仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

ラジオ体操の動き・・・たぶん1%の人しかできていない正しい動きがこれ

2022年08月31日 | 体育

 ラジオ体操は、多くの団体や会社で行われている。

 簡単で、しかも体の多くの部位を動かせる。

 健康に資するという意味では、今も(これからも)大きな価値がある。

 

 ほとんどの人は、小学校で学んだ動きを大人になってからも続けていることだろう。

 その「小学校で学んだ動き」には、実はポイントを外している動きがある。

 一般の方々にとっては、ポイントを外した運動であってもいいと思う。

 体を動かす爽快感を味わってもらえれば十分だと思う。

 

 しかし、小学校の教員をしている方には、より正しい動きを意識していただきたい。

 なぜかというと、その教員が指導した動きが、そのまま大人になっても引き継がれるからである。

 

 「せめてこの動きは指導できるようになってほしい。」というポイントがある。

 とりあえず2つ紹介する。

 

1 背伸びの運動(1番初めの運動)

  イチニイの「ニイ」で、しっかり腕を上に伸ばす。(「ニイ」の段階で腕を下ろす人がいる。)

  「ニイ」で伸ばした後に、サンシで横に下ろす。

 この動きができると、背筋がグンと伸びている感じがわかると思う。

 この運動は、できている方もいると思う。

 しかし、次の運動は、ほとんどの小学校教員ができていない。

 これまで私た見た限り、できる人は1%くらいではないだろうか。

 

 

2 足を曲げ伸ばす運動(2番目の運動)

 かかとはほとんど床につけない。

 かかとをつけるのは、次の時だけ。

 「イチ イ サン ゴー ク シチ チ」の大きな文字の時だけ、一瞬かかとを床につける。

 かかとを床につけないので、ふくらはぎの筋肉をよく使っていることが分かると思う。

 なんとなく動いた時と、かかとをつけるタイミングを意識して動いた時とでは、かなり違うことに気づくのではないだろうか?

 (終わりに動画のリンクを貼っておくので、動きはそちらでご確認ください。)

 

 たかがラジオ体操と思うかもしれないが、正しく動くことができれば、それだけ運動効果は高い。

 小学校の教員であれば、初めてラジオ体操を学ぶ小学生に、より正しい動きを指導できるようになっていただきたい。

 なんとなく動いた場合と、ポイントを意識して動いた場合では、筋肉の使い方が違ってくることを比較させながら指導すれば、おもしろいと思う。

 

 正しく動けばそれだけ筋肉はほぐれ、筋力も高まる。

 運動効果、ダイエット効果は高まり、その動きは美しい。

 

 ラジオ体操は、動画を見て真似をするのが手っ取り早いかもしれない。

 動画はこちら・・・ラジオ体操の動画

 

 図解もある ・・・ラジオ体操の図解

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継続するためには、8割程度の負荷をかけて練習しましょう

2022年01月25日 | 体育

 先日「腕立て伏せの記録が伸びている・・・なぜできるようになるのか?・・・それは言葉力」を書いた。

 その後も毎日腕立て伏せをしている。

 連続141回、160回、165回、170回と、順調に記録が伸びてきた。

 1月21日に記録した170回が、現在の最高記録である。

 その後は、最高記録が出ていない。

 160回、130回、140回、また160回というように、記録が上下している。

 

 それはなぜか?

 それは、無理をしない練習に切り替えたからである。

 

 目一杯頑張れば、170回の記録は越せそうな気がする。

 しかし、きついのである。

 

 毎日頑張るのはきつい。(もう55歳になったし)

 

 一番重要なのは、継続することだと考えている。

 毎日目一杯頑張っていては、早々に練習をやめそうな気がする。8割〜9割の力で達成できる記録を伸ばす方が、継続できそうな気がする。

 

 というわけで、1月7日(金)に記録した85回の記録は、本日で160回という記録に更新できている。

 

 

 

 

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走る気持ちよさを味わわせる持久走の行い方

2021年12月04日 | 体育
 前回「持久走の目的は、「走る気持ちよさを味わわせる」でよいのではないか」を書いた。

 今回は、では、どうやって走る運動を行うかを書くことにする。

 ざっくり言うと、次のようにする。



○ 3〜6分間の時間、走る運動をすることを伝える。

 (時間は学年に応じて変える)

 (ねらいは「自分が気持ちよく走れる速さを見つける」ことであることを伝える。)

 (初めはゆっくり走り始めてもよいことも伝える)

○ 3〜5分間の時間を計る。
 (BGMの音楽を作っておくと、計測する手間が省ける。音楽の経過で時間もわかる)

○ 体育の時間の始めに走る運動を行う。


※ 高学年児童ならば、走った後に6秒間だけ脈を測らせるとよい。(手首や首筋などで)
 10倍した数が1分間の脈拍となる。自分の気持ちよく走れる速さは、どれくらいの速さの脈の時なのかがわかる。

※ 学習のまとめとして、大会を行うならば、タイム予測走をする。
 (決められた長さ(運動場○周)を走る時間を予想し、その予想タイムに一番近かった人をチャンピオンとする。)



 追記

 そもそも小学校学習指導要領開設体育編には、持久力を高める運動として、次のように書かれている。


低学年・・・一定の速さでのかけ足(2~3分)

中学年・・・一定の速さでのかけ足(3~4分)

高学年・・・無理のない速さで5~ 6分程度の持久走をする

 苦しさに耐えるような走る運動をするようには書かれていない。


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スポーツの適性を考えるときの1つの視点・・・オープンスキルとクローズドスキル

2021年07月10日 | 体育
 自分(または我が子)には、どんなスポーツが合っているのだろう?」と考える際の視点として、

「どんなスポーツをしているときが楽しかったか」が重要になる。

 もう1つ視点を持っておくと、さらに自分に合ったスポーツが見つけ出せるのではないだろうか。

 それが、スキルの視点である。




 運動能力には、大きく分けて2種類あると考えておくとよい。

 それは、オープンスキルとクローズドスキルである。



 オープンスキルは、他人やボールなどの他のものに合わせて動くキルである。

 目をオープン(開いて)して体を動かすスキルである。

 例えば、サッカーやバレーなどの球技全般、剣道などがある。



 クローズドスキルは、他のものに合わせるのではなく、自分自身の体をどう動かすかというスキルである。

 目をクローズ(閉じて)でも体を動かせるスキルである。

 例えば、体操、水泳、陸上競技などがある。



 同じ競技でも、空手の組み手は、オープンスキル、型はクローズドスキルが重要になってくる。



 「自分にはどんなスポーツが合っているのだろう?」と考える際に、次のように考える。

 これまで経験したスポーツのうち、どちらのスキルを主に使う競技が好きだったか?

 これまで経験したスポーツのうち、どちらのスキルを主に使う競技が得意だったか?
 
 また、子供であれば、どちらのスキルを使う競技の時に、生き生きと楽しそうにしていたか?



 こんな視点でスポーツを見ると、自分に合ったスポーツが見えてくると思います。

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逆上がりの補助具を活用する際の鉄則

2020年10月17日 | 体育
 以前、ブログに逆上がりの練習法について書いた。

 「逆上がりの練習では、この教具が現在一番効果が上がっている

 この練習で使っているのが、「鉄棒くるりんベルト」である。

 これは、逆上がりができるようになるための必須条件の1つ「へそと鉄棒を近づける」を補助してくれる。

 このベルト以外にも、同じような目的で作られたベルト式補助具がある。

 これらのベルト式補助具を使う際の鉄則がある。

 この鉄則が守られていなければ、効果はない。

 それは、「子供のへそと鉄棒の高さをなるべく同じにする」である。

 中・高学年児童になると、へその高さよりも高い鉄棒で練習しがちである。

 手で持ちやすいからである。

 しかし、へそよりも高い鉄棒で練習すると、効果はない。

 逆に、技の終わりにベルトに腰を引っ張られるような違和感を感じる。

 ベルトを渡す前に、次の指示をする。

 「なるべく自分のへその高さに近い鉄棒で練習しなさい。」

 この鉄則を守れば、安全に、着実に逆上がりができるようになる。
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泳げるようになるかどうかの目安になる能力

2020年07月22日 | 体育
 昨日、水泳指導で感謝された話を書いた。

 じつは、泳げるようになるかどうかの目安になる能力がある。

 それは、

 「伏し浮きが10秒できる」

 である。

 伏し浮きが10秒できるということは、

○ 顔が水につけられる。

○ 体に水が触れた状態で、リラックスできる。

○ 体に水が触れた状態で、呼吸を10秒止めることができる。

 という3つの条件をクリアーできることを意味する。

 この3つの条件をクリアーできる子は、45分間の指導で25m泳ぎ切ることもできる。(指導次第ですが)

 体育の場合、「この基礎的な動きができれば、この難しい動きも習得できる」というケースが多い。




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体育科指導の力量がすぐに分かるポイント その3

2020年03月24日 | 体育
 体育の授業を見て、すぐに力量が分かるポイントがある。

 その3つめは、「教師の立ち位置」である。

 子供達が運動をしている時、教師はどこに立つべきか?



 なるべく、外側に立つようにする。

 どういうことかというと、運動している子供達の外側に立つことで、全体を視野に入れることができる。

 逆に、子供達の中に入ることで、背中側にいる子供達の動きが見えなくなる。

 子供達が運動しているサッカーコートの中に入って指導していたら、教師の背中側にいる子供達の動きは見えない。隣のコートの子供はもちろん見えない。

 よいプレーをしても褒めることができないのである。



 もちろん、個別指導をする際には、中に入って指導する時もあるだろう。

 その時間は短くするべきである。

 中に入っての指導の時間が長くなると、他の子供の動きは見えなくなる。 

 特に、跳び箱運動をしている時などは、子供の動きが視野に入っていないと危ない。

 基本的には、子供達の集団の外側から集団を見て、必要に応じて中に入って個別指導をするというのが望ましい。



 そうそう、跳び箱運動の場合は、個別指導をしたい子供達の跳び箱は一番箸に置くようにしていた。

 そうすることで、開脚跳びの補助をしていても、視野の中には、運動をしている子供達全体が入っている。

 安全に運動できているかを確認しながら個別指導ができる。
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体育科指導の力量がすぐに分かるポイント その2

2020年03月22日 | 体育
 体育の授業を見て、すぐに力量が分かるポイントがある。

 その2つめは、「準備運動で何をしているか」である。

 一年間、同じ準備運動をしている学級もある。

 何かこだわりがあってやるならば良いが、惰性でやっている場合も結構多い。


 ラジオ体操を毎回やっている学級もある。(ラジオ体操には、やる意義があるが、いい加減なラジオ体操が多い)

 また、同じストレッチや体操だけをやっている学級もある。

 授業における教育活動には、意味があるはずである。

 毎回同じ準備運動でよいわけがない。

 

 例えば、器械運動ならば、マットや跳び箱などの場づくりをする。

 その後は、関節の可動域を広げる運動をする。

 手首や足首のストレッチである。

 そして、本時の運動の「下位の運動」を行う。

 「ゆりかご」や「倒立」「カエルの足打ち」などである。

 「下位の運動」のレベルが上がってくれば、本時の運動の成功率は必ず上がる。

 できる喜びを味わえる子が多くなる。



 例えば、水泳ならば、「けのび」「伏し浮き」「だるま浮き」などである。

 「だるま浮き」10秒ができる子は、25m完泳できる確率がかなり上がる。


 例えば、サッカーならば、一人に一つボールを持たせて、ドリブルしながら運動場を走る練習である。

 どの子もボールコントロールがうまくなる。



 準備運動一つとっても、やるべき内容は必ずある。

 本時の学習につながる前段階の運動をさせるべきである。


 その運動をさせずに、毎時間同じ準備運動をしている授業をみることもある。


 ちょっとしたことかもしれないが、「準備運動で何をさせているか」でも、授業者の力量は見えてしまう。
 
 
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体育科指導の力量がすぐに分かるポイント その1

2020年03月20日 | 体育
 体育の授業を見て、すぐに力量が分かるポイントがある。

 その1つめは、「運動する場の多さ」である。

 マット運動ならば、少なくとも3~4人に1つは、マット運動をする場がほしい。

 (30人の学級ならば、10カ所くらいとなる。)



 理想と反対なのが、場が少なくて、子供の人数が多い場合である。

 そんな体育の授業を見ると、「子供がかわいそうだなあ」と感じてしまう。

 時々、10人くらいで1つの場を使っている場合がある。

 運動したら、次に自分の番が回るまで、長く待たないといけない。

 そんな体育の授業だと、運動量がかなり少なくなる。

 運動量が減るので、満足感を味わえないし、うまくもならない。



 逆に、1つの場につき、3人くらいだったとする。

 マット運動の技を終えたら、また開始する場所に戻るわけだが、その時には、もう自分の順番がやってくる。

 すぐに運動できる。

 運動量だけを見れば、1人に1つの場で良いのだが、お互いの技を見たりアドバイスをし合ったりすることを考えたら、3人に1つの場が理想的である。

 そんな体育の授業を見ると、「いっぱい運動できる子供達は幸せだなあ」と感じてしまう。
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逆上がりができるようになる指示の言葉 その2

2020年01月29日 | 体育
 前回の続き

 逆上がりができるようになる指示の言葉は、次の通り。

 「蹴ったら後ろの○○を見なさい。」
 
 後方に一人友達を立たせても良い。「蹴ったら後ろにいる○○ちゃんの顔を見なさい。」と言えば良い。

 近くに友達がいなければ、後方にある目印になるモノを見るように伝えれば良い。

 この指示は、どんな場合に使うかというと、「後方への倒れ込みができていない場合」である。

 後方への倒れ込みができていない子というのは、蹴った後に、真上の空(天井)を見ている。回転が止まっている。

 蹴った後に真上の空を見ているようでは、蹴ったことにより生まれた回転にブレーキがかかってしまう。

 上体を後方に倒さなければ回転しない。逆上がりができるようになるには、回転が必要である。

 そこで、「蹴ったら後ろの○○を見なさい。」という指示が有効になる。
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逆上がりができるようになる指示の言葉 その1

2019年12月16日 | 体育
 逆上がりができるようになる指示の言葉がある。

 それは、

「この帽子を蹴るようにしなさい」

である。

 地面を蹴った後の脚が、空に向かって高く上がるようなら、成功率は高くなる。

 そのための目印が、「帽子」である。

 ただ、苦手な子は、脚が高くまであがらない。

 そこで、ちょっと頑張れば届きそうなところ(空中)に帽子を置く。

 脚が帽子に少しでも当たれば、褒める。

 「すごい、今の蹴りはよかったよ。今度はここ!」

 と言いながら、もう少し高くまで帽子をあげる。

 この連続で、子どもの頭上まであげた帽子を蹴れるようであれば、かなり成功率は高い。
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逆上がりの練習では、この教具が現在一番効果が上がっている

2019年12月09日 | 体育
 最近の昼休みは、子どもたちと逆上がりの練習をしている。

 使っているのが、「鉄棒くるりんベルト」である。

 このベルトを使うのが、今のところ一番成功率が高い。
 
 しかも、苦手意識を持つ子どもたちが、自ら進んで練習したくなる仕掛けがある。

 その仕掛けとは、目盛りである。

 苦手なうちは、鉄棒と体がなるべく近づくようにベルトの長さを設定する。

 上手になると、鉄棒から体が離れてもできるようになる。

 その離れ具合が自分でも分かるように、色分けされた目盛りが付いているのである。

 だから、自分自身で、自分がどれだけレベルアップしたかが分かる。

 目盛りがスモールステップの役割をしているのである。

 前回よりも自分がどれだけ上達したかが分かるので、次の日も挑戦したくなる。

 毎日のように昼休みは運動場に出て行き、子どもたちと一緒に練習している。

 できるようになるのを楽しんでいるのが分かる。

 仕事があって昼休みに運動場に出るのが遅くなった日等は、職員室まで子どもたちが迎えに来るほどである。

 「鉄棒したいの?そんなに? しょうがないなあ、じゃあ行こうか。」

 等と言いながら(ニコニコしながら)運動場に出て行く私である。
 






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跳び箱運動で安全に運動させるための指示とは何か。・・・続き

2018年12月20日 | 体育
 昨日の「跳び箱運動で安全に運動させるための指示とは何か。」の続きである。

 それは、「安全な着地」である。
 
 具体的に言うと、「着地後に3秒静止できる着地」である。

 3秒静止できない場合は、不安定な着地である。

 足がズレるだけならまだしも、手をマットに着いたりするような場合は、その前の動きも安定していない。だから、美しくない。

 その前の動きというのは、跳び箱への着手や踏切である。着手の手が前後にズレていたり、踏みきりの足がズレていたりする。

 美しくないし、安全な跳び方とも言えない。

 安全に運動させるためにも、3秒静止できる着地を目指すように指導している。
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跳び箱運動で安全に運動させるための指示とは何か。

2018年12月19日 | 体育
 跳び箱運動などの器械運動の授業では、安全第一で指導しなければならない。その次に運動量や技能の習得、コツの発見、友達との協力といった視点も重視しなければならない。

 安全を重視するためには、児童には学習の決まりを示さなければならない。

 跳び箱運動の第1時で示したのは、次である。開脚跳びの練習の時間である。


 「前の人がマットから降りたら、次の人はスタート」(ぶつかる事故を防ぐため)

 「マットから降りてスタート地点に帰るときは、跳び箱の右側を帰る」(すべての跳び箱の帰り方を統一することで、ぶつかるリスクを減らすため)


 指示するだけでは、全員に理解できるかどうかが不安である。

 そこで、3人の子に代表として出てきてもらい、開脚跳びの練習をしてもらった。

 マットから降りてから次の人はスタート、マットから降りた人は、全員跳び箱の右側を帰るところを見てもらった。
 
 
 これで、殆どの子は理解できる。3分間練習しながら、ウォーミングアップをしてもらった。

 全員がぶつからないような跳び方、帰り方ができていた。




 このあと、ある指示を出すことによって、より安定した跳び方ができるようになった。綺麗な跳び方ができるようになった。

 「ある指示」とは、どんな指示か・・・。

 
  
 続きは次回のブログで・・・。

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平泳ぎが早く泳げるようになるための指示

2018年07月10日 | 体育
 平泳ぎをしている子を見て、もったいないなあと感じるときがあった。

 それは、ピッチが速すぎるときである。速く泳ごうとするあまり、体が伸びきる前に、次の動きを始めてしまう。

 そんな子には、次の指示をするようにしている。

 「キックの後、一瞬だけ、けのびの姿勢をとりなさい。」

 このようにいうと、一瞬ではあるが、手が前に突き刺すように伸び、足も一直線に後ろへ伸びる。十分なキックが生まれる。

 これで、泳がせると、ベストタイムが出ることが多い。

 

 それでもけのびの姿勢がとれない子がいる。

 そんなときは、次の練習をさせる。

 

 「25m泳ぐのに、何回で泳ぐか数えておきなさい。後で、何回だったかを先生に教えなさい。」

 16回前後という子が多い。

 「次は、今数えた回数よりも、1回でいいから少ない回数で泳いできなさい、また教えてね。」

 と言って練習させる。

 回数を減らすように伝えることで、しっかり伸びるようになる。けのびの姿勢で綺麗に伸びている。

 この練習や指示の後は、殆どの子のタイムが向上した。
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