仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

若手の先生方の手助けをする3つの理由

2017年05月25日 | 修養
 若手の先生方の手助けをするのは大好きである。

 理由は、3つある。

 1つめは、「恩送り」のためである

 2つめは、自分のストレス解消のためである。

 3つめは、学びがあるからである。

 1つめの「恩送り」は、先輩方に受けた「恩」を後輩に送るという意味である。

 先輩方に助けてもらったおかげで、今の自分は、仕事が楽しい。小学校の教師を、楽しめるのは、先輩方が私を導いてくださったおかげである。

 受けた恩を先輩方にお返ししたくても、お返しできるものではない。とてもたくさんお世話になったからである。

 その代わりに、受けた恩を少しでも後輩に送ることはできる。先輩方も、きっとそれを喜んでくださると信じている。


 2つめの「自分のストレス解消」については、少し説明が難しい。

 困っている後輩は、若い頃の自分を思い出す。うまくいかないことだらけで、困ってばかりいた。

 そんな若者の困り感を、少しでも解消するお手伝いができると、自分もすっきりする。

 「やった」「できました」「わかりました」「できそうです」

 等の言葉を聞くと、まるで自分ができたかのように嬉しくなる。


 3つめの、「学びがある」については、聞かれたことで、自分はどんな考えで仕事をしていたかに気づかせてもらえるからである。

 例えば、「履き物揃えを子供達に指導するには、どうすればいいですか?」

 と先日聞かれた。

 「自分は、朝と夕方の少なくとも2回は、子供達の靴箱を見ていたよ。自分の履き物も子供達と同じ靴箱に入れて。」

 「並べていない子の履き物は揃えてあげるといいよ。」

 「時々、写真を撮って、印刷し、子供達にも自分の履き物の並べ方を自己評価させていたよ。」
 
 「時々、『今、自分の靴は並んでいますか?自信がある人は素晴らしい。自信がない人はいますか?並べてきなさい。』ということもあったよ。」

 等と話していると、

 「そうかあ、自分はそんなことを考えて、実践していたのだなあ。」と自分のしてきたことを振り返ることができる。

 まだまだ不十分で、できないことが多い自分にも気づかせてもらえる。

 

 だから、若手の先生方の手助けをするのは大好きである。
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ほんのちょっとした手立て

2017年05月17日 | 学級経営
 保護者からお悩み相談された。

 「うちの子は、学級通信をちゃんと見せてくれないんですよ。」

 「見ていない学級通信があるような気がして不安です。」

 それに対して、自分は次のように言った。

 「学級通信には、通し番号は書いてないんですね。」


  保護者によると、

 「はい、日付はあるけど、何号かは分かりません。」

 とのことである。

 

 幸い、担任は自分の知っている若い先生だったので、「通し番号を入れた方がいいよ。」とアドバイスをした。

 また、「学級通信をファイルに綴じさせているんでしょ?綴じたかどうか見届けるといいよ。」

 とも言った。

 

 「学級通信には、通し番号を書く。」


 「フィルに綴じたかどうかを見届ける。」

 これらは、ちょっとしたことだけれども、保護者と連携するためには、大切な手立てだと考えている。



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不登校や引きこもりの子供や若者達のサポートをしている方の講演

2017年05月10日 | 家庭教育
 今晩は、市内小中学校合同の家庭教育学級があった。

 不登校や引きこもりの子供や若者達のサポートをしている方の講演もあった。

 その講演が素晴らしかった。約60分間の公演があっという間だった。

 体験に基づく話、具体的な話は迫力があった。そして、それらの体験から得た教訓がまとめになっており、分かりやすかった。

 例えば、講師の方がこれまで見てきた不登校では、次のような原因、要因があるそうだ。

 
 不登校になる原因、要因

1 ゲーム、ケータイ、パソコンに依存している。(モノがあり、時間制限もない。)

2 父親不在(子供が家庭の頂点になっている)

3 「宿題をしていなかったから学校に行かない」が不登校の始まりであることが多い。

4 孤立した家庭(親は周りに相談できる人がいない)

 


 ほかにもなるほどと感じる学びがたくさんあった。


 
 欧米では、国を挙げて不登校対策をしている。日本は遅れているそうである。

 欧米で、国を挙げて不登校対策をしている理由をきいて納得である。

 理由は「将来の納税者を確保するため」ということだった。




 現場は、机上の空論では対応しきれない。

 例えば、「褒めて伸ばしましょう」と言うが、その結果、自分は有能だと勘違いする子も育つ。

 例えば、「子供の気持ちを尊重しましょう」と言うが、その結果、わがままな子供が育っている家庭もある。 バランスが大事で、褒めるのも叱るのも大事。

 


 「引きこもりやニートになっている若者の9割近くが子供の頃不登校だった」そうである。

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