Kitchen Troquet(キッチントロケ)食堂 Licht(リヒト)通販ベイクショップ

中目黒の小さな食堂。
2011開業から今までのこと、日々のこと。
2018から通販専門ベイクショップも始めました。

トロキチができてから現在までのぐるぐる

2012年02月23日 | 考えたこと
ところで・・・


トロキちも、最初からこのよーな

めにう体制になるときめて

いたわけではありません。



当初は、カルパッチョいいなー 

とか

和風な小鉢とかどうかなー

とか

考えていたのですが


時期は夏でしたし

ラーメン以外のお客さまが

すくないなか、

いつ来ても食べていただけて

ロスがでにくいもの・・・


と考えて、削っためにうも

いろいろあります。

誕生してすぐ消えたものも

あるし、

誕生まえに消えたものも

あります。



結論としては、

食材のブレがなく、

(1年じゅう入荷可能なもの。

 から揚げ用のお肉とか、

 コロッケ用のじゃがいもとか)

調理のブレもすくなく、

ある程度の量を一度に

しこめるもの・・・


そして一番だいじ・・・

ランチタイムのオペレーションにも

組み込めること・・・



ということで、めにうを作っていった

けっか、


定食のリクエストが増え、

定食のお客様がつき、


お料理のリクエストが増え、

たいちょお得意の洋食めにうができ、


揚げ物以外のリクエストが増え、

煮もののめにうができ、


お肉以外のリクエストが増え、

お魚を導入し・・・




現在にいたる・・・



最近では、いらしたことのない方から

食事会のご予約をいただくことも

あります。


紹介のばあいもありますし

そーでないこともあるようです。


ちなみに昨夜いただきました

ご予約のお電話・・・

とちうで切れてしまい

ましたので

ご予約完了しておりません・・・

(お名前もうかがっておりません・・・)


もし、これをご覧になっておられましたら

再度お電話おねがい致しますm(_ _)m



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大きなレモンや、人参や、紫いもや、キャベツについて

2012年02月23日 | 考えたこと
またまた、前回とおなし

とあるブログからお借りします。

先だって瀬戸内海の島にレモンを採りに行ってきたんですけどね。

あるレモン畑に、ある一本の木があって、その下に、

ダチョウの卵ほどの大きなレモンが落ちてたんです。

びっくりしてなんですかこれ?と畑の主人に聞いてみたら、

「あー、採らんで投げとったレモンはおーきーなって、勝手に落ちるけん。

そいつは落ちとったまま一年近く、木の下におったもんじゃないかのー」。

って教えてもらったんです。


このレモンは採られないまま、勝手に大きくなり、その寿命をまっとうして、

勝手にぽとりと木から落ちた。

ボクらの知ってるレモンは商品としてのレモンなわけで、

都合のいいサイズに木から切り落とし、商品として完成させてるものなんですね。

レモンの商品価値はその大きさにあるんですよ。

大きなレモンは皮が厚くて、身が小さく扱い使いにくいからでしょう。

けれど、ずっと木にくっついたまま、自然に寿命をまっとうすれば、

レモンはいくらだって大きくなるモンなんですね。

商品として完成させるには、はさみを入れて

死なせなきゃだめだということなんだと知りました。




この日記を読んで、ガン、と

感じました



こないだ、たくさん送ってもらった

不ぞろいな形の人参を刻んだり

紫イモをゴロゴロカットしたり

キャベツをざくざく切ったり

していて

思ったことがあります。



なかには、ホント形がよくないもの

大きくなりすぎちゃって

中に空間ができているもの

半分くらいの葉が 育ちすぎなのか

わからないのだけど

生食するにはかたくなっちゃってたり

するもの、

なんかもあるわけです。




でも、でもです。


刻んでしまえば、空洞はなくなって

かたいものも 食べやすくなるし


ちょっとしなってしまった野菜も、

ほどよく塩をふってあげれば

しゃきしゃき! な食感になるし


大味になっちゃったものは

うまく水分をぬいてあげれば

味が濃くなるのです!



やり方は、ほんとにかんたん。


たぶん、ご家庭でできること

ばかりです。




自分がつかいやすいものを

あつめるのではなく

手に入るものを、どう使うか。



肥育な土地で、手をかけて育った

採れたての野菜は

それだけでおいしい。


でも、それを求めるっていうのは

トロキチてきには

違うとおもうんです



そういう野菜でめにうをかためれば

もちろん原価があがって

いま1000円前後の定食が、

2000円前後になっちゃうかも

しれません。



そしたら、勤め人の方々に

「普段使い」してもらえなくなって

トロキチは違うお店になっちゃうと

おもうのです。




今日明日いらっしゃれば、定食のつけあわせは

同じものかもしれないし、

好きなものだけチョイスすることも

できないけど

バランスよく いろいろ採れて

おいしくお腹いっぱいになれて

1週間に何回かは来られる値段。

という、


旬のやさい、そのときにいっぱいあるもの

不揃いでも、ちょっと未熟や育ちすぎでも

それをどういうふうに使って

お客様に、

育てた人たちに、

野菜たちに、喜ばれるように

息をふきこむことができるか。

という、


それがトロキチの仕事なんじゃ

ないだろーかって

最近おもいます。
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何をつくるかというより何ができるか

2012年02月23日 | 考えたこと
というようなこと。


たとえばお店をつくるとき、


「ワインをがぶがぶ飲むお店」

「いろんなビールを広めるお店」

「フュージョン的なお料理が食べられるお店」

「いままでにない珈琲のお店」


その人がイメージし、目指していく

いろんなコンセプトが思い浮かぶと

おもうんです。



でも、お店をつくってみてわかったのは

「結果的にそうなった」

っていうことが大事

だってこと。



「結果的にそうなる」って

いうことは、

「ニーズが現実化した」って

いってもいい。



いきなり、その土地で、

あるいは社会で

求められてもいないものを

はじめたって、

だめに決まっています。



逆に言うと、表だって出ていない人々の欲求を

つかんだ人は、

「結果的にそうなる」ようにもっていける。


成功するってことです。



たとえば、ご近所でいうと

「野菜のスイーツやさん」

ヘルシーなイメージで、罪悪感すくなく

食べられるスイーツ。


これは中目黒という局地てきな

ものではなく、

ひろく、現代日本の女性たちが

「こういうものがあったらいいなあ」

潜在的におもっている、

(これをニーズといいます)

はず・・・ というふうに想像して


それを狙ったお店づくりをして

「結果的にそうなる」ようにもっていけた。


ということだと

おもうのです。



まだ見ぬお客様を想像して、

(すでに顧客がいる場合はべつ

 ですが・・・)

お店が そのニーズにあてはまるように

考えて考えてつくるけど、

でも、たぶん

実際にできてみたら

現実のニーズはちょっとずつ変わっていて

それによって

お店のかたちもちょっとずつ

変わっていくはずです


 (お客様のニーズを無視して

  「このスタイルを変えたくない!」

  意固地になるお店は

  潰れる可能性が高いです

  きっと・・・)



その、変化していくプロセスは

こうです。

(以下は、とあるお店のブログから

 お借りしました)

・ 人を動かす4つのプロセス。

1.違和感 2.ファンタジー 3.アクション 4.承認

をぐるぐる回りながら人は(物事は)動いている。


 1.違和感:

  「なんでこんな風になっているの?」

 2.ファンタジー:

  「こうだったらいいな」

 3.アクション:

   ファンタジーを実際に行動にうつす

 4.承認:
 
   自分のアクションを「いいね」と言ってくれる人がいる




ぐるぐるぐるぐる・・・


つねに、こーいうプロセスをふんで

お店が変わっていきます

「変わらない」けど「あたらしい」は

こーいうふうに

できるはずです。


トロキチも、最初をおもいうかべると

けっこーな変化を

経ています。


最初はちょーすくなかった

めにう・・・

それでも、そのころから通って

くださって

成長を見守ってくださった

方々がいてこそ

頑張る価値があったとおもえます。



「変わらない」けど「あたらしい」

そんなトロキチでいたい

ものです。
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