ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

矜持 ディック・フランシス&フェリックス・フランシス 早川書房

2011-01-28 09:13:01 | 本と雑誌

「拮抗」に最後という言葉がついていなかったので、あるいはと待っていました。

出てきました。

どうも変です。ほとんどが、息子さんの担当だからってことかもしれませんが。

1.特に、負けさせなければいけないってときに、母親は芽の出たジャガイモを食わせて体調をくずさせていたわけですが、手綱に細工しようとします。障害競馬ですから騎手が怪我する可能性のある策はディックなら採らないと思うのですが。

ジャガイモの芽といえば、こどもの頃、秋から春遅くまで、芽の出たジャガイモを、そのままゆでて燕麦などと混ぜて鶏の餌にしていました。芽や日が当たって緑になったところは毒だなんて、その時分はまったく知りませんでした^^; でも、鶏はまったく平気でしたね~

2.ゆすりやが、競走馬を負けるようにしくむんですが、飯の種を取り上げているのにゆすりを続けられると考えるのは、よっぽどのバカとしか・・・・ まあ、他の件でも、ゆすり担当のバカさ加減を強調しているから、まあ?

あらためて、ディック・フランシスの冥福を祈ります。

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クリムゾン・オーガ 夏季のたね著 幻狼舎

2011-01-20 01:25:30 | ファンタジー

第1回幻狼大賞奨励賞だそうです。

そこそこにおもしろいですって、言っとかないとですね。

さすがに、大賞なので、間違いは少ないみたいです。学生奨励賞と比べると間違いが少ないので、それが賞をわけた?

間違いがそのままってことは、原稿そのままで発行しちゃってるみたいです。較正?なんて死語になっちゃんたんでしょうか。まさか、誤字訂正の較正しかできないって現実だったりするのかな?わたしが突っ込めるレベルってことは・・・・・

出版社どの、マジにこの業界のこと考えてるなら、較正くらいはしてやってください。作者が従わなかった場合はあとは作者の問題で淘汰されるだけですから。でも、出版社が手放しでは、いずれ、読者がこの分野から離れていっちゃいます。理由はおわかりですね?

P10:見渡す限りが山に覆われた ・・・・草木や森に覆われたってのは、ありますが山には囲まれたでしょうね。小説としては最初の行ですから、出版社は何もしていないな~って証明です。

P32:牛の首さえ砕く強力な牙が ・・・あの~首砕いてもね~首の骨にしてくださいっていうか、実例でてこないんで、首の骨さえくだきそうな牙って表現が妥当かと

P195、P244:屍鬼について述べられているんですが、屍鬼は吸血鬼のなれのはてってのに問題が。つまり、吸血鬼は、日光に弱く、死ぬと灰になるんですが、屍鬼は日光にあたっても平気で死んでも灰にならず、屍骸をそのまま残す。この差の途中は? 無理がありすぎです~ ファンタジーですからって通して欲しくない。

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フクロウ 渡邊則幸著 幻冬舎

2011-01-18 18:26:49 | ファンタジー

第1回幻狼大賞学生奨励賞だそうです。

作者まかせで、内容のチェックを一切してあげていないように思えます。

P6:4つの色の光に区分け~赤い・・歓楽街~青い・・商店街~紫・・繁華街~オレンジ・・メインストリート・・・・繁華街は欲望と愛憎の光に・・・・  欲望と愛憎とくれば歓楽街では。しかし、商店街・歓楽街と区別される繁華街って何?

P8:ハザードランプが赤く染めている  どうも日本ではないらしい

P38:昼過ぎにきたはずなのに・・・ 読者にも謎のまま。後にも時間が飛んでしまったような場面がありますが続編ででも答えるんでしょうか

P54:狭い階段でフクロとすれ違った・・・ この後に乱闘になるのですが、床上での乱闘に変わっています

P70:現実のカラオケやの来客リスト・顧客リスト?って、ここまで詳しくないかと

P127:バスが停まり~プレーキランプの赤を受けて窓の中のフクロウの目が赤く染まった・・・  こうなるためには、1車線の道路では条件きついですね。地下鉄もあるようだし、2車線以上はあるってことで

P128:親指と人差し指で1センチくらいの隙間を作り、その隙間を握りつぶして手を振った。握りつぶすのは5本の指でだよね・・・・親指人差し指くっつけただけでは握ると言わない。で、こぶしを振る?

P128:達成率98%って、会話っから100件から、その倍数の件数こなしたって言っているのですが、フクロウの年齢考えると多すぎないか?

P129:直視したからって、「窓越しで十分でしょ」 窓を鏡代わりして見るのは、窓越しっていわないんですが・・・

P132:待ち合わせに遅れて夜8時をまわっていて、その後バス移動もしているので、結構遅い時間になっているはずですが、この時刻設定忘れて書いてませんか?

P136:「寂しいことに千円札が一枚しか」 この前にバス乗ってるではありませんか。金はどっから?ついでに言えば、この主人公かなり素寒貧です。最初にヌエに支払った札束は、いったいどこから調達したんでしょうか?

P144:フクロウがヒナに支払った3万円は、ショウヤが支払った料金の一部です。ここで、ヒナってのは、鳥の状態であって、鳥の名前ではありません。作者殿わかっていますか?

P149:かるがるしく室内で拳銃撃たせないでください。実話なら兆弾でケガします。なお、モズがフクロウのことを知っているってのと、正面からの写真持ってるってのは、結構、ご都合主義かも

P170:この辺で黒い征服の高校ってありましたっけ。」~「それなら多分~」  男女どっちか言っていないのにツーカーです。

P185:「ありがとう」と小さくこぼした。こぼすのはグチです。ついでに、どこかに待ちぼうけを食らうってのが・・・食うものです

P190:その匂いが鼻に沁みたが ・・・タバコ吸わない人は目にしみる被害が最初で、使うなら臭い。

P191:街が人に鳥の名前と役目と能力を与えるってのは、ファンタジーですから許容します。ただ、ヒナはね~。また、ヌエは泣き声からのイメージの怪鳥で、実態のトラツグミからは、まったくかけ離れたものなんですが。

P196:エンジンの振動もなく静かに走り出した~車が停車した~エンジン音が燻るように発せられる車内で ・・・・ あまり静かって思えないんですが

P200:繁華街が円だとするなら・・・・ 最初の描写と違っていないか?ど真ん中に無茶苦茶目立つ展望台があるなら、最初の市街描写にそう書いてください。(ついでにショウヤは、ここでも金が無いことを言っています・・・)

P221:ナイフは銃を貫き、少女の手を貫通した。~そのナイフを~黒いナイフで切り落とした。・・・ファンタジーだと言っても~

P238:背中に鈍痛を~脇腹に突き刺さっていた。  場所が違うんでは?

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魔法の国ザンス21 アイダ王女の小さな月 ピアズ・アンソニイ著 早川文庫

2011-01-04 09:06:56 | ファンタジー

ザンスも21巻ですか。相変わらずのダジャレの嵐です。翻訳もご苦労さんですね。

もう、完全にナンセンス・ファンタジーの領域でしょうかね。もう、同じ世界の話だけ作り続けてきた弊害ばっかりのような気がします。

パイと円周率のパイと引っ掛けてパイ木には、3.14個の実がなるなんて、理屈も何もないただのダジャレです。

アイダ王女の頭の周囲を回る月?(プテロという世界)を、アイデアだというのだが、一方で可能性の世界で、ザンスに生まれる可能性のある住人が住むと。で、東(フロム)に向かえば若返り、西(トゥー)に向かえば老化すると、わかったようなわからないような理屈が。で、なぜか、ザンスにいる方々までもが存在しているから、ムチャクチャおかしなことに。

で、そのプテロにもアイダ王女がいて、やはり頭の周囲を四面体の世界がめぐっていて、その世界にもアイダ王女がいて、円錐形のがめぐっていて、さらにその世界のアイダはトーラスのをって具合で、永遠に続きそうな・・・まあ、ここでザンスも、別のアイダの頭の周囲を巡っている世界かもってのが暗示されるんですが、そもそもアイダって、だいぶ後に生まれた子だったのだし、ザンス自体もフロリダあたりに重なって存在する世界だったはずなんですけどね。

ついでに、前巻に魔王ザンスが登場し、さらに、金星だの他の惑星の魔王もちらっと登場したわけですが、ザンスだけが地球に間借りというか寄生している世界ってので、なんかな~

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