仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

小さな我が子を抱きしめる幸せ

2022年06月09日 | 出産・育児

 産経新聞の「朝晴れエッセー」を読むのが楽しみである。

 

 本日のエッセーは、45才のお母さんが書いた作品だった。

 

 タイトルは「夢・6月9日」である。

 

 昼寝をしていたら、夢を見たそうである。

 

 今はもう中学生になった息子さんが、夢の中では6才ぐらいである。

 

 夢の中で「これは夢の中なんだ」と気づいた。

 

「あぁ、そうだ、確か息子はこんなに幼くなかった。」と、気づいたそのあとが、うらやましい。

 

 

 次のように書いてある。

 

 

 「それで、私は夢の中の息子に、「ギューッて抱きしめさせて」とお願いしました。満面の笑みで「うん!」と喜ぶ息子。私は、小さな息子をしゃがみこんで思いっきり抱きしめました。すると涙がどんどんあふれてきて目が覚めました。」

 

 

 分かる!小さな我が子を抱きしめる幸せは、格別である。

 

 

 さらにエッセーは、次のように続く。

 

 

 「大きくなってたくましく成長する息子の姿を見るのは幸せですが、あのころの息子にはもう会えない。そう思うと何とも言えない気持ちになったのです。」

 

 

 そうなのだ。

 

 あの幼かった我が子には、もう会えないのである。(うちの末っ子も中学3年生になってしまった。)

 

 

 そう思うと、切ない気持ちになるのは、私だけではないはずだ。

 

 歌人の俵万智さんは、この気持ちを見事に歌に表している。

 

 

 

 アルバムに 去年の夏を見ておりぬ この赤ん坊はもう どこにもいない

 

  (歌集「生まれてバンザイ」より  この歌集も素晴らしいです。親子っていいなあと思えます。)

 

 

 

 本日の朝晴れエッセーも傑作です。

 

 全文は、次のサイトでお読み下さい。

 

 

  朝晴れエッセー 「夢・6月9日」

 

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穏やかで、友達にも優しい子に育てるコツ・・・2つの習慣

2021年07月05日 | 出産・育児
 今から言うことは、主観である。

 穏やかで、友達にも優しい子、友達にも慕われる子には、次のような傾向がある。

○ おうちの人からよく抱っこをされていた(されている)。

○ 家族で墓参りをしている。 

 統計を取ったわけではないので、絶対そうだと言い切れるわけではない。

 ただ、これまで長く小学校の現場にいて、学級担任をしてきた経験から言えることである。

 家庭訪問で、おうちの人から「よく抱っこしています」といわれている子は、穏やかで優しい子だった。

 また、お彼岸の後に「墓参りに行った」という話題になったとき、墓参りをよくしている子は、穏やかで優しい子だった。

 因果関係はよく分からない。

 分からないけれども、不思議とそういう傾向がある。



 これから子育てをされる方には、オススメしたい。

 「1日に1回以上は、ギュッと我が子を抱きしめる。」

「春と秋のお彼岸には、お墓参りをする。」

 穏やかで優しい子に育つ可能性は高いと思います。
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名前の付け方で心配なこと・・・難読漢字の名前が多い。

2020年09月28日 | 出産・育児
 最近の名前について、少し心配なことがある。

 それは、「難しい読み方の名前が増えてきている」ということである。

 どんな名前があるかというと、次のサイトに詳しく載っている。

 「読みにくい名前、なぜ増える?

 どんな名前でも、我が子に幸せになってほしいという願いを込めてつけられているので、どれも良い名前ではあると思う。

 ただ、心配なのは、その子が大人になってからのことである。

 自己紹介をしたとして、相手がすんなりと覚えてくれるだろうか?

 名刺交換をする際は、名刺にルビを振らないと、読んではくれないだろう。

 漢字で書いた名前をすんなり読めない場合、周りで困る人も出てくるだろう。

 名前を漢字で書いただけでは、(ルビを振らないと)読めないというのは、本人も周りの人も困る事態が出てくるような気がする。

 すでに、小学校の現場では、漢字だけの名簿はない。

 必ずルビを振るようにしている。

 そうでないと読み間違える、もしくは読めないからである。

 これは、教育の場だから、間違って名前を呼ぶことがないようにという配慮をする。

 しかし、社会に出たときに、周りの人は、名前にルビを振ってはくれないだろう。

 繰り返すが、本人も周りの人も困る事態が出てくるのではないかなあ。

 こう考えるのは、自分が年をとったせいかもしれない。

 若い方の感覚について行けてないからなのだろう。
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反抗期のために、子供が荒れるような家庭にしないための手立て その2

2020年07月05日 | 出産・育児
  一昨日書いた記事「反抗期のために、子供が荒れるような家庭にしないための手立ての1つ」の続きである。

 反抗期であったとしても、子供が荒れないための手立てがある。

 それは、お手伝いである。

 決まったお手伝いの習慣がある子は、ひどい反抗をしないと考えている。

 お手伝いをしている子は、家族の一員として頼られている実感がある。

 手伝いをすることによって、家族が分担している家事の重要性や大変さが分かっている。

自分が家族にしてもらっていることへの感謝の念がもてる。

この感謝の気持ちがもてるかどうかは重要である。



 お手伝いをしない子は、家族から頼られているという実感がもてない。

手伝いをしていないので、家事の重要性や大変さも分からない。そもそも気づかない。

自分が家族にしてもらっていることへの感謝の念ももてない。
 
 家の中で「働く」「家族に貢献する」という経験が少なければ、依存心の強い子が育つ。依存心の強い子は、うまくいかないことがあれば、周りの人や環境のせいにする。

感謝の念がなく、依存心が強い子は、反抗期になれば荒れるだろう。
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反抗期のために、子供が荒れるような家庭にしないための手立ての1つ

2020年07月03日 | 出産・育児
 反抗期について調べてみた。

 Wikipediaによると、「反抗期は、精神発達の過程で、他人の指示に対して拒否、抵抗、反抗的な行動をとることの多い期間のことである。子供から大人へと成長する過程で誰もが通るものとされている。
 反抗期は2回あるとされ、幼児期の反抗期を第一反抗期(第一次反抗期)、思春期の反抗期を第二反抗期(第二次反抗期)としている。どちらも個人差が大きい。」

 とのことである。

 反抗期というのは、誰にでもあるのだろう。

 第二反抗期の主な行動・言動暴力的言動は、次である。
・ 人や物にあたる
・ 部屋に閉じこもる
・ 挨拶や返事をしない
・ 喫煙・飲酒

どれも、自分にも心当たりがある。そんな気分になった時期がある。

ただ、自分は、両親に対して、暴言を吐くことはなかったと思う。

 なぜかというと、朝から晩まで休日もなく、必死に働いている両親の姿を見ていると、とても暴言など吐けなかったからである。

両親は、専業農家である。

 朝は暗いうちから起きて、牛のエサやりをし、田んぼや畑で農作業をする。
 
夜は、暗くなるまで仕事は終わらない。

時には、市場に出荷しに行って、真夜中に帰ってくることもあった。

 毎日少なくとも12時間以上は働いていた。

そんな姿を見ていると、暴言などは吐けなかった。

 不機嫌な態度を親に見せることはあっただろうが、あからさまに反抗する態度は取れなかった。

 子供である自分も、時々農作業の手伝いをしていたので、その大変さもよく分かっていた。

 第二反抗期のために、子供が荒れるような家庭にしないための手立ての1つは、「親が必死に生きている姿を見せること」や「その手伝いをさせる」ことかもしれないと思う。
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我が子が学校のガラスを割った後の、母親の素晴らしい対応

2020年06月29日 | 出産・育児
 以前ガラスを割った子がいた。

 遊んでいて、ガラスの横にあった模様にめがけて、石を投げていたのである。

 ガラスに当たって割れた。

 幸い誰もケガしなかった。

 ガラスを割った子は、職員室に謝りに来た。
 
 正直に謝りに来たことをほめ、これからどうするかを考えさせ、確認して帰した。

 

 それから後、お母さんが子供を迎えに来た。

 その時に、ガラスを割ったという事実を知ったそうである。



 その後のお母さんの行動が素晴らしかった。

 職員室に親子で謝りに来た。

 深々と頭を下げ、「すみませんでした。」と謝る。

 学級担任のところにも謝りに行き、同じように深々と頭を下げた。

 
 素晴らしい対応だと感じた。

 悪いことをしたら、関係者のところに行って謝罪をするという姿を見せたのである。

 問題から逃げていない。

 人のせいにもしていない。

 きっとこの子は、お母さんが頭を下げるのをみて、ショックだったと思う。

 「お母さんに頭を下げさせるようなことを、自分はしてしまった。」と、思ったはずだ。

 自分が謝るよりも、ずっとつらかっただろう。

 「もう同じようなことはしない」と考えたはずである。

 また、悪いことをしてしまったら、お母さんのように行動することも学んだはずである。

 「問題から逃げない」

 「人のせいにしない」

 「心を込めて関係者に謝る」

こういうことをお母さんから学んだはずである。
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音読するだけで、我が子に躾の基礎知識が身に付く本・・・言葉と作法

2020年05月31日 | 出産・育児
 我が子に躾の基礎知識を学ばせたいなら、必読の本

 「言葉と作法

 音読するだけで、我が子に躾の基礎知識が身に付く。

 学級担任をしていた頃は、音読の宿題として、4ページずつ音読させていた。

 学校でも朝の会や国語科授業のはじめに、音読をしていた。

 保護者からは、大変喜ばれた。

 親が聞いても勉強になるからである。

 美しい日本語で書いてあるのもその理由だろう。



 1つの躾は2行構成でる。

 1行目に躾、2行目にその理由が簡潔に述べられている。

 例えば、

 1 挨拶は、仲良しになる第一歩
   挨拶をすれば楽しく、挨拶をされれば嬉しくなります。



 例えば、

9 お願いは、「すみませんが・・・」と言ってから。
相手の都合を伺うことが大切です。



 例えば、


7 訪問したら、「御免下さい。お邪魔いたします。」
  きちんと礼をして、はっきり言います。
 


 例えば、

8 前を通る時には、「失礼いたします。」
軽い会釈を添えましょう。



 音読するだけで、知識が身に付く。

 さらに、はっきり読むことで、脳が活性化し、国語力も身に付く。


 「言葉と作法」

おすすめの本です。

父親、母親が買ってもよいし、祖父母が孫のために買ってもよいと思う。

 子供が幸せな人生を生きるための基礎的な知識が身に付く。

 実行できるようになった子は、きっと周りの人からかわいがられ、愛される子tになるだろう。
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なぜこの3つの躾が重要か・・・親から見た重要性

2020年05月30日 | 出産・育児
これまでの続き

 躾シリーズ? 第8弾

 なぜ3つの躾を子供に身に付けさせるのか?

 それが親にとってどんな意味を持つのか?


 それは、「親の指導力が上がるから」である。

 3つの躾を身に付けさせるのは、実は容易ではない。
 
 3つの躾は、スポーツで言えば、基礎練習に当たる。

 野球であれば、キャッチボールや素振りである。

 柔道で言えば、打ち込み。

 バレーボールで言えば、サーブやレシーブ、トスといえるかもしれない。

 これらは、そのスポーツを支える根幹といえるモノで、うまくなるには欠かせない。

 そして、それらの動きが理にかなったものになるように指導できる人は、指導者としても優秀である。



 3つの躾を身に付けさせる間に、親は、次の指導の原則を身に付けていくはずである。

 「言って聞かせ、やって見せて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」

 人に何かを教える際には、このステップで教えるのが原則である。

 「言って聞かせる力」

 「やってみせる力」

 「やらせる力」

 「ほめる力」

 これらは、指導者としてとても重要な力である。

 3つの躾を子供に身に付けさせる過程で、親には、これらの力が付いているはずである。
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なぜこの3つの躾が重要か・・・子供から見た重要性 その3

2020年05月29日 | 出産・育児
躾シリーズ?第7弾

 世の中を生きていく上で、3つのつきあいがあると述べた。

 昨日と一昨日は、躾をすることが、1つめの「人とのつきあい」と2つめの「モノとのつきあい」の基礎を養うことになると述べた。


 今日は、「自分とのつきあい」である。

 ある意味、躾をすることの一番の意味は、この「自分とのつきあい」かもしれない。

「自分とのつきあい」というのは、自分を自分でコントロールできるということである。

挨拶、返事、履き物揃えをすることで、自分をコントロールできる子に育つ。


 自分のコントロールというのは、大きく分けて2つある。

 アクセルとブレーキである。

 成長していくというのは、「したいからするのではなくて、すべきだからする」ことができる人になることである。
 
 自分の心と体をコントロールできる人になることである。

 挨拶や返事をするというのは、アクセルを踏むということである。

 朝起きて、まだ体が本調子ではない。しかし、人に会ったら挨拶をしなければならない。

 どんな状況でも、「よし、挨拶をしよう。」というように、自分の心と体をコントロールすることにつながる。

 
 挨拶も返事も、時には面倒くさい気持ちになることがあるかもしれない。

 しかし、そういう気持ちに負けずに、挨拶や返事をすることで、心のアクセルを踏んで、行動できる子に育つ。


 履き物揃えや椅子を入れるというのは、ブレーキを踏むということにつながる。

 何も躾をしなければ、脱いだ履き物は揃えない。

 普通は、脱いだら、さっさと別の場所に行きたくなる。

 しかし、そこで、履き物揃えをすることで、心のブレーキをきかせることになる。

 揃えずに、別の場所に移動したい気持ちをこらえて、履き物揃えをするわけである。

 そういう子は、心のブレーキをきかせて、自分の行動をコントロールできる子である。


 このように、「なぜこの3つの躾が重要か?」を、子供から見た重要性で述べてきた。

 数回前のブログから書いてきているように、世の中を生きていく上で必要な「3つのつきあい」すべての基礎を養うことができるからである。

 1つめの、「人とのつきあい」

 2つめの、「モノとのつきあい」

 そして3つめの、「自分とのつきあい」

 躾を身に付けさせることで、これら3つのつきあい方の基礎を養える。

 幸せな人生を生きる力が付く。
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なぜこの3つの躾が重要か・・・子供から見た重要性 その2

2020年05月28日 | 出産・育児
 昨日の続き

躾シリーズ?第6弾

 世の中を生きていく上で、3つのつきあいがあると述べた。

 昨日は、1つめの「人とのつきあい」の基礎を養うことになると述べた。


 今日は、2つめの「モノとのつきあい」である。

 「3 脱いだ履き物を揃え、席を離れる時は椅子を机の下に入れる。」

 これができる子は、「モノとのつきあい」の基礎を養うことになる。

 自分が使ったモノ(履き物や椅子)をきれいに整えておくことができる子は、他のモノも丁寧に扱える子になる。


 逆を考えてみてほしい。

 脱いだ靴はバラバラで揃えない子、脱ぎっぱなしの子がいるとする。

 その子は、靴は揃えることはないが、他のモノは丁寧に扱っていると言うことがあるだろうか?

 今までにそんな子を見たことがない。

 履き物を揃えられない子というのは、他のモノの扱いも雑である。

 「脱いだ履き物を揃え、席を離れる時は椅子を机の下に入れる」という躾は、モノとのつきあいが上手になる基礎を養うことになる。

 

またまた長くなったので、続きは明日ということにします。
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なぜこの3つの躾が重要か?・・・子供から見た重要性

2020年05月27日 | 出産・育児
 躾シリーズ? 第5弾

なぜこの3つの躾が重要か?

 その理由を述べる。

 我が子に徹底させた方がよいという躾は、大きくいって3つ

1 朝起きたら親に挨拶をする。

2 名前を呼ばれたら、「ハイッ」と返事をする。

3 脱いだ履き物を揃え、席を離れる時は椅子を机の下に入れる。

 なぜこれらの躾が重要か、まずは、子供から見た重要性を述べてみたい。

 世の中を生きていく上で、3つのつきあいがある。

 1つめは、「人とのつきあい」である。

 2つめは、「モノとのつきあい」である。

 そして3つめが、「自分とのつきあい」である。

 大きく言って、この3つとうまく付き合えることが重要になる。


 まず1つめの「人とのつきあい」であるが、人とのつきあい方というのは、大きく言って2通りしかない。

 こちらから働きかけるつきあい方と相手の働きかけに応じるつきあい方である。

 こちらから働きかけるつきあい方というのは、言ってみれば「攻め」のコミュニケーションであろう。

 相手の働きかけに応じるつきあい方というのは、「受け」のコミュニケーションといえるかもしれない。


朝の挨拶が気持ちよくできるということは、こちらから働きかけるの基礎を養うことになる。

 「攻め」のコミュニケーションの基礎を養うことになる。


 次に、「ハイッ」という返事が気持ちよくできるということは、相手の働きかけに応じるつきあい方の基礎を養うことになる。

 「受け」のコミュニケーションの基礎を養うことになる。



 挨拶と返事がうまくできない人を考えてみてほしい。

 そういうは、人付き合いがうまくできない。

 いい人なのかもしれないが、周りの人から評価されにくい。

 
 挨拶と返事の躾で、人とのつきあい方の基礎を養える。

 

長くなったので、続きは明日ということにします。
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「3 脱いだ履き物を揃え、席を離れる時は椅子を机の下に入れる。」子に育てるには、どうすればよいか。

2020年05月26日 | 出産・育児
 前回からのブログ「子育てが驚くほどうまくいくようにするには、この3つの躾を徹底させることが重要」の続きである。

 「挨拶」「返事」に続けて「履き物揃え」編である。

「3 脱いだ履き物を揃え、席を離れる時は椅子を机の下に入れる。」子に育てるには、どうすればよいか。

シンプルで、確実な方法がある。

 それは、

 「子供ができるようになるまでは、親が揃える」

 である。

2~3歳頃までは、子供の履き物は、親が揃えてあげる。

 「履き物は、揃えるものだ」というイメージが子供に定着する。

 定着すると

 「揃っていない履き物を見ると、違和感がある」

 というまでになる。

これは、子供が「正整美」(正しく整っていることの美しさ)の感性を身に付けたともいえる。

2~3歳頃まで親が並べ続けるのは、大変かもしれない。

しかし、その間だけやり続けることで、「履き物揃え」をしようとする感性は身に付く。


 揃えられるようになったら、揃え方を教えればよい。

 あとは、挨拶や返事の時と同じである。

 揃えていたら、ほめる。


「椅子を入れる」という躾も同じである。

 小さいうちは、親がしてあげる。

 自分でできるようになったらさせる。ほめる。


 これは、子供にとって一生ものの財産となる躾である。

 なぜこれらの躾が重要か、子供から見た重要性と親から見た重要性に分けて述べてみたい。

 以下、続く。
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「2 名前を呼ばれたら、「ハイッ」と返事をする。」子に育てるには、どうすればよいか。

2020年05月25日 | 出産・育児
前回のブログ「子育てが驚くほどうまくいくようにするには、この3つの躾を徹底させることが重要」の続きである。

 挨拶に続けて「返事」編である。

「2 名前を呼ばれたら、「ハイッ」と返事をする。」子に育てるには、どうすればよいか。

 これも、前回紹介した子育ての原則があてはまる。

 それは、

「子供は、親の真似をする」

である。

夫婦間で、お互いに名前を呼ばれたら「ハイッ」という返事をするのである。

 しかも、子供にして欲しい返事である。

どんなに不機嫌でも、名前を呼ばれたら「ハイッ」という返事をする。

 もし、明るく元気な返事を親が見せていたら、子供はその真似をする。

 もし、望ましくない返事を普段していたら、子供は必ずその真似をする。

 例えば、名前を呼ばれた後に、

 「何?忙しいから後にして。」とか、

 「何よ?」とか、

 「何?さっきから聞こえてるよ!」とか、

 「(不機嫌そうな声で)はあい。」とか、

 親が言っていれば、必ず子供は真似をする。

 
 子供から呼ばれたら、気持ちよく返事をすればよい。

重要なのは、「どんな時でも気持ちよく」である。

子供から「お父さん」と呼ばれたら、「どんな時でも気持ちよく」「ハイッ」と返事をする。

その姿を見せていれば、子供も必ず「どんな時でも気持ちよく」「ハイッ」と返事をする子に育つ。

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「1 朝起きたら親に挨拶をする」子に育てるには、どうすればよいか。

2020年05月24日 | 出産・育児
前回のブログ「子育てが驚くほどうまくいくようにするには、この3つの躾を徹底させることが重要」の続きである。

 「1 朝起きたら親に挨拶をする」子に育てるには、どうすればよいか。

 その方法を述べる前に、まず子育ての原則を紹介したい。

 それは、

「子供は、親の真似をする」

である。

 子供は、親の言ったとおりには(必ずしも)しない。

 しかし、子供は、親がやったとおりにする。

 親の真似をして成長していく。

 他にお手本がないからである。

 となれば、一番シンプルな方法は、

 「親が夫婦間で挨拶をしてみせる。」

 「親が祖父母に挨拶をしてみせる。」

 「親が近所に人に挨拶をしてみせる。」

 である。

 子供は、「朝起きたら人に挨拶をするのだな。」ということを真似する。

 自分自身も子供の頃、父親が運転する軽トラの横にいて、近所の人に父が大きな声で挨拶するのを見ていた。

 子供心にも、「近所の人には大きな声で挨拶をするものなのだな」ということを感じた。

 
 子供は、親に挨拶をするようになる。

 もし、しない時は、「朝起きたらお父さんとお母さんに挨拶をするんだよ。」(お爺ちゃんやお婆ちゃんがいればもちろんさせる)

「練習しようか。」「おはようございます。って言ってごらん。」

「おはようございます。」と可愛い声で言うだろう。

 そうすれば、ほめるのである。

 ギュッと抱きしめてもいい。

 「お利口さんだねえ。さすが○○ちゃんだね。」

 と言ってほめればよい。


 3歳を超える頃になったら、「お父さんお母さんよりも先に挨拶しようね。」と教える。

 先に挨拶するようになったら、ほめればよい。

 もちろん自分自身は、自分の父母に対しては、自分が先に挨拶するのを見せる。(それが癖や習慣になっているのが理想である。)
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子育てが驚くほどうまくいくようにするには、この3つの躾を徹底させることが重要

2020年05月23日 | 出産・育児
うちには、4人の子供がいる。

 一番下の子が中学生になるので、子育ても終わりに近づきつつある。

 


 さびしい。

 子育ては、とても楽しかった。

 もう一度子育てをしていた時期に戻りたいくらいである。

 ラクでは無かったけれども、充実していた。

 愛情を注げる相手がいるというのは、すてきなことである。

 

子育ては楽しかったけれども、それは、自分がどういう子育てをすればよいのかというアドバイスをたくさんもらえたからである。

 なかでも、特に重要なのが、「躾」である。

 たくさんあるのだが、厳選して、これだけは徹底させた方がよいという躾を教えてもらっていた。

 そのおかげで、子育てがどれほどスムーズにいったか分からない。



 徹底させた方がよいという躾は、大きくいって3つ



1 朝起きたら親に挨拶をする。

2 名前を呼ばれたら、「ハイッ」と返事をする。

3 脱いだ履き物を揃え、席を離れる時は椅子を机の下に入れる。




たったこれだけの躾が徹底できたら、他の躾もうまくできるようになる。

 不思議だけれども、子育てがスムーズになる。

この躾を提唱されたのは、教育哲学者の森 信三(もり のぶぞう)氏である。

(「もりしんぞう」と呼ぶ方もいるが、それは通称である。戸籍上は、「もりのぶぞう」である。)


 次回からは、どうやったらこの躾を子供に身に付けさせられるか述べてみたい。

 また、なぜこの3つができるようになると、他の躾も身に付くようになるのかも述べてみたい。

 複数回になるだろう。
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