ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

喪われた巨大戦艦 ヴォーン・ヘプナー著 ハヤカワ文庫

2016-07-23 07:28:56 | SF
宇宙を舞台にした戦闘アクションファンタジーと言えばいいかもです。

空中の戦闘を宇宙の戦闘に書き直しただけと言えるかも。
宇宙の戦闘をマジに書かれるとテンポも遅くて話が面白くないからいいのかも。


ワームホール利用のワープだけじゃなく、どこでも可能なジャンプまででてきます。
宇宙間の上方伝達は、宇宙船によるデータ配送システムが早いはずなんですが、光より早い情報伝方法があるかのような仕立てになっています。

アクテイブ・パッシブに限らずセンサーが万能すぎます。(ついでに、光速無視のようです。)
小惑星、彗星、惑星、恒星がいっぱいあるはずなのですが、全部の宇宙船と、その方向・距離・移動方向・速度が判定でき、
さらにそれの大きさを含めて種類や型まで特定できちゃうという優れもの。
まあ、こうしなきゃ、戦闘や逃亡の緊迫度が生まれないというのはわかる。

エネルギーも無尽蔵みたいです。まじめに書くと、地球から脱出することもできそうにないからw
宇宙船は、ロケットエンジンのように質量を反動物質としたエンジンでは飛んでいないかのようです。
他に重力発生器を使って飛ぶという無茶も。
いずれにせよ、反転・方向変更の速さがすごい。空を飛ぶ戦闘機をモデルに書いちゃってるからかも。
戦闘機はその場での反転はできないし、レーザーを避けられるようには早く方向移動できないから、モデルとも言えないか・・・

レーザーはともかく、レーザー防御シールドとか無理だろそれとか、中性子レーザーとか無茶なのもでてきます。
中性子レーザーを使う宇宙船は6千年前のものとか。核分裂物質が原料なら、とうに鉛などになり果ててるんじゃ・・・

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