仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

最近読んだ本「ひかりの魔女」「アルキメデスは~」「長生きしたければ座りすぎを~」

2017年12月30日 | 本と雑誌
 最近読んだ本は、次の通り。

 「ひかりの魔女」山本甲士 著(双葉文庫)

 凄いお婆ちゃんが主人公である。料理の達人にして書道の先生。

 何より、人のよさを引き出す名人でもある。

 この本を読むと、「言葉の持つ力」の素晴らしさを感じる。

 温かい気持ちになれる本。

 この本を読んで「立禅」にも興味が湧いてきた。



 「アルキメデスは手を汚さない」小峰元 著 (講談社)

 「アルキメデス」という言葉を残して女子高校生が死んだ。その葬式の場面から物語は始まる。

 初版が昭和48年だから、かなり昔の本である。

 昔の高校生って、こんな語り方をしていたの?という変な感想を持った。

 あまり自分には合わない本だった。

 それでも最後まで読み切ったのは珍しい。

 ・・・ということは、それなりに楽しめたと言うことかな?


 
 「長生きしたければ座りすぎをやめなさい」 岡浩一朗 著 (ダイヤモンド社)
 
 「座りすぎが万病の元」と書いてある。

 「座りすぎを防ぐために、30分間に1回は立ち上がりましょう」という提案である。

 これは、納得できる。

 本来は、腰骨がたった綺麗な座り方ができればよいのだが、「綺麗に座る」というのは、一つの「技」なので、習得するのは難しい。

 難しいという証拠に、電車やバスで座っている人を見るといい。綺麗な姿勢で座っている人は、100人に1人いるかどうかであろう。

 綺麗に座るのが難しければ、立つ回数や時間を増やせば手っ取り早い。

 どうやって立つ回数や時間を増やすのか、そのコツも書いてある。


 
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昭和と師弟愛 小松政夫著

2017年12月18日 | 修養
 小松政夫氏が師匠の植木等氏との師弟愛を描いた本がある。

 「昭和と師弟愛」小松政夫著 (KADOKAWA)

 そこには、うらやましくなるようなエピソードがたくさんあった。

○ スーパースターだった俳優の鶴田浩二氏が、無名の付き人時代だった小松氏に声をかけ、次のように言ったそうである。

「先日、植木等さんと話す機会があったんだが、昼休みの1時間、うちの小松が、うちの小松が、と、殆ど君のことを話されていたよ。」

 師匠の植木等氏は、無名だった弟子の小松氏を方々で紹介し、名を売っていたそうである。


○ 小松氏が、芸能事務所から独立する際は、上層部を呼んで、次のように言ったそうである。

「小松は辞めて独立するけれど、もし、おまえらが干すとか、意地悪するとか、そういうことがあればオレが承知しないからな。」

 
○ 小松氏のネタ、淀川長治氏の物まねをした際、「私、このネタばっかりですね。」と卑下するようなことを言った。その後に、植木氏に呼ばれて、こう言われたそうである。

 「この芸は、君が血を吐く思いで作った芸だろう。それを何で、“こればっかり”なんて言うんだ。誇りを持ちなさい。」


 叱られながら、励まされながら、弟子として心に残るエピソードが、たくさん書かれている。読み終わったとき、清々しい気持ちになれる本である。

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漢字小テストをさせるときの留意点・・・その2

2017年12月15日 | 国語
 予告した漢字テストの点数次第で、次回の漢字テスト対策の練習量を調節するようにした。

 漢字テストのできばえで、次回の漢字テスト用練習プリントが変わるのである。



 漢字テストが満点だった場合・・・次回の予告された漢字テストの練習は1回ずつ練習を書けばよいプリントにする。

 漢字テストが一問だけ間違いだった場合・・・「もう少し練習量を増やした方がいいよね。」・・・ということで、2回練習するところがあるプリントを渡す。

 漢字テストの間違いが2問以上あった場合、・・・「練習量を増やせば、きっと次は満点を取れるよ。」・・・ということで、4回練習するところがあるプリント渡す。


 子供達は、少ない練習量でも、すらすら書けるように練習してくる。
 
 なかには、1回書くだけでは足りないということで、すすんで2回以上練習しに来る子もいる。


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漢字小テストをさせるときの留意点・・・その1

2017年12月14日 | 国語
 今、小学四年生と五年生の国語の授業を受け持っている。

 毎時間、漢字の小テストをしている。だいたい10問である。

 漢字や音読は、少しずつでいいから、毎時間続けると力が付いてくる。

 それぞれ5分間程度であるが、力が付いてきたことを子供自身が感じている。

 昨年度までは、学期末の漢字テストで50点もとれなかった子が、今年はどの子も80点以上、90点以上とれている。

 「漢字を書く力が付いたねえ。」というと、「はい!」と嬉しそうに返事をする。


 毎時間行っている漢字の小テストだが、次のようにしている。

 前日に、どの漢字が出るかを予告する。(基本的には、二字熟語か送り仮名付きの漢字を一問として10問。)


 そして、これまでの自分の実践と違う点が、次である。

 「漢字テストは時間制限がある」

 二字熟語10問であれば、2分間である。つまり、1問あたり12秒となる。

 考えながら書いていたのでは、終わらない。

 分からないのにずっと同じ漢字を書こうとしてもだめである。


 普段の学習で漢字を使う場合、考えながら、思い出しながらでは、漢字は使えない。

 「すっと書けるようにならないと、漢字が書ける、使えるとはいえない。だから、すっと書けるようになるまで練習しようね。」と言っている。

 時間制限をすることで、すっと書けるようになるまで練習することを意識するようになってくる。


 その練習のさせ方も、去年と変えたところがある。

 (・・・それは、次回のブログで書きます。)
 






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