ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

ブラッドレッドロード 死のエンジェル上下 モイラ・ヤング著 ソフトバンク文庫

2013-05-30 07:48:40 | ファンタジー
資源が尽きた未来を舞台としたユートピアの反対のディストピア小説です。

魔法や超能力は出てきません。

主人公は女性で独白形式で進みますから、作者がよほどひねくれていない限り、主人公は、絶対安心という・・・
(セクハラからも安心www)

さて、ちょっと気になったとこを

1:ほとんど砂漠化した世界なのに火葬が習慣になっていること:燃料が樹木しか無いから、林や森がふんだんに存在していないと火葬分の薪までは無理かと。


(すごく昔のドキュメンタリー映画で、高さ2m以上に積み上げた薪の上に載せて火葬するシーンがありましたが、大正生まれだった親父いわく、あれじゃ燃えきらない・・・結局、まさかりで細切れにして・・・という笑えない経験談が)


2:英語のワームってミミズやウジムシなどのように足が無く基本柔らかいヤツを意味するようです。

で、出てくるのは、前足、後ろ足の計4本で、後ろ足で立ち上がる・・・まあ、これで前脚が使えて、ジャックの体にあるような傷が付けられるんですが、4本足の昆虫系動物って???ここは正しく獣とすべきだったのでは?

(図体でかい動物が地下をどうやって掘り進むかという難しい問題点は置いとくとしましょう)

映画含めたファンタジーでのワームのイメージってでっかい図体ででっかい口でかじりつくとか飲み込むとかいうシロモノなんですが・・・映画では、どうなるんでしょうか?



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天使たちの課外活動3 茅田砂胡著 中央公論新社

2013-05-10 23:24:50 | ファンタジー
例のシリーズなんですが、天才シェフを題材にしていますが、ファンタジーだからで大目に見ても、ちょっとひどいかなと。

書くにあたって、料理店の実態を少しでも調べて欲しかったです。
作者さまは、近くに料理する人がいないんでしょうね。

いっぱいの客を扱うのに、2人しかいなかったということを平気で書くすごさ。
(100食は売ったと書いてます・・・)
ちょっと繁盛しているけど狭い店に行くとわかるんですが、調理人2人以上、皿洗い1人以上、注文取り+配膳役+後片付け役+会計役で1人以上はいます。で、これで店内に一時に入る客は20人は無理です。まあ、これで廻して、昼食時100人の処理は可能かもですけど。

まあ、皿洗い役を0にするのは可能ですが、客数分の食器が必要に・・・で汚れたのが、山になって、これを後で奥さんが片付ける???ファンタジーだからいいんです?

おやじが朝、其の日の気分で材料仕入れて作る:これはいいんですが、
それで余るとしても作りきれるって、料理とは別の才能の天才です。

で、下ごしらえが短時間な料理ばっかりで、いいのかと・・・・・
特に煮込み料理が出てきますが、いかに天才でも数時間で、これは絶品というのが作れるとするなら、まさにファンタジーです。
スープはともかくですが、シチューやソースを短時間で作ったのって、おいしいですか?

さて、このシェフは料理だけでなく、お菓子も天才のようで・・・・現実世界には、いないからファンタジーなのかも。





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