人として、人格を高めるためにも学び続けなければならない。

 だから「1日修養」は必要になってくる。

 

 教員をしていると、特に学びは必要である。学んでいないと子供達は伸びない。何より自分が仕事を楽しめなくなる。

 楽しく生き生きと仕事をしている教員は、必ず学び続けている人である。

 

 自分自身を振り返ると、月間の時間外勤務の合計が80時間や90時間になったりする月がある。

 そんな月に感じるのは、「今月は本を読んでいないなあ。新しい学びをしていないなあ。」と言うことである。

 働き過ぎると、学べない。だからよい指導に結びつかない。

  
 
 働き方改革を進めるのは、仕事の質の向上のためでもあると考えている。
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