ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

これ知ってる?みんなの科学大全 村沢譲監修 宝島社

2013-10-31 13:45:30 | うんちく・小ネタ
まじめな本です。

ちょっと気になったところを

P60:磁極と北極点とのズレの理由を自転軸の傾きが理由のように書いているのは誤り。

P74:マジックミラーの項で、金属皮膜を塗った側がそのままむき出しの製品って無いのでは?

P200:液晶テレビ、プラズマテレビが薄い理由:これで理解できるんでしょうか・・・・
ページ制限で省きすぎてこうなったってことでしょうけど。
(液晶パネル製造装置の製造および販売に10年以上かかわっていました)

P202:CD、DVD,BDの項でCDの説明がおかしくなっています。
「ピットと呼ばれる溝があって、そこに0と1のふたつの数字で表す2進数の数値にデジタル変換した音楽情報を記憶させます。」

溝があるわけではないのです。
0とか1を記録した結果がピットと呼ばれる痕跡なのです。
ただのCDなら、それはわずかに長いか短いかのの凹みが螺旋状に並んでいます。
CD-RとかCD-RW、CDーROMとなると、単に反射率が変えられた長短のエリアが並んでいるだけだったり・・・

P290:牛丼+紅ショウガの項
食品の酸性、アルカリ性って、燃やして残った灰が酸性かアルカリ性かってだけで、この分類があるのって日本だけと聞いたような・・・
食品の酸性、アルカリ性の区別は、その食品の消化前のPHどころか、消化後のPHとも無関係なことは分かりきっているのに、未だ生き残っているのはなぜなんでしょうか?

いずれにせよ、こじつけは無理ってもんです。


P308:土用の丑の日の項
エレキテルを発明したことで知られる~平賀源内~:
模造品を作ったことは確かなようです。
誰も発明したとは書いていないはずなんだが?



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ローダン458 強者ムルコンの復習 クルト・マール著 ハヤカワ文庫

2013-10-29 22:22:48 | SF
このシリーズは、きつい・・・

まだまだ茶番が続きそうだw

P53:宙族ツァフールの生態で、女ひとりが1年い一人子供を生み、ニ、三年で生殖可能になると・・・・
(この小説は親切設計で、異星人の時間も地球時間で書いている。ただし、一年どころか一日の時間も地球と同じみたいな奇妙な感覚が。)
(また、ムルコンの城は恒星を巡っているわけでもなく、球体内の世界で人工照明に頼っているんだが、なぜ一日とか一年とという時間がwww)

関連P214:二つの行動サイクルの区切りに”休息の間”をいれて、そこまでを一日
こんないいかげんな一日ってあり?それが百万年?

気を取り直して
ニ、三年で生殖可能って、サル並みか?
いつ強要を養う時間があるのか?ふつうの人間でもいっぱいになると思うぞ?なんせ、100万年近い期間があったのだからw

なお、それだけすごい繁殖力があるなら、それ以上の捕食者がいたはずで、文明の覇者になるのは無理だとなるはず。

P94:霊を登場させた・・・
ますますファンタジーなようで

P97:かつて分岐だった
寝る前のことなんですが?それが、「かつて」とは
ドイツ語は、そうなのか?(ドイツ語の単位落として半期であきらめた私にはわかりませんけどw)

P141:ガネルクがルーワーのシュプールをとらえる場面:なぜか、ツァフールのシュプールは捕らえられていないのは、なぜ?
科学的な理由もないから単なるご都合主義か?
(書いたっけか?ツァフールが、リアル宇宙にいるルーワーを襲うことができて、かつ戻れたのに、リアル宇宙の惑星のどれにも達せられなかったって、あほな設定のことは?)

P142:四十八光年の距離をとって動くコース:
これを検出する装置って神!
なお、地球に近い星でさえ数光年から結構ある・・・風呂敷ひろげすぎでは・・・

P247:ムルコンが簡単に絶滅できるような弱い存在から逃げ隠れしたというあほな設定が・・・・





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古代ミステリーのガラス状物質のこと

2013-10-25 16:43:50 | うんちく・小ネタ
古代ミステリーでガラス状物質が存在することを核爆弾の証明だとするのがはやっているようです。

さて、陶器を作るには500度以上、磁器でも1300度で十分のようです。
で、これらの温度は、窯に工夫はあるものの特殊な技術が不要で丸太を燃やすだけで得られるのです。

さて、次にガラスは1200度以上となっており、これも木材を燃やすだけで得られる温度です。
陶磁器との違いは、炎で材料を溶かしながら細工するということで、多くの木材が必要というとこでしょう。

陶磁器やガラス以外にもガラス状物質になってしまうものがあります。窯に使う土やブロックです。
窯は基本的に消耗品のようです。永久には使えません。陶磁器の窯なんかだと毎回作り直す部分があります。壊さないと作品を取り出せないんだから当たり前です。
窯の破片が、そのあたりに散らかりますからガラス状物質も散らかることに。


陶磁器もガラスも大量に木を燃やすため、森林に近いところでないと無理でしょう。
調理や暖房などの生活用にも木を燃やしていたなら、森林はあっというまに消えて都市ごとどっかに移動しないといけないことになったはずです。まあ、木材も始めは運んでもやっていけたかもですが、道路が未熟だし、運送に牛馬、ラクダ、ロバを使えたかもですが、車輪があったとしても良くて青銅器、多分木造という時代では背に乗せて運ぶしかなかったかも?
(おっと、エジプトの戦車は、鉄製かな?でも超古代遺跡には鉄器は無理だよな?)

放置された古代都市の理由なんて多分森林資源の枯渇なんてとこかも?

おまけ:昔住んだことがある鳥海山の中腹近くの少なくとも江戸時代から続く農村の風景です:

家の近くは数代毎に立て替えるための木材の植林でもある杉林があります。
その外側に薪をとるための山が広がっているのですが、それらはまったくの自然林というか、放置林で、適当に育った山から順に切り出すというものです。
なので、見た目には禿山から原始林かもという山がぐるりと取り巻いているのです。

ただし、これも石炭の普及で、山は木炭にするしかないということで片っ端から禿山に・・・・



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NHKの痩せた人が脳卒中が少ないという特別番組

2013-10-14 18:09:48 | テレビ番組
BMIと平均余命については40歳以上の統計で、太り気味>標準>太り気味>痩せの順に平均余命があるという結果が出ています。

つまり痩せがもっとも余命が短いのです。

このNHKの番組は脳卒中だけの統計を元にしたようですから、その統計が本当なら痩せは脳卒中以外の病気で死ぬ確率がかなり高いことに・・・

この番組をNHKだからと信じて痩せたらえらいことに・・・
ひょっとして目的は、もっと若いうちに死んでもらおうという魂胆か?

こんな誤解させることを目的とするような番組を作るスタッフって?

これをオンエアさせるってことは、チェック機能がどこにも無いということに・・・


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巨人の地にて ローダン457 H・G・ヴェルス著 ハヤカワ文庫

2013-10-06 12:13:21 | ファンタジー
笑いをとることを目的としたシリーズのようです。

笑いのネタは、ほっといて変なとこを


恒星2つの連星に11の惑星があり、その内4つは、2つの恒星を8の字を描いてめぐっているという設定。
重力を説明するときに使用するゴム板を使うとすぐわかるように、2つの恒星を8の字を描いて周回することは有り得ないのです。2つの恒星の間には、丘があるからです。丘が無いほどに低いなら、2つの恒星は衝突寸前ということです。

さて、8の字を描くという無理押しファンタジーで有りとしましょう。
今度は4つの惑星が8の字を描くなら、それらの軌道は交錯するということです。
一方の恒星に落ち込む心配より、惑星同士が衝突するほうがはるかに有り得ることなので、こちらを心配しないと・・・


コンピュータとプログラミングの話が出てくるのですが、この原作1979年にはデジタルコンピュータのことは、結構知られていたはずなのですが・・・
1970年代には、忘れられる運命にあったアナログコンピュータ(実際、回路素子のブロックの繋ぎ変えでコンピュータを構成するし、プログラミング=回路構成だし)のことを書いているような感じです。

運行軌道がパイプ状でパイプ中が真空のリニアモーターカーシステムがでてきます。

車体が一定距離以下に接近するとエネルギーを遮断するシステム
1:停止中も浮いてるんだよね?
2:遮断したら、即落ちるはずだな?
3:浮上しすぎは気にしない?

駅は真空ではないようなので、ハッチがあるのは当然ですが、駅の両側に1つずつしかしか無い?
1:両側に部屋みたいになっていて、その小部屋で空気の出し入れをしないと・・・
2:小部屋?で一切停止しないような・・・
3:駅を小部屋にしてエアの出し入れするほうが経済的だし効率よいけど?

P34:磁気フィールドで抜け毛、砂粒、粉塵をはらうとあります・・・・
エアではらうシステムは、1979年当時、すでに半導体製造装置向けにあったはずなんだが・・・
(磁石は小学生で、くっつくもの、くっつかないものって習うんですが・・・おっとドイツのことは不明でした:ついでに、今ではくっつくものが増えていますねw:昔の知識でいたら子供に笑われましたw)


P106:クォークを反クォークに転換するなど、どんでもない技術?がでてきます。クォークがでてきた時代だったかな?
でも、反陽子、反電子の作り方を誤解して流用したような・・・


P125:異星のロボットがイシガ人の星の重力1.1Gをなぜか知っているという・・・・
ところで、水中に住めば大丈夫って根拠は?


P157:空中を飛ぶのに宇宙船を運航するって???


P175:よぶんな水を落下させるための階段状の滝である。運河から流れ出た水を地上に達するまで貯蔵し、階段状の滝から落として運河に戻しているのだ。

前文はいいとして、後の文が・・・
なお、運河は地下にあるとなっています。

P224:エレメントの内部で分子破壊銃をうちまくっています。
で、ジェウェリーだけが消えるって、あまりにご都合主義です。
なお、数センチメートルの効果距離しかないというなら、そんな武器は意味ないだろう・・・


P228:ちぎれたケーブルを接触させて目前の壁を溶解させる場面
おいおい!




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