仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

日記の魔力

2006年02月12日 | 本と雑誌

 日記の魔力 表三郎著 サンマーク出版

 昨年の10月から読み始めて、やっと読み終わった。なぜこんなに時間がかかったかというと、寝る前に読む本の一冊だったからである。何冊もの中の一冊だったので、読み終わるのが遅くなった。

 今まで日記を薦める本を5冊以上は読んでいると思う。これまで読んだそれらの本にはなかった言葉がいくつかあった。次のような記述である。 

○ 日記は書くものであると同時に、いやそれ以上に、読むものなのだ。

○ 日記に感想を書く必要はない。自分がその日、とった行動を客観的に記録すればそれだけで十分なのだ。

○ マイナスはダメ、プラスの言葉を使え。

○ 過去のデータが少しずつ積み重なることによって大きなパワーになる。

○ 自分の日常に「書く値打ちがある」と思っているからだ。

○ 毎日書いている「起床何時」も「睡眠時間」も「グレープフルーツジュース」さえも書く値打ちがあると私は思っている。

 著者が日記に書く内容は、「日付」「起床時間と睡眠時間」「一日の行動を時系列に書く」「着想」だそうである。

 私も日記を書いている。私の場合、今村暁氏の「3分間日記」(かんき出版)をベースにしている。

 3分間日記の内容は次である。

①目標(長期目標+短期目標)

②やりたいこと

③今日の出来事

④今日の感謝

⑤成功法則・学びの言葉

①②を朝に書き、③~⑤を夜に書くのが3分間日記である。

 「日記の魔力」を読んで変わったのが、③の今日の出来事である。

 起床時刻や何時に何をしたかと言うことを書いている。③の今日の出来事を書く量が一番増えた。運動の内容、食事、体調の変化も書くようにしている。「熱っぽかった」「熱が下がった」「ジョギングを5㎞」というように書いている。

 自分の体調が前より分かるようになった。読み返すと結構おもしろい。自分がどんな考えで、行動をしているかが客観的に見えるからだ。これも続けることで力になっていくと思う。

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拒否できない日本

2006年02月12日 | 本と雑誌

 拒否できない日本 関岡英之著 文春新書

 「年次改革要望書」なるものの存在を初めて知った。

 アメリカから日本への改革案である。内政干渉である。内容を読むと、いかにも日本のことを考えて書いているように読める。しかし、よーく読むと、アメリカの都合の良いように日本に対して要望を出しているのである。敵ながら、あっぱれである。よく、国益というものを考えている。

 こんな要望は、日本人としては鵜呑みにしていけないということを教えてくれる良書である。実力主義の世の中をなぜアメリカが望んでいるかというと、アメリカの国益につながるからである。アメリカに対しても、用心して付き合うことが大切だということが分かる本である。

 読んでよかった。

 最後にアメリカに対して一言

 「ほっといてくれ」

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寝ずの番

2006年02月12日 | 本と雑誌

 寝ずの番 中嶋らも著 講談社

 中嶋らも氏の本を読むとホッとする。落語で言うところの「しくじり」の多い人や、変な人が普通に出てくるからである。 自分自身もしくじりの多い人間であり、変な人間である。だから、中嶋らも氏の本を読むと、生きているのを許されているような気がする。

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しゃぼん玉

2006年02月12日 | 本と雑誌

しゃぼん玉 乃南アサ 朝日新聞社

宮崎の椎葉村が舞台である。不良少年(青年?)が椎葉の人や自然に囲まれ、再生していく物語である。再生できたのかどうかは、実際に読んで確かめていただきたい。宮崎に住む人はもちろん、山村のある都道府県に住む人には、興味深く読めると思う。

 おもしろかった。

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国家の品格

2006年02月12日 | 本と雑誌

 国家の品格 藤原正彦著 新潮新書

 最近、藤原正彦氏の著書を4冊買った。そのうちの1冊である。

 日本人として、これからの日本を考えるには、とてもためになる本である。著者は、アメリカ、そしてイギリスでも学び、両方の国のあり方と比べて日本を考えることができる方である。線を引いたところがたくさんあった。紹介する。

○ 私は徹底した実力主義には反対です。終身雇用や年功序列を基本とした社会システムを支持します。

○ もちろん年功序列だけでは問題でしょう。非常に優秀な人は、何階級特進というような制度はあって当然だと思います。給与その他で特別待遇があっても良い。

○ しかし、基本は、年功序列とか終身雇用のような実力主義ではないものにすべきです。そうしたシステムがベースになっていると、社会が穏やかで安定したものになっていきます。安定した社会はくにの底力でもあります。

○ 本当に重要なことは、親や先生が幼いうちから押しつけないといけません。

○ 野に咲くスミレが美しいと言うことは論理では説明できない。モーツァルトが美しいと言うことも論理では説明できない。しかし、それは現実に美しい。

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齋藤スタイル 自分を活かす極意

2006年02月02日 | 本と雑誌

 2年くらい前に買っていて、読んでいなかった本である。今までの齋藤孝氏の本を凝縮したような一冊である。(マガジンハウス)

 齋藤氏の主張をダイジェストで知りたい人にはお薦めの一冊である。しかし、私は、一つ一つの主張ついて詳しく書かれてある本をじっくり読んだ方がおもしろいと思った。

 最近の齋藤氏の本でとてもおもしろかった本がある。それは、「上機嫌の作法」(角川oneテーマ)である。自分自身の心を如何に快適な状態にすればよいかが分かる本だった。

 おすすめは、「上機嫌の作法」の方である。

 「自分を活かす極意」に70点。「上機嫌の作法」に100点。

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