学校では、毎年「新任式」がある。
新しく転入された先生方を迎える式である。
新しく転入された先生方は、一人ずつ話をされる。
その様子を見て、この人は「伝える力」があるかどうかが、最近すぐに分かるようになった。
それは、「視線」である。
視線を両端の児童にまで配りながら話をする先生は、間違いなく伝える力がある。「聴き手」の反応をよく見ている。
話の内容も聴き手をひきつける話である。
勤務している学校には、そんな先生が多い。伝える力が大きい先生が多いのである。そういう職場で仕事ができる自分は幸せ者である。