仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

忘れ物対策「時間割を揃える」 その2

2020年11月06日 | 
 昨日のブログ「忘れ物対策 その1・・・1年生担任の時の学級通信より」の続き



 「時間割のそろえ方」で忘れ物が減り、学力も上がります。

 時間割の揃え方で重要なのが、次です。

 時間割をそろえるタイミングです。

 子どもさんは、次のうち、どれに当てはまるでしょうか?

1 家に帰ったら、次の日の準備をすぐにする。

2 夕食の前に準備をする。

3 夕食の後に準備をする。

4 寝る前に準備をする。

5 朝、準備をする。

6 準備をしない。



 1から6の順に学力は下がっていきます。早い子ほど学力は高くなります。

 やるべき仕事がはやくできる人は、仕事の質も高いことが多いです。
(私は、社会人になってからこれまで、いろいろな人を見てきましたが「仕事がはやい人は、仕事能力も高い人」だと気づきました。

たまに、「遅いんだけど、仕事の質が高い」人もいますが、めったにいません。

これは、大人も子どもも同じだと思います。)



 以上、学級通信に書いた文章である。

 この年の児童は、忘れ物が少なかった。

 保護者の方が、根気強く指導していたからだと思う。

 「言って聞かせ、やって見せて、やらせてみて、ほめて」の繰り返しをしていたような気がする。
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忘れ物対策 その1・・・1年生担任の時の学級通信より

2020年11月05日 | 
 1年生のうちに、持ち物を揃えるという習慣が身に付けば、しめたものである。

 その後ずっと、大人になっても得をする。

 学級通信には、次のように書いたことがある。




 タイトル : 「時間割のそろえ方」で忘れ物が減る。学力も上がる。

 時間割をそろえるという当たり前のことができない児童は、学力が伸びません。

 なぜなら、学習というのは、簡単な作業の繰り返しであることが殆どだからです。

 当たり前のことができる子は、強いです。伸びます。

 1年生の間に、時間割をそろえることができるようになれば、しめたものです。(もうできている子どもさんもいます。)

 時間割が自分でそろえられなければ、保護者の出番です。

「言って聞かせ、やって見せて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」の言葉通り、繰り返し教えます。

 毎日少しずつでいいのです。

 できる子どもさんは、すぐにできるようになります。

 できない子どもさんは、かなり時間がかかります。

 しかし、1年生のうちに時間割をそろえるクセが身に付いた子どもさんは、一生トクをします。

 なぜかというと、どんな仕事でも、明日の段取りを考えて仕事をするものです。

 この「翌日の段取りを考える」クセが身に付くからです。

もう一つ、大事なことがあります。

それは、・・・。

 明日のブログに続く
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人の話を聞くときに、してはいけない仕草

2020年11月02日 | 
 ちょっとしたことだけれども、人の話を聞くときに心がけている仕草がある。

 それは、「ポケットに手を入れない」「腕組みをしない」である。

 つい癖でポケットに手を入れたり、腕組みをしたりするときがある。

 (なるべくしないようにしているのだが・・・。)

 しかし、誰かが話しかけてきたら、すぐにポケットから手を出す。

 腕組みはやめて、手は体の前に持ってくるようにしている。

 ちょっとしたことだが、聞く立場に立てば、とても重要である。

 時々他の人が話をしているのを、そばで見ることがある。

 聴き手がポケットに手を入れているときがある。

 腕組みをしているときもある。

 そばで見ていて、話し手は「話しづらいだろうなあ」と感じる。
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野口芳宏先生から教えて頂いた習慣・・・名前を書く

2020年09月12日 | 
 国語科授業の名人である野口芳宏先生には、若い頃から研修会や懇親会の席でたくさん学ばせて頂いた。

 自分の思想や指導技術は、野口先生の影響をかなり受けている。

 おかげで幸せな教員生活を送ることができている。



 野口先生からは、思想や指導技術だけでなく、習慣からも学ばせてもらった。

 その1つが、「持ち物に名前を書く」である。

 筆記用具はもちろん、ノートにも電子辞書にも名前を書いていた。

 達筆で「野口芳宏」と。



 影響を受けて、自分も持ち物には名前を書くようにしている。

 普段使っている4色ボールペン、その他の蛍光ペンから名前ペンまで、ペン類にはすべて書いている。

 A4サイズのシステム手帳にも、ファイルにも、バインダーにも書いている。

 靴にも(内側の目立たないところに)書いている。

 携帯電話には、名前と自宅の電話番号を書いている。

 とにかく物を買ったら、名前を書いてから使用するようにしている。


 この習慣を身に付けることによって、いいことがあった。


 まず、名前を書くことで、愛着が湧く。自分の愛用品だという意識がもてる。

 モノを大事にするようになったと思う。


 また、かなり無駄遣いが減った。

 名前を書いた物をなくすことが殆どない。

 多くの時間を学校現場で過ごしている。

 もし、筆記用具やバインダーなどを、どこかに置き忘れたとする。

 ほぼ確実に、自分のところに戻ってくる。

 もし、名前を書いていなければ、戻ってくることはないだろう。

 大勢が過ごしている場では、持ち主不明で処分されてしまう。

 名前を書いているおかげで、物をなくさず、長持ちさせて使うようになった。

 余計な買い物をすることもない。

 
 「持ち物には名前を書く」

 素晴らしい習慣を教えて頂いた。
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履き物揃えができる子を育てるために、教師がとるべき行動

2017年04月19日 | 
 学級担任をしていた頃、靴並べ、履き物揃えの指導を重視していた。

 靴箱の靴を揃えられる子になってほしいと願っていた。

 そのために、自分がとっていた行動は、次である。

 「職員室と教室の行き帰りの際は、靴箱を通るルートを使う。」
 
 少なくとも朝と帰りの2回以上は、通るようにしていた。

 朝は、外で履く靴が並んでいるかを見る。

 夕方は、子供達が帰った後、室内でと買っている履き物が揃っているかを見る。

 履き物が揃っていなければ、揃えてあげる。

 時には、次のように言うこともあった。

 朝、教室に着いたら、

 「自分の履き物が揃っていますか?自信がある人?自信がない人?」
 
 「自信がないなあ、不安だなあ、という費とは、今から靴箱に行って確かめてきなさい。」

 

 履き物を綺麗に揃えられる子に育てるためには、実態がつかめていなければならない。
 
 そのためには、靴箱を見る習慣を教師が身につければよい。

 靴箱を通るルートを使えば、自然と身についていく。
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3つの躾は大人にとっても大事

2017年03月14日 | 
この躾が徹底できたら子育ては大丈夫」をテーマにして書いています。

 
1 朝の挨拶ができる

2 返事ができる

3 椅子、靴を揃えられる。

 この3つの躾が重要なのは、子供に対してだけではありません。

 大人にとっても重要だと考えています。



 この3つが徹底して指導できる教師や保護者は、指導力があります。指導力のレベルが高いです。

 学級の子供達の挨拶、返事、履き物揃えなどがよくできている学級の担任は、指導力があります。





 徹底して指導するには、次のような手立てや技能が必要になります。

○ 児童の実態を把握する力

○ 躾がなぜ重要かという意義を語れる力

○ どのようにして挨拶をすればよいかを教える力
 「言って聞かせ、やって見せて、やらせてみて、褒める力」

○ どれくらいできているかを見届ける力
 (見届けることで、次の手立てを打てます。)

○ 粘り強く指導し続ける力

 これらのよさを持っている教師であることが分かります。

 

 逆に言うと、これらの躾を徹底して指導できるようになるにつれて、教師や保護者の指導力も高まっていきます。
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なぜ椅子を入れるのが重要か

2017年03月13日 | 
 「この躾が徹底できたら子育ては大丈夫」をテーマにして書いています。

 今回は「なぜ椅子を入れるのが重要か」に関して書きます。

 「椅子を入れる」というのは、「席を離れる時は、椅子を机の下に入れる」という躾です。


 靴揃えと同じで、ものとのつきあい方の基礎となるからです。

 また、正整美(正しく整った美しさ)を子供達に味わわせることができるという点も同じです。


 ただ、椅子を入れるという躾には、「利他」の視点も入ります。

 椅子を入れることで、教室では、通り道が広くなります。

 教室内の移動がしやすいです。

 逆に、椅子を出しっ放しにしていると、通路がふさがれてしまい、周りの人は移動しにくいです。


 「席を離れる時は、椅子を机の下に入れる」という行動ができる人は、利他の心が育っている子です。

 逆に言うと、椅子を出しっ放しにしている子は、周りの人が迷惑であるという気づく力が低い子です。鈍感な子です。


 周りの人に配慮できる人に育てるためにも、「席を離れる時は、椅子を机の下に入れる」という躾が重要だと考えています。
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なぜ「椅子、靴を揃えられる」のが重要か

2017年03月10日 | 
 「この躾が徹底できたら子育ては大丈夫」をテーマにして書いています。

 前回「返事がなぜ重要か」の続きです。

  
なぜ「椅子、靴を揃えられる」のが重要か、

 今回は靴揃えに関して書きます。

 それは、大きく言って2つあります。

 1つめは、ものとのつきあい方の基礎となるからです。靴というものを通して、子供にはものとのつきあい方を教えることができます。

 挨拶や返事は、人とのつきあい方でしたが、「靴を揃えられる」というのは、ものとのつきあい方の第一歩です。

 つまり、整理整頓をする習慣の土台が作られていきます。

 靴揃えも満足にできないようでは、ほかのものとのつきあい方も下手になり、部屋の中はいつも乱雑に散らかっていくことでしょう。



 もう一つ、重要な点があります。

 それは、正整美(正しく整った美しさ)を子供達に味わわせることができるという点です。

 芸術的な美しさを味わわせる前に、正しく整った状態を美しいと感じさせる感性をはぐくむことが重要になります。

 履き物揃えを徹底して指導していくと、綺麗に揃えられた履き物を見て「綺麗だなあ」と感じられる感覚が身についてきます。

 この感覚をもとにして、土台にして、芸術的な美しさも感じられるようになると考えています。

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返事がなぜ重要か

2017年03月09日 | 
前回「朝の挨拶が、なぜ重要か」の続きです。

 返事ができる人は、人から好かれます。もっともっとこの人と話をしていたいという気にさせます。

 挨拶が主に「攻め」のコミュニケーションだとすると、返事は主に「受け」のコミュニケーションといえます。

 相手よりも先に進んで行う挨拶と比べると、返事は、相手に名前を呼ばれて行うので、「受け」のコミュニケーションであるといえます。

 「受け」のコミュニケーションも、とても大切で、しっかりと「ハイッ」と返事ができると、相手は「受け入れてもらえた」という安心感を味わえます。

 そうすると、もっとこの人と話をしたいという気になります。

 逆に、返事ができない人とは、コミュニケーションを積極的にとろうとは思いません。

 だんだん寂しい思いをしていきます。

 


 もうひとつ、人によって返事の仕方を変えたりするような人は、信用されません。人によって応対が変わるのを周りはよく見ています。

 誰にでも気持ちよく返事ができる人は、だれに対しても平等に、公平に接することができる人だと考えています。
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朝の挨拶が、なぜ重要か

2017年03月07日 | 
 前回「この躾が徹底できたら子育ては大丈夫」の続きです。

 朝の挨拶が、なぜ重要か。

 それは、「人とのつきあい方の基礎」となるからです。

 挨拶をするには、

 1 相手に気づく。

 2 聞こえる声で挨拶をする。
 
 3 笑顔を見せる。言葉掛けをする。

 この行動は、人とのつきあい方の基礎となります。

 できなければ、ほかの人付き合いの力も低いです。

 

 挨拶ができなくても、いい人はいます。いい子もいます。

 ただ、人付き合いという点では下手です。周りの人を不快にさせてしまうこともあります。

 結局、自分が不幸になります。



 大人も子供も、ストレスの大きな原因は、人間関係にあります。

 その人間関係を円滑にし、幸せな毎日を送らせるためにも朝の挨拶は重要だと考えています。



 朝の挨拶は、当たり前のことなのだけれども、できていない人はいます。

 自分も、挨拶を確実に、気持ちよくできるように心がけているところです。



 自分が気をつけていること

 例えば

 ・ なるべく先に挨拶をする。

 ・ 張りのある明るい声で挨拶をする。

 ・ 相手を見て挨拶する。事務仕事をしていても、挨拶する時は手を止めて相手を見る。

 ・ 名前を呼んで挨拶する。「○○君、おはよう」

 ・ 一言付け加える。「髪切ったの?」「今日も元気だねえ」「明日は誕生日ですね」

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この躾が徹底できたら子育ては大丈夫

2017年03月06日 | 
 教育の世界では、3つの躾が重要であると言われています。

1 朝の挨拶ができる

2 返事ができる

3 椅子、靴を揃えられる。

 この3つができる子は、

 勉強ができる子になります。

 運動ができる子になります。

 何より、友達とのコミュニケーションが上手にとれる子になります。

 やってみれば分かります。上の3つができるようになればなるほど、頭も体も心も成長します。



 例えば、1の朝の挨拶については、人より先に挨拶できている子は素晴らしいです。

 また、家族や友達、先生に挨拶できる子はもちろん素晴らしいのですが、近所の人にも先に挨拶できる子は、優秀です。

 少々眠くても、不機嫌にせずに、明るい挨拶ができる子は、強い子です。


 2つめの返事ができる子は、素直な子です。

「はい」ではなく、「はいっ」と小さい「っ」をいれて返事ができる子は、周りの人から好かれます。


 3つめの椅子、靴を揃えられる子は、整理整頓が上手になります。

 テストなどのうっかりミスも少ない子です。 

 学級担任をしている時も、親としても、この3つの躾は粘り強く教えました。できるようにさせました。

 この3つの躾ができるようなればなるほど、学級の雰囲気は、明るく、柔らかくなっていった気がします。

 

 何故この3つの躾が大事なのかが、最近少しずつ分かってきました。

 次回からその理由を書いていきます。

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靴並べにもレベルがあります。

2017年02月02日 | 
 前回の「靴並べの指導はこのようにしていました」の続き

 履き物揃えについては、こんなことも言っていた。






 靴並べの学習をしましたよね。この靴並べにも、できるようになるレベルがあります。

 レベル0は、並べようとしない人です。靴に限らず、道具の使い方が上手にならない人です。

 レベル1は、時々並べる人です。

 レベル2は、気をつけていつも並べている人です。

 レベル2になったら、素晴らしいですよね。きっと靴以外の道具の扱い方も上手になる人です。



 しかし、君たちには、レベル3を目指してほしいのです。

 レベル3は、気をつけなくても並べている人です。気づかないうちに並べてしまっている人です。何も考えなくても自然と靴を並べる動きが身についている人です。

 

 例えば、「今日は、靴箱の靴が並んでいますか?」と聞かれて、「どっちだっけ?並べたのかなあ?」

 と考えたとしても、靴箱に行ったら、ちゃんと並んでいる人です。

 今、レベル2の人が殆どだと思いますが、レベル3にまでなっている人もいます。

 ぜひ、全員レベル3を目指しましょう。






 と、こんなことを言っていた。靴並べを習慣にしてしまえば、その後もずっと子供達は幸せになる。
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靴並べの指導はこのようにしていました

2017年02月01日 | 
 昨日は「履き物揃えで見えてくる」を書きました。

 では、自分はどのように履き物そろえの指導をしていたのか?思い出しながらまとめてみます。次の通り。

 (4月当初、次のように指導します。)



 人は道具を使う生き物です。実に多くの物を使って生活していますよね。

 その道具を上手に使える人は、勉強もできるようになるし、スポーツもできるようになります。気持ちよく、楽しく生活できるようになります。

 道具を上手に使えている人かどうかが、すぐに分かる場所があります。それはどこでしょう。毎日使う場所です。朝と夕方、昼休みも使うことが多いですね。そこはどこでしょう。

 そうです。靴箱です。靴箱の靴を並べるのは難しいですか?そうですよね。難しくはありません。

 ただ、その簡単な靴並べができる人は、ほかの道具の使い方も上手になる人です。

 逆に、靴並べすらできないような人は、ほかの道具を上手に使えるようにはなりません。

 では、今から靴箱に言って、靴の並べ方を学習しましょう。

(実際に靴箱に連れて行く。)

 自分の靴は綺麗に並んでいますか?(自己評価をさせる。)



 とっても綺麗に並んでいる靴、少し乱れている靴がありますね。

 ところで、靴は、靴箱の中に、どのようにして並べるのですか?

 そうですね。中央に、靴のかかとを靴箱の端に揃えて並べます。こうすると、靴が取り出しやすいです。綺麗です。(と言って綺麗に並んでいる靴を例として見せる。)

 では、自分の靴を綺麗に並べたいという人がいますよね。では、○人ずつ自分の靴を並べます。

 (全員並べ終わったら)

 靴を見てごらん、綺麗に並んでいますね。こんな風にいつも並べることができる人は、ほかの道具や物を上手に扱えるようになる人ですよ。


 こんな指導を4月の学級開きの初日、もしくは2日目までにしておく。後は、放課後かならず担任は靴箱を見てから帰るようにする。

 並んでいない靴があれば、担任がそっと綺麗に揃えてあげる。綺麗に並んでい気持ちよさを味わってほしいからである。

 あまりにも毎日並んでいなければ、翌朝伝える。「靴が並んでいなかったから並べたよ。今日から並べるようにしようね。」放課後帰る前にもう一度言う。「靴を並べようね。」

 並べていたら、翌朝褒める。もし並べていなければ、今度は担任と一緒に並べに行く。並べ方の練習をもう一度する。

 こんな指導を続ければ、2~3ヶ月もしないうちに、学級の靴箱は、綺麗に並んだ靴ばかりになる。

 
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履き物そろえで見えてくる

2017年01月31日 | 
 履き物そろえができる人は、物とのつきあい方がうまい人である。

 整理整頓の基礎が身についている人だと言ってもいい。



 履き物そろえができている人は、自分の心と体をコントロールできる人である。

 履き物を脱いだ時に、一瞬立ち止まって履き物を揃えるという行動ができる人は、衝動的な行動が少ない。



 逆に、履き物を揃えられない人は、衝動的な行動をする傾向がある。特に子供はそうである。

 履き物を揃えない子は、揃える子よりも「廊下を走る」「テストのうっかりミスが多い」「字が乱雑」「机の中が整理整頓されていない」などの傾向がある。



 学校では、学校全体の靴箱を毎日見ている。そこで見えてくるのは、履き物そろえができているクラスは、学級の雰囲気もよいということである。

 逆に、殆どの靴が揃えられていないクラスは、いじめが起きていたり、学級崩壊に近い状態になっていたりすることが多い。


 さらに言うと、履き物そろえがきちんと指導できる学級担任は、ほかの躾についてもきちんと指導できているということである。挨拶、返事だけでなく、ノートの使い方などの学習の仕方に至るまで、きちんと指導できている。

 履き物揃えで見えてくる事実はいろいろある。



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現場教員としての願い・・・社会に出る前のハードルになる

2015年11月25日 | 
 学校現場で教員として働いていると、心配なことがある。

 それは、

「この子たちが社会に出て幸せに暮らせるだろうか」

と言うことである。



 小学校の教員であってもそれは考える。

 社会に出て幸せに暮らすためには何が必要かを考え、逆算すると、小学校段階では身に付けてほしい能力がある。

 小学校段階の「学力」はもちろんであるが、「人間関係の作り方(特に挨拶、返事、そして進んで周りの人を助ける気配り)」、そして「体力」である。

 

 社会に出たら、厳しい局面にたくさん出会う。その局面を乗り切るために義務教育段階でクリアーさせておきたい大事なポイントはいくつかある。



 特に挨拶、返事、基本的な言葉遣い・・・これらについては、社会に出る前のまず第一のハードルとして、教員である自分が立ちはだかりたい。

 自分への言葉遣いや挨拶、返事がクリアーできたら、社会に出てもまず大丈夫だろうというハードルである。

 社会に出た後のハードルは厳しい。

 まず自分が社会に出る前の大きなハードルになりたい。






 ・・・とまあ、こんなことを考えているから職場では「怖い先生」と思われるのかなあ・・・。
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