ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

トラベルミンの思い出

2010-04-28 02:23:27 | 日記・エッセイ・コラム

小脳失調症の弟がトラベルミンを処方されています。眩暈の症状を抑えるためなんだそうな。

なんと息の長い薬なんだな~と感心しまくり。

思い起こせば、私が小学校の修学旅行のバス旅行(今から50年以上前ですね)。車酔いしませんかの問いに、ありませんと答えたんですね~。実際最後にバスに乗った最後の記憶は、小学校入学前だったんですが・・・

複線はありました。小学校に入学したすぐ5月には、町へは徒歩しかなく道なりなら9Kmってとんでもないド田舎に引越しました(引っ越す前の所だって今では国立公園内の土地で十分ど田舎なんですけど:引越し先も国定j公園に十分近い・・・・)。そこは分校があって、4年生までは分校、5年生から本校に通うってシステムでした。朝6時起きで、山道を駆け下りて8時の始業時間に間に合わせるってものでした。当時同学年には360人以上いて、6クラス、分校は男4人、女4人で、女子は2人ずつ、男は1人ずつ振り分けられました。(冬は冬季分校として、5,6年生で1クラス、中1-3で1クラスが分校に置かれました)

さて、通い始めて2か月、5、6年生も分校に通うことになったのでした。私らはラッキーです。9Km(一番遠い子が10Kmでした)通うかわりに最短片道3Kmを通うだけで済むようになったのですから。2学年ずつの複式学級というものでした(それまでは、1~4年までを地元在住の先生が一人で見ていました:年にもよりますが20~30人を見ていたのですから、大変だったでしょうね~。先生はご存命なら、既に90代、お元気でしょうか・・・)。担任として来たのが大学出たての、遊びたい盛りで、例えば冬はスキー三昧で、授業はさっぱりやらないという子供にとっては有り難い先生でした(分校は山の裾、1Kmも離れれば、そこは天然の山岳スキー場:なんというとんでもないとこに住んでいたんでしょうか~:そうそう、私の両親は、引揚者で、開拓として入りましたが、私が中3の時に全戸離農して開拓は胡散霧消しました。国立公園の方は、家が建つこともない林と化しました。後者の国定公園に近いほうは、町が畑あるいは、牧草地を目指しているようですが、8年ほど前に訪れたときは、雑草さえまともに育たない赤土の土地が広がっているばかりでした)。

さて、修学旅行は元のクラスで実施されました。2か月の顔合わせでは、覚えきれてませんよねー60人なんて、せいぜい顔と名前が一致する程度だったかと(今とは大違いでしたね~やはり年のせい?)。仲間はずれもなく、いじめもありませんでしたけど、話ははずみません。ほぼ初対面みたいなもんですから、話題は、すぐ尽きちゃうわけです・・・

で、バスは大丈夫ですって言ったもんだから、私らのグループは、最後尾に並んで座ることになりました。話がはずまないからか、なんとゲロしちゃいました。で、薬のお世話になることに。名前が面白いから憶えてました。(薬は、もう少しあとなのかもですけど)

それ以後中3まで、バス旅行では、車酔いしますからと、私の属するグループは、バスの最前部を占めることになり、トラベルミンも毎回、予め飲むことになったのでした。おかげで、以後ゲロすることはなくなり、バス旅行を楽しめたのでした。ありがとうトラベルミン!

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黄金の狩人1~3 ロビン・ホブ著 東京創元社 

2010-04-23 19:59:45 | ファンタジー

ファーシーア一族シリーズで、「道化の使者」3部作の第1部です。

前作の「ファーシーアの一族」3部作の翻訳出版(~2007年)からだいぶ経過しているので、世界のイメージを再構築するのに難儀しました。

このシリーズは、主人公自身はハッピーエンドにはならないようなので、読者もハッピーエンドとはいかないファンタジーです。

魔法の代わりに、<俗(物体に魔法的な効果を発揮させるもの:感知できないが効果は発揮するというもの)>、<気(動物ときずなを結びテレパシー?で会話などする能力:血の一族の遺伝子を受け継げば発現する可能性がある。)>、<技(一般ファンタジーの魔法に相当するものだが、使うと頭痛などの代償を払うことになるし、使わずにいられなくなる中毒性もあり、持ち主を訓練しないままおくと精神に異常をきたすらしい:ファーシーア一族の遺伝子を受け継げば、発現する可能性がある)>があります。

技を使った後の代償の程度については、話の進行上、少しご都合主義的な感じがします。まあ、しかたないでしょうね。著者が程度を決めるわけだし、大きすぎたら、残った敵に無残に惨殺されて話が終わっちゃうわけだし。

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STOP!!ダークネス! 朝倉健著 幻冬舎

2010-04-23 01:42:37 | ファンタジー

2008年のものですが、片付けてたらでてきたので。ファンタジーの形式を借りたギャグなのかも。

おもしろいんだけど、ひっかかってしまうところが結構あったので、書いておきます。

P28:時計塔って、普通高さを問題とすると思うんだけど、全長55メートルとある。???です。

P29:時計の文字が14まで;ファンタジーなので認めます。ただし、最後まで読んでも、この意味はわかりませんけど。

P32:海外から来た魔物の封が解かれてすぐ現代日本語をしゃべりだすってのは、いくらファンタジーでも度がすぎないか?ついでに、魔法で食い物、飲み物すぐ出るみたいなのだが、持って来いって・・・・・やはり、ギャグ?

P59:長針のはめ方だけど、多分すべての時計共通だと思うけど、スリップ可能になっているはずなので(そうでないと、長針を時刻にピッタリあわせることができない:合わせるべき時間まで待って、長針をはめ込むという小細工を要求する時計は別だけど。普通の機械時計なら、スリップさせることなく反時計方向にも自由に回せる)、逆には動かないという主張は、不要だと思う。(主人公も馬鹿だといいたいのかな?)

P64:ナンセンスものじゃないんだから、このノリは、と思う。ギャグでも、ちょっとな。

P65:この場を離れないやつに向かって、買って来いってのも、なんかな・・・・ 登場人物が馬鹿であると強調したい?(やはりギャグか)

P72:ドップラー効果は、叫びながら移動中の本人にはわからないんだが・・・・ まあ、どっかに音源があって、それを飛びながら聞くならドップラー効果が発生するけど、このケースでは無理。マンガだと視点固定で、ドップラー効果だすけど、それを飛んでいる本人に当てはめてはいけない。

P95:要求する方もされる方もとんでもないものに詳しすぎる。オタクの本領発揮。ただし、魔法で、すぐ出てくるはずなんだが?要求する前に魔法使えよってとこ。遊びが強すぎ。ギャグならしかたないか?

P138:ブーメラン現象は、まあ、良しとしても、魔法使うやつは、絶対はずされた時の訓練をするはず。100%あたるなら、ブーメラン現象って言葉もないわけで、対策があってしかるべきなのだ。

P180:HNってなんだろ?調べる気も失せた・・・

P211:昭和初期の人間に、英語をいっぱい交えてしゃべらすなよ・・・・

P216:一万円札って、時代ちがうんでないか?

P217:悪魔がなんで日本の運転免許持っているんだ?ギャグかってコメントも飽きた。

P236:3人の悪魔がいるおことを前提とした対策が遥か昔にできていたって・・・・

P238:これで解決するって、あまりにご都合主義な・・・・

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します>したい>したいと思います

2010-04-22 19:44:07 | ニュース

首相や知事をはじめとして、地位のいかんにかかわらず、良く聞く語尾です。なんで、みんな、「します」とはっきり言わないかな。さすがに大会社の社長は、ほとんどの方がすっきり言う。責任の有無の違いかな?やっぱり。

何々します。(自分でできるから、あるいはできそうだから:すごく潔い。頑張りますなんかは、こう言って欲しい。勝ちます。合格しますなんかは、威勢がいいけど大丈夫かいなと心配したり)

何々したい。(自分だけでは、できないけど、努力するのニュアンス。)

何々したいと思います。(自分でだけではできそうもないし、とりあえず、する心算はあると言っとこうみたいなニュアンス。自信のない選手が、頑張りたいと思いますって良く使う)

さて、これらにさらに、「けど」とか「けども」を付けて言うお偉方もいるから困りもの。

何々しますけど。(やるけど、あなた方は逆らうんでしょみたいなニュアンスが)

何々したいけど。(やりたいけど、あなた方が逆らうからやらないみたいなニュアンスが)

何々したいと思いますけど。(上のをもう少し丁寧に言っただけのニュアンスしか・・・)

ここの何々が「お祈り」だったりすると、おぃおぃとTV画面に向かって言ってしまう・・・・

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ディック・フランシスのこと

2010-04-21 10:39:34 | 本と雑誌

ディック・フランシス氏の著書との付き合いは、40年にもなるんですね。

早川ペーパーバックシリーズで競馬シリーズと銘うっていたので最初手を付けませんでしたが、読み始めたらおもしろいのなんの。神田、早稲田などの古本屋めぐりして全部集めて読みふけったものでした。その後、毎年出るハードカバーを心待ちにして読んでいました。

一度スコットランドで、出版されたばかりの To the Hilt を買い、帰国のジェットの中で読みふけったものでした。(そうそう、訳本のどれかに、英国そのままで訳してしまったところがあったように思います。英国の1階を、そのまま日本の1階にしてしまったというものだったように記憶しています。)

奥さんがなくなられて、パタっと出版がとまり残念に思っていましたが、その後息子さんとの共著で出版され始めて一安心していました。

でも、ついに旅立ってしまったのですね。残念です。おもしろい本をたくさんありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

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