ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

日本のルーツを探すための舟

2016-07-17 19:24:05 | アドベンチャー
日本のルーツを探すために、日本から船を出すって?

7/18追記(以下の追記も同じ):与邦国島出発の西表島へ向けての東方への船出でした。(;´・ω・)
でも、行き先も方向もわかっているのに失敗したって、世の中甘くない。

とんでもない発想をするおバカさんとそれに協力したおバカさんに、それをまともに取材して放映するおバカさんが・・・
追記:放映についての記述は誤りです。
前2者については、舟として使えるものなのかどうかという実証実験なら納得ですが、いきなり実行では取り消すには・・・
こんな舟じゃダメという結論は出たかな?

海外のあちこちから日本に向けて舟を出してどれが日本に届くかという冒険なら少しは意味があり理解はできます。

日本の南では南から北に流れる海流と、西から東に吹くことが多い風もありますから、
日本発で海外着して、逆に海外発しても日本着はどこか別のところになってしまいます。

古代の航海では、あちこちの諸島や岩礁などが目印になっているようですから、歴史に残る時代には、すでに海図に近いもの、
記憶とか知識だけかもしれませんが出来上がっていたはずです。

ただ単に漂流して日本の島々を見つけたなんてのは、移住の方法としては、ありえません。
家族を連れて、水や食料を乗せるだけ載せて船出する。生きている間にどこかに着けるかは神頼み・・・
まさに無理心中。

死出の旅に送り出すなら死罪決定の罪人の一族でしょうか。
シナならありそうだけど、日本に一族罪人と言う考え方が有史以来残っていないから、多分無いでしょう。
DNAの研究で、日本人は縄文時代以前に確定したようですから、シナ人の影響はないでしょう。
おっと、今の漢民族は昔の漢民族とは別の民族という研究もありますから、昔のシナ人てのはありえます。
もっとも、高価な舟を流罪に使い切るというのは、あまりに不経済だから、たとえシナでも無いでしょうね。

さて、
一人ずつ送り出して見つけさせるってバクチも考えられますが、これを実行したとしても、
次に生還して海路を教え、今度は家族を連れての航海としないと移住はできないのです。
そう、出発点に生還するのが大問題なのです。
(他人の村に着いたら略奪・虐殺されるのも当たり前というシナですから、さらに。
殺されなかったとしても、到着点の村で言葉が多分通じないから、自分の村がどっちかを知るのも難問。
読めるかどうかは別にして地図欲しいよね?でも時代的にまだ無いはず)

南から渡るケースでは、漁業を営む漁民の知識をたよりに、島伝いに少しづつ少しづつ北方へと伸びて
日本に至る知識と逆に戻る知識がそろって初めて日本移住が可能になったと考えるのが無理ないかと。
(北方からは、凍結した海を歩いて渡ったでいいでしょう。
朝鮮の石器時代の後に無人時代が続くようなので、朝鮮からの移動は無かったのです。
魏志倭人伝の時代に朝鮮南部に渡って鉄を採取していた倭人は、任那滅亡で日本に戻ったというのは、あります。
これに混ざり込んだ朝鮮人はわずかでしょう。)

ついでに
シナの南の方から船出すると何もしなくても九州に流れ着くという話もありますが、
行方不明の漁師がいっぱいいますって土地柄で、
家族一同で移住しましょうというのは、ありえません。
行方不明になっていた内の数人が生還して、ほぼ全員の生存と今より遥かに良い生活内容を知りえて、初めて、行きたいとなるのです。

追記:南方からの移住者は、舟が進歩するまでは、漁民の漂流者で、ほとんどが男だったと考えるべきでしょう。
この時代には、すでに日本列島には北方から移り住んだ住民がいたはずですから、男だけがやってきても生き続けられ、子孫も残せます。
北方系の、見ず知らずの旅人に妻や娘を夜伽に差し出す文化・習慣が当初の日本人にもあったかもだし。
旅人を殺すような文化習慣も日本には無かったようですから、容易に日本に住み着けたでしょう。
その本人および子孫が自分または先祖が生まれた土地へ帰りたい行ってみたいというのが南方への海路を見つけ出した原動力でしょう。
ともかく、後世に舟が進化してから、逆方向の南方へも行き来できるようになったとみるのが妥当でしょう。
傍証かもですが、
沖縄の島々で言葉の違いがあるものの、それらは日本語の方言の違いに納まっているとされています。また、DNAも縄文人すなわち現代日本人と一緒とされています。
つまり、沖縄は、混血がほぼ完了した後の日本人となった人々が移り住んだ土地ということです。
本土から南に渡った人々が沖縄に住んでいる人々の直接の先祖であるということです。


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The Smugglers 死をはこぶ航海 イアン・ローレンス著 理論社

2011-12-05 12:53:36 | アドベンチャー
2003年3月出版です。第2作で、前作と同じ少年?が主人公です。前作と一緒に中古本で見つけたものです。

残念ですが、これらの小説は、子供だましにしかならないようです。

1:銃で撃たれて、着衣に穴まで開くのですが、焦げただけで無事だと・・・・手帳などで弾が止まったとしたほうが、まだましなはず。(至近距離から撃たないと、焦げないって事実もあるんだけど・・・)

2:気のふれたらしい盲目の婦人が、何年もの間、手伝い無し(少なくとも一人も登場しない)で、料理できるし、給仕できるし、指定された酒を用意できるし、また宿をきりもりできているというのを信じろと?ただの老婦人で良かったはず。

3:前作にもあったのですが、ずっと後で起きる事件への言及が何回もでてきます。この小説は現在進行形のはずですから、異様です。

4:P80に、顔おぼえるのは苦手で名前はさらにっていう男(本人の苗字はダスカーというらしい)が、”道で自分のお袋とすれちがったって、「あのヒッケンボソム夫人っつのは誰だ」って思うだろうよ”ってセリフをはくんですが、どういう冗談?

5:周囲にいっぱいいる帆船は風がなくて動けないのに、自分の乗る帆船だけが風を受けて帆走できているという、もはやオカルトっぽい話を信じろと?また、帆走船に水葬された死体が、ずっと付いてくるって・・・

6:帆船には武器がなく、主人公自身も武器が無いのに、密輸団から、積荷を奪えるとして実行しようとします。で、目前に、密輸団に殺されたらしい男を目にしているにもかかわらずです。手伝ってくれそうなのは、どう無理をしても4人しかいないのです。信頼関係のない、仲間とも思えない連中で信じられないって、主人公も考えているのに、正しいと思うから?この筋書きは、すごく無茶です・・・

うむ~ ギブアップです・・・・



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紅のモーゼルI頭弾上下 樋口明雄著 双葉文庫

2010-10-29 20:39:05 | アドベンチャー

満州国を舞台としたアドベンチャーものです。(タイトルのモーゼルは、しかたなくカタカナにしてあります。)

日本人としては、ちょっとひけめを感じますので、読むのが、あまり心地良くないのが難点です。

ちょっと疑問も

1.受けた銃弾のせいで難儀していた謝大雲が、結局は骨髄ガンで死亡するのですが、この時代の中国大陸の一村に、骨髄ガンと診断できるほどの医術・医師がいたんでしょうか。わざわざ難しい骨髄ガンを理由にするが何かあったんでしょうね。

2.劉星山の正体が、脱走した軍人というのですが、脱走したときは、すごいやせっぽちの印象で、多分どんな中国語もしゃべれてなかったと思うのですが、結構な短期間?で、歴史に?現れた時にはがっしりで中国語ペラペラしかも黒語もバッチリってのは、つごうよすぎかも。

3、柴火と伊達の最後の対決で銃声一発だけってことは、伊達は殺されるつもりだったことになりますが、この小説では、そこまでに至る理由はなさそうに思います。伊達氏に花を持たせすぎではないでしょうか。

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アトランティスを探せ ディヴィット・ギビンス著 (扶桑社)

2010-03-18 13:11:33 | アドベンチャー

おもしろかったです。でも、やはり、ある所にはあるようです。(私は、歴史や武器、政治はうといので、これらには気づきません。)

1.上P282:ソ連時代の原潜のハッチが西欧のものと簡単に接舷できるとは、まゆつばものなんだけど、いいことにしよう。

2.上P282:原潜のハッチが気圧差で開くって? 危険すぎて、そんなの使うかよ~ハッチにぶつかっただけで開くってことだぞ。 やっぱり、ハンドル回す方式ではないのか?

3.上P309:給電系統が1つしかないなら、プラス、マイナスのどっちを切ろうが同じなんだが。(電流は、電子の流れなので、マイナス極から出てプラス極に戻る。プラスを切ると、電圧がなくなるので、それまで流れていた電子が滞留する。一方、マイナスを切ると、電子は、プラス極に戻るべく流れる。いずれにせよ、時間は、ナノ、ピコ秒のオーダー。ただし、コンデンサーに蓄積された分があるので、数秒回路かかるもあるだろう)まあ、監視回路も一緒に切れるというちゃちな設計だったから安全だったということだろう。

4.上P309:音波利用のGPSって、自分で音を出していたのか?ソナーの間違いでは?GPSで、位置検出しようとすると音源/電波原が3つは必要なんだが?2つ以下なら、進んだ方向、距離などのデータを一々教え込まないといけない代物になってしまうんだが。

5.上P324:穴を途中まで開けて、バルブ付けて、レーザーで穴を開け切るって、簡単に書いてますね~

5’.ところで、原潜って壁は二重になっていないのか?壁が1枚だと隔壁がいっぱいいりそうだな。

6.上P330~:穴を開けて、外にEH-IVをドーム状?に付着させて、その後風船のようにしてと言っているのだが、それやると、トンネル内は空気だけで、死体が入りようがない。実際には、水が入っていて、円筒状に伸ばしたようだ。説明と違うじゃないか。まあ、素材は、SFのお約束で、あるとしましょう。

7.上P333:液化二酸化炭素を使う理由が不明。ところで、液化二酸化炭素は、液体では、比重1.030㎏/m3(-20℃、20.06㎏/cm2 abs〔1.967MPa〕)となっていて、かなり高圧化のデータ(低圧下では、どんどん気体になってしまうから高圧下でないと測定できないらしい)。一方海水の比重は15度で1.0263あたりのようで、-2度なら、もっと重くなる。このデータを見ると、海水より重いと言えるほどではないようだ。

8.上P340:トンネルの内側にあたる壁を、外に広がる円錐状にまるく切り取って通り抜けた後、気圧・水圧利用の蓋にする案はなかなかのもの。でも、レーザーで切るというのが不安。レーザーが抜けた先にはトンネル壁があるのだ。トンネル壁は、透明でレーザーは影響なく透過するってことでいいか。

9.上P344:敵はDSRV経由で侵入?方法に興味あるけど、小説の本筋とは関係ないからほっとこう。

10.上?下?:ディスプレイ付きの機器ををビニール?でつつんで、海中に持っていくってのが、どっかに・・・・ 液晶ディスプレイでは、2枚のガラスではさんでいる液晶が水圧で壊れるか動作できなくなってしまうだろうし、さらに後ろに発光体もあって、これも水圧で壊れる可能性がある。プラズマ方式ではガスが封入されているが、もっと耐えられそうだ。未来のLEDディスプレイならば、問題なさそうだ。(下P59はパームコンピュータだが、画面が小さいとはいえ大丈夫かな?)TVでは、どうするのか興味がありますね。低水圧での撮影だろうけど。

11.下P17:自分の声の場合、骨を伝わった音も聞いているわけなんだが、変調では、骨伝わる分は変調できないよな。さらに、自分の声+変調した声も聞こえるはずで、逆に常に二重唱聞いている感じで、もっとひどくないか?

12.下P23:高さ2mの扉で、多分押すなら中央1mのところ。それより上1mでホバリングしてシンボルがあるなら、ほぼ扉の上端。2mの高さって、普通の人には高すぎないか?フィートをメートルに直した時のはしょりすぎかな?

13.下P24:この手の仕掛けって、この種の映画のお約束だから、いいことにしよう。(実際は問題ありすぎなんだがな~)

14.下P120:海面上のカルデラを誰も調べたことがなかったんですな~

15.下P232:空が見える階段ってことは、上空から階段が丸見えじゃないか。しかも巨石建造物もあるだと。誰も、近くを飛んだことがなかったんですね~ P122:なんか敵は空中からあっさり先に乗り込んでしまうというお約束パターンみたいだし。もう、笑うしかないな。

もう、この後は読み流そう~

16.なんか、この手のお約束のように、遺跡を破壊して葬り去ってしまうんですね~

コメント (3)
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