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ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

栗の思い出

2024-10-30 04:43:50 | 園芸・家庭菜園
もはや60年近くは昔、中三で引っ越してきた土地は、先に秋田県の
八幡平から直接転入してきた樺太からの移住者で父や祖父の隣人でも
ありました。

引っ越した現地には、高く聳える程に育った栗の木がありました。
その実は虫食いだらけで食えるシロモノではありませんでした。

父は、秋田県矢島町時代から、東京近辺での建築現場でのパネル
修理工としての出稼ぎの日雇いで身銭を稼いでいました。
 ~高校時代、父の職業が、大工と思い込んでいたのは間違いで、
  単なる日雇いであると認識させられた授業もありました。
  ~その後、メゲなかった俺も、結構芯が強かったんですね~
   まあ、学年トップの成績では、文句言える人は出なかったのかも
    旺文社の全国試験で一桁の順位を獲ったこともありました。
   ~弟妹も同じ高校に進みましたが、それなりに尊重されたよう
    で、馬鹿にされただけで済んだようです。
 父が現在地に家を構える必然性は全く無かったのです。
 父は、宇都宮に家を構える気が充分だったようですが、実姉の婿どの
 (同じく樺太引上げ者で八幡平から直接移住した口です)
 に言い負かされたようです。
 父が現地に引退するのは、かなり後です。

さて、兄が余っている土地に栗の苗木を2種類2本植えました。
私も地元に引退してから、天津甘栗と称する栗の苗木を植えました。
 ~これ、煮たのでは、美味しくないという評価です。
  現代の家庭で焼くのって難しいです・・・
  焼き入れよう石を使ってのガスボンベでも上手くは行かないようです。
 この頃には、先に述べた栗の木は大きく成りすぎたのもあって
 枯れていました。

さて、私が地元に引退してから、栗の木に花が咲くようになりました。
でも、毎年の、イモムシの襲来が凄かったのです。
ゾロゾロと列を成して襲来してくる体長2cm強のイモムシがいました。
放置すると木が裸になり花は咲けません。木は復活して新芽を吹きますが
花までは復活できないから実無しで終わります。
これらの虫の拾いまくりが数年続きましたし、この虫を捕るために栗の
木の高さを低く抑える必要があり、剪定するのも数年に渡りました。
で、ここ3年は、やっと毛虫の襲来は途絶えました。
つまり、実が生ることとなりました。

やっと、栗の収穫が可能になったのですが、まだ、栗の実を食害する
虫は60年以上に渡り生存し続けています。
 ~おまけ:この虫は山栗は食害しないのが不思議です。
     我が家の山栗は、東北大震災で倒れて枯れましたが、
     近所の山グリの数本は未だ健在です。拾うのも黙認です。

ということで、イガは、全て焼却する方法を取りました。
 これ、結局は野焼きですから市には内緒です。
また、収穫した栗の実は、取りあえず全て、茹でて、虫入りは捨てる
という方法を採り続けてきました。
これの結果、取りあえず、8割近くの栗には虫がいないようだという
状況に至りました。
 ~栗のイガ一つには、多くて3個、少なくとも1個の食用可能な
  実が育ちます(残りは食用不能です)。
 虫で収穫不能なイガもあるわけで、焼却するのが確実ですが
 全国で焼却は禁止しているから、こっそりやるしか無いのです
 薬で殺せても、その後、どうしますか?
 薬害は消せません!永久に残るのです。
 最善手は焼却なんです。

完全な別件:
 栗を圧力鍋で煮るのは避けてください。
 栗の色の茶色が、煮上がった実に浸透します。
 年のせいか苦くは感じませんが、茶色のせいで、食べるのに躊躇します。

畑の雑草と洋種カタツムリ

2024-07-12 07:51:17 | 園芸・家庭菜園
畑の雑草と害虫に悩まされています。
 (他に、特に薬を飲むのを忘れるというヤバさ:
   高血圧、コレステロール薬1月分を3月保たせてしまうという・・・)

気温と雨でサボっていたら、ネギの「さつき姫」が雑草に負けて絶滅しました。
宮ネギ(団扇ネギとも)も危うく絶滅しかけました。こちら、7月には植え替えないと
いけないのですが、植え替え先も雑草だらけで、もう少し先になりそうです。
 ~2週間も放置したら雑草がヤバイようです。
  目の届く畑に植え替えないとズボラさんにはマズイ!

一番多い害虫が、洋種のカタツムリです。今年は日本種1匹に対して1000匹はいます。
毎日オクラの株に這い上るカタツムリを片付けていますが1本に毎日6匹は上っています。
 20本は育てたので拾うのが一仕事です。カタツムリ用の薬剤を撒き散らしても逃げる
 だけのような気がします。死骸が見当たらないからです。雨と数日で集団が復活します。
 エンドウ(生育終了)、インゲンにも多いです。1本に4匹はいます。
 ピーマン、シシトウ、ナスにも1本に4匹は寄りつきます。
 ~カタツムリは意外に足が速いです。見た目で株の周囲1m以上に1匹も居なくても翌日
  朝には葉上・下・枝に張り付いています。高さ2m以上あってもです。

次に多いのがウリハムシです。黒~オレンジ~茶の3種がいて順に多く居ます。
オレンジのはメロンやスイカが好きで、葉はボロボロにされますが、例年収穫はできます。
人影を感じるとすぐ飛んで逃げます。水のスプレーで反応を鈍くさせることで1回2匹が
限度ですが毎日5匹は拾えます。
茶は、主に地面を這っていることが多く、ナス、カブ、ジャガイモなどの葉を食害します。
毎日30匹は拾ったあたりで精魂尽きます。

今年は、中型のゴマダラカミキリムシが目に付きます。
数日置きではありますが、拾える日は3匹は拾えます。こいつ、アメリカ芙蓉よりも
ニュービスカスが好きなようです。(スイフヨウ、日本フヨウにも来ていたのですが
どちらも冬が越せなくなって枯死しました。)
 中形の黒いのに黄色の点々という奴も、イチジクの50年来の品種限定?で来ていましたが、
 10匹程で終わりました。数年前に買った品種には1匹も来ていません。
 小形種(黒・茶・赤の3種)は昨年までは除虫菊の花に飛んでくる奴を
 毎日数匹は捕まえられたのですが、今年は一匹も目にしていません。
 カメムシも少ないので近所の薬剤散布が効いているのかも。
 昨年まで無茶苦茶拾えたドウガネブイブイは、今年は1日1匹以下とマジ少ないです。

真竹の絶滅に失敗

2024-06-10 11:10:56 | 園芸・家庭菜園
土地の登録は畑になっているのですが、税は宅地で掛けられたままになっています。
これ、樺太引き上げで入植した方が、まずは、畑名目で買った土地に仮の住処とすべく
土間のみの小屋を建て井戸の水道も引き、その後、宅地用とした土地に床付きの家屋を建て、
さらに10数年後本住まいのための2階建ての家を増築するという段階を踏んだようです。

で、全部を、物置のために残したようです。
なお、最初の小屋に作られた風呂とトイレと台所は、その後2階建て家屋ができた後も
使われ続けたのでした。父が本家屋に、台所・トイレ・風呂用の小屋を継ぎ足すまで
キツかった。
最初の小屋は、20年前位に取り壊したのですが、税が少ない畑に戻すことは叶いませんでした。

理由は
 1:水道の蛇口がある
 2:竹や樹木(垣根用の樹木も含む)が生えている

でした。(東電の電柱は理由に入っていませんでした)

水道の蛇口撤去は簡単です。果樹と南側の垣根の撤去は簡単そうです。
問題は北側の垣根と真竹でした。

北側の垣根:
 北側のお隣さんの弟一家が北海道を引き払って転居してきた40年ほど前に、
 家を建てたついでに、土地の境の真ん中に垣根としてイチイを植えてしまい、
 共同管理を提案され父は呆れながらも承認していました。
 よってその垣根の撤去は、隣の家の同意が必須でした。
 後に、その親父さんも奥さんも亡くなり、継いだ息子も病没し孫娘が相続して
 長く売り出していましたが、隣の車屋が駐車場を広げるために空き地だけ
 買い取ったようです。
 ~家屋の方は、売れない間に、コロナの影響で鬼怒川温泉のホテルが倒産しまくり
  失職して住処の無くなった孫息子が転がり込んでいます。
 昨年、通告無しにイチイを全部掘り抜き、撤去してくれました。ついでに、
 こちらから伸びている果樹の枝も切り払って、我が方の土地に積み上げて
 放置してくれちゃいました。自分の方の土地には砂利を積み上げました。
 流れ込み防止ブロックは並べないようです。

 時代も変わったものです。
 これにて、北側の垣根は消滅しました。

真竹の撤去、絶滅:
 母が生前に、竹の切り倒しを南側の隣家に依頼し、全部撤去しちゃいました。
  ~切った竹は全部国有林との境にある昔の流水路に投げ込み枯れるに任せた
   ようです。
   ~下流の農家群は水争いを嫌い個別の井戸で賄うこととしたのでした。
  以前の竹の正しい対策は、全部の根の堀上と撤去でした。
  根を撤去しない限り復活するとされていました。
   最近になって竹を枯らす薬剤が出てきましたので、竹の株に薬剤を注入して
   根ごと枯らす方法も採れるようになりました。
   ~これの初代薬剤は、世界的に問題になっているラウンドアップです。
    昨年から別の薬剤も販売されたので、そちらに代えています。
   ~孟宗竹の逃げだし株は、1昨年から株への薬剤注入で根ごと枯らして、
    それ以上先には伸びないという感触が得られました。
    ~地上に出たタケノコだけ切っていたのですが、隣家の畑に後1mと
     生え進んだので、根自体を枯らすことが必要でした。

真竹が、どんどん根を伸ばして繁殖域を広げていたこともあって全部は枯れないだろう
と見ていましたが、さすがに10年近く経過すると、笹のレベルから昨年からは
遂に篠竹レベルの太さと背丈になるのが出始めました。
 地道に根を掘り上げていく手もありますが、1m以上掘り下げても届かないことが
 ありますから、人力では、ほぼ無理筋です。

昨年まで生えてくるほとんどはササの子(緑色の皮)だったのですが、
今年は、ハッキリとタケノコ(赤茶色の皮)らしさ一杯で育ってくるのです。
 ~まだ細すぎて柔らかい部分が短かすぎて、食べても真竹らしさはゼロです。

薬剤で枯らそうとするなら、ドリルで穴を開けて原液を注入するのですが、
細すぎてドリルが使えません。
 根ならば太さは充分あるのですが、根気が続かない確信があります。

柔らかい内なら、注射で注入できそうなのですが、注射針が売られていない。
針無しの注射器様なのは買えるんですけど針の代りがビニールチューブで太い。

昔有ったはずの注射器も見つからないので、笹や細い内の竹を枯らすのは無理そうです。
キッパリ諦めるのが精神衛生に良さそうです。

ドラゴンフルーツのこと

2024-05-06 10:35:10 | 園芸・家庭菜園
今は昔、姪が育てていたドラゴンフルーツが全く咲かないから温室で育ててくれと
全鉢持ってきたのでした。

それから20年以上、温室の床を伸びた枝が占有し続けるものの、全く咲かず、置物扱いで
放置していました。

先日から、温室も少し片付けようかとやり始めました。

あ、これドラゴンフルーツだった・・・と再認識。

一度も花を見ていないなと、調べて見ると、1~2mの背丈まで上に伸ばした枝から出て
垂れ下がった枝にしか花が付かないとあります。

姪が持ってきた鉢は、すべて、30~40cmも上に伸びたら出て来た枝を垂れ下がるように
誘引するようになっています。その後は床を這っているだけか、垂れ下がり続けるだけとなり、
花が咲かないのは道理でした。
昔は垂れ下がった枝にのみ花が咲くということしか分かっていなかったようです。

一度垂れ下がった枝を上方に誘導し直すのには結構無理がありました。
結構の年数が経っているために組織が古く堅いために壊れてしまうのです。
結局、1株だけは90cm弱の背丈に強制しました。他はせいぜい60cm。
新芽は、注意深く上方に伸びるように誘導し続けることが必須です。

花の報告が出来るのはかなり先になりそうです。

植えっぱなしの多年草ガーデニング 追記

2024-04-24 01:11:36 | 園芸・家庭菜園
タイトルで推奨されている多年草について、少しのアドバイスを書きます。
植える場所を変えられない場合は土だけでも入れ替えてください。

・キキョウ
  5年位で、土を換えてやるのが良いと思われます。
  放置しすぎると消えますが年数は不明です。
  元は山草なので肥料は少な目で良いかと。
  秋田県鳥海山の2合目あたりにも自生していますので寒さには強いです。
  なお、山取りの紫花1株では、種が出来ないようです。DNAの違うのが必要なのかも。
  白花も自生していて植えていましたが、転居したので経過不明です。
   追記:家跡と周辺農地は、痕跡無くなる程に整地されてしまったために、
      植えてあった植生の全ては消滅しました。
      赤花のツバキだけは、転居前に当時の分校の池側に寄贈したので30年後の
      分校解消後にも咲いていました。今は更に30年近く経過しましたから不明です。

・アスチルベ
  5年位で、土を換えてやるのが良いと思われます。20年近く放置すると消えます。
  根が込み入るので3年くらいで外側の土だけ入れ替えるのが良いかも。
  5つ以上の花色の違うのを植えていましたが実生は確認できていません。
  シモツケソウも近くに植えていましたが一緒に消えました。
   追記:ソモツケソウは実生株が場所を変えて生き残っていました。

・スイセン(水仙)
  60年超えても株が生きているのが結構ありますが、さすがに消えたのもあるし、
  10年超えると株も減る株が見えるので、土を換えてやるのが良いと思います。
  1球のママで10年以上経っても増えない株もあります。園芸種化して多肥が必要なのかも。

・ガイラルディア
  植えたことがないので言及できません。

・クリスマスローズ
  5年未満で株が減り始めるし株自体も衰えます。早めに土を換えてやるべきですし、
  もはや園芸種になっているので、肥料も必要です。
  庭に植えて良い地域は要注意です。
  栃木県小山市では、発砲スチロール箱に毎年土を入れ替えて植えるというのが一番成績が良く、
  庭に放置できるというのが利点です。
   残念ながら当地の栃木県日光市では、庭で確実に越冬できる品種は無いです。
   極たまの冷気で全滅します。小山市からのお裾分け株も全滅しました。