仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

金メダルを目指す人の精神状態

2017年07月29日 | 修養
先日、井上康生全日本男子柔道監督の講演を聴く機会があった。

多くの学びがあったが、その中でも印象に残っている一言に、

「リオ五輪では、男子全員メダルを取りました。中でも、銅メダルを取った選手は、すごいと思います。」

金メダルの方がすごいのでは?と思ったが、その後の言葉を聴いて納得した。


「選手は皆、金メダルを目指して来ています。負けたら金メダルは取れません。銅メダルを取るには、負けた後も気持ちを切らさずに、1試合か2試合を戦わなくてはなりません。」

「私は、アテネ五輪では、負けた後に、気持ちが切れました。結局メダルは取れませんでした。」

「もう一度過去に戻れるなら、あの負けた後に戻って、もう一回納得できる試合をしたい。」

「一度負けた後も、金メダルを取れないと分かっていても、集中して銅メダルを取って選手は、すごいと思います。」


初めにアテネで負けた試合は、負けたなりに納得できる試合だったのだろうが、その後の試合は、そうでないのだろう。

それだけ気持ちを切らさずに試合をし続けるのは難しいのだろう。

頂点を目指す人でなければ分からない心理である。

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心に残る字の書き方

2017年07月18日 | 修養
 小学生の頃、学級担任の先生方が書く字はとても上手だった。

 黒板の字も、学級通信の字も、今の自分よりもずっと上手だった。

 ただ、印象に残っているのは、達筆ではなかった先生の字である。

 小学三年生の時、新採の先生がやってきた。大学を卒業したての若い男の先生である。

 そのI崎先生の書く字は、周りの先生方と比べて、上手ではなかった。

 ただ、そのI崎先生の書く字は、とても印象に残っている。書く字というよりも、その書き方が印象に残っている。

 黒板に向かってチョークを持ち、とてもゆっくり、丁寧に書くのである。

 その字は上手とは言えなかったが、とても見やすかった。ノートに一言書いてくださる字も、同様で、丁寧で見やすかった。

 丁寧に、見やすい字で書こうという気持ちがそのまま伝わってくる字だった。

 自分を振り返ると、黒板の字も、通知表に書く字も、若い時よりは上手にはなったかもしれない。(いや、きっと上手になっている・・・と思いたい。)

 ただ、若かったI崎先生のように、丁寧に、ゆっくり、心を込めて書いているかと考えると、とてもI崎先生の足元にも及ばない。

 今の若い先生方にもI崎先生の書く姿を見せてあげたい。きっと心に響くと思う。
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簡単でおいしい、スパイスで作るカレーライス

2017年07月12日 | 食・レシピ
 基本的には、夕食は自炊である。

 最近よく作っているのが、「カレー」

 カレーと言っても、種類が様々ある。

 本を読んで作っている。

 初め読んだのが、


 「いちばんおいしい家カレーをつくる

 作ったのが、この本に載っている「ファイナルカレー」

 ルウではなく、スパイスを使ったのは初めてだった。

 おいしかったのだが、自分には酸味が強すぎる。

 ただ、タマネギの使い方、炒め方などはとても参考になった。



 最近参考にしているのが、

 「カレー粉・スパイスではじめる 旨い! 家カレー

 こちらも勉強になった。

 カレー粉の便利さが分かる。最近もっぱらカレー粉を使うようになった。簡単でうまい。

 この本に紹介された中で「キーマカレー」がある。いつか作ってみたいと思っていたので挑戦した。

 難しいと思っていたけど、簡単である。しかもうまい。 


 週末は、家族のために大量に作り、喜んでもらっている。

 喜んで食べてもらうと、また作りたくなる。
 


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困難にも感謝する

2017年07月03日 | 修養
 鍵山秀三郎先生の本は、出たら必ず買って読むようにしている。

 実践を通して得た知恵を具体的に述べているので、どのページを読んでも勉強になる。

 最近読んだのは、これである。

 「困難にも感謝する

 苦労人の鍵山先生に相応しいタイトルと言えるかもしれない。

 帯には、次のように書かれている。

 「運の悪い人はいない」

 「人生の試練に打ち勝つために必要な力とは?『掃除の神様』が示す問題解決のバイブル」

 ・ 過去も変えることができる
 
 ・ 小さなつまずきが大きなつまずきを招く

 ・ 不満のない人は成長しない

 ・ みっともないことを市内

 ・ 見て見ぬふりをしない

 ・ 綺麗な会社は発展する

 

 自分は、この帯を見ただけでも中を読みたくなる。


 どのページも勉強になるのだが、今の自分にとってためになったのが、次のページである。

 掃除直後に次の場所を決める(p.162)

 掃除をした後、そのまま解散する光景をよく見受けます。それでは、せっかくの気づきも水の泡。少しでも掃除後の気づきを次回につなげる工夫がほしいところです。

 例えば、会社の一部分を数名で掃除したとします。その掃除のためには、少なからず時間と労力をかけて準備したはずです。掃除の手順、役割、人数の配置、道具の準備。

 また、作業をしながら気づいたことも多々あるはずです。「こちらから始めた方がよかったのでは」とか、「この道具があればもっと効率がよかったのでは」というようなことです。

 さらに、思ってもいなかった汚れに気づいたり、問題箇所を発見することもあるかもしれません。

 こうした気づきを、そのまま置き去りにするようなことを繰り返していては進歩はありません。大切なのは、その気づきを次回掃除の課題として生かす工夫をすることです。

 気づきは、掃除をした直後が最もよく研ぎ澄まされています。その気づきを、鮮度のあるうちに処理する。そうすることによって、次回取り組むべき課題がよく見えるようになるのです。

 「あとで、次回の掃除場所は検討しよう」ではなく、掃除が終わった直後に、次の作業場所を決めておくことです



 上記の文章を読んだ後、鍵山先生の実践の重みを感じた。

 きっと、この文章を書くまでには、「あとで、次回の掃除場所は検討しよう」という場面に幾度となく遭遇したことだと思う。その度に、「すぐに決めればいいのに」と感じたのではないだろうか。

 

 ところで、この文章が私の心に残ると言うことは・・・


 そうです。自分自身が、掃除の気づきを次回に十分生かせていないことに気づいたからです。

 たしかに掃除をしている時には、気づくことがたくさんあるのに、その気づきを次の掃除に生かし切れていない自分に気づきました。


 掃除だけではありません。

 仕事だって同じです。今やっている仕事のめどが付いたら、きっと課題も見えているはずです。その課題にを解決することが、レベルアップにつながります。

 掃除の仕事も気づきを次につなげるようにしようと気づかせてくれたページです。
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