あなたも絶対ダマされるトリックアート大百科 鉄人社

２０１０年７月発行、裏モノジャパン７月号別冊定価５５０円となっています。中古本屋さんで見つけました。

表紙だけに出てるアートもあるほど、載せきらないってことでしょう。ネットの動画にも、この本に載っていないのがたくさんありますが、ともかくおすすめです。

版権などの処理は大丈夫なんでしょうかね。

おっと、一部、同じ距離に並べて比較しなきゃいけないのに、置く位置を間違えた失敗写真もありますｗｗｗ
ついでに、ピサの斜塔では、まったく同じ写真ではなく、右側は、写真右側を余計に切り取った写真にして、上部だけ比べれば右のが余計に傾いたんだと誤解するようになっています。この本のチョンボのようです。ネットの動画では、斜塔のコピーを右にズラしていくのが秀逸です。

「日本書紀」が隠し通した天皇の招待 関裕二著 廣済堂

２０１０年７月の出版です。

すごく説得力があり、おもしろいです。

でも納得のいかないのが：

お伽話の一寸法師を引き合いに出して、童子＝鬼の説明をするところがあるのですが、一寸法師が実在したはずもなく、原型のお話がどういうものだったのかの説明もなく使われても・・・・
そもそも、鬼も神も呪いも祟りも想像上のものでしかないから、実在のものや事件などを使って説明しようとしても無理がでるのは、わかるんですが・・・

帝都月光伝 司月透著 角川ホラー文庫

舞台は明治時代で幽霊、神、鬼が出てくる、超常現象のホラーファンタジーです。売れ行き次第でシリーズ化しそうです。


主人公は女性ですが、自活しはじめて編集者２年目で２３歳となっています。現代なら、大学出てからであっていますが、明治じゃ変です。女性は６歳入学＋尋常小学校６年＋高等女学校４年か５年で、１６歳か１７歳で卒業、即結婚という時代ですから（明治時代は年齢は数えですが、それはおいといて）。おっと、彼女の境遇で女学校に通えたとしてですが。

刀を呼び出すというか、精神力で作れて、消えもするといううか、手を離れたら消えるって、ちょっと、やりすぎな気がします。

駆けつけて助けるために切り付ける場面が結構でてきますが、かなり危なすぎるような・・・

Ｐ２１９：”ガラス越しに頷いた”とありますが、全員室内にいま。ガラス（窓）をはさんでいたりしません。”窓に向いたまま頷いた”というのが正しいところです。

Ｐ２７５～：佐智枝が退場していないとちょっと変かなって場面展開になっています。

追加：

１：幽霊が死亡時の姿ではなく、幼い時の姿というのは、新説かも、で、殺人犯をまったく恨まず、一緒にいたいというのも目新しいかな。なお、成仏？するってのは、従来の日本の考え方かな～でも、この幽霊さん、死後に葬式をあげてもらっているはずなんですけどね。まあ、お話ですから、宗教関係から苦情は出ないでしょう。そこら中に幽霊がうろついていないとつじつまあいませんよ・・・

２：幽霊が、懐中時計を見つけて届けるようなんですが、こあたりは、西洋のポルターガイスト説を受けてますか。幽霊が返してくれるというイベントが欲しくて盗まれる場面を作ったというご都合主義の感じが・・・

３：神と鬼は同根なのですが、鬼は神出鬼没で、依り代無しでも動けるようですが、一方の神は、何かを依り代にしていないといけなくて、しかも依り代の足を使って移動歩するしかないようです。なんか、変ですよ。

おっと、ホラー文庫の名前に反して、ファンタジーなので、文庫の趣旨に合っていない？

マイナンバー法案について

いわゆる総国民背番号制で、にぎやかになってきていますね。

国・地方だけで利用するとしても、完全なローカルネットを日本国中に施設できるわけもないですから、既存のインターネットを利用するしかないでしょう。そうすると、民間に提供しなくてもサーバーは、全世界にさらされることになります。

利用する箇所の分、そのサーバーへのアクセス方法を知っている人がいるわけですから、漏れないわけがない。これを、民間にも利用できるようにするというのですから、もうとんでもない数に。サーバーへのアクセス方法がばれるのは、時間の問題でしょう。さて、残りは、データへのアクセス方法だけが問題に。

さて、罰金が２００万円以下？笑っちゃいます。１億人以上の詳細なデータです、１件いくらで買いますか？１件１円で売っても１億円以上の利益です、罰金なんてゴミです（懲役は、微妙かな）。全世界のかなりの人が、そのデータ入手に労力を使うはずです。犯罪人引渡し条約を結んでいない国の方々は、安心して取り組めますね・・・

そのとんでもない数の人が、がっぽりもうけるチャンスが転がっており、完全に早いもの勝ちなのです。

特にＣ国の方々は、やるでしょうね。これまでは、ネットを麻痺させるなどの、お遊び程度だったりのが、すさまじく高額の賞金が掛かるわけですから。で、そのサーバーは、大量の負荷が常時かかって、多分使い物にならなくなる？

人を疑うとか嘘を性分とすると思われる政界の方々が、悪人はいませんみたいな理想主義の塊と思われる官僚の案を、そのまま受け入れるってアホとちがう？

いったんデータが流出すると、もう、日本は終わりってくらいにひどいことになりそうです。リカバリー不能でしょ？日本人の総データページが、どこかにできちゃって、誰でもアクセスできますってことに・・・当然のように、顔写真とか勝手に付けちゃう人もすぐでそう。家族構成、親戚関係のツリー構築ツールなんかも、すぐ付くでしょう。で、こういうページって、善意の書き込みだけじゃなく悪意の書き込みが多いことを覚悟しないといけません。特に恨み買うとすぐに・・・

ところで、番号保護委員会を設けて委員６名で管理って、何？ＰＣを見守ることしかできないように思うけど？もし、申請受けて、それに許可を６名が出してからアクセスを許可する方式ですなんてアホっぽい案か？なら、ネットから独立したＰＣでも良さそうだから、まあ、問題は少ないかも。でも、利用する側は日時掛かりすぎて大変そう。最初の許可でデータ全部パクっちゃおうと考えて実行するのは止められないでしょう。
すべての利用者は、まさか、プリントアウトだけとか見るだけってことはないでしょうから、検索結果を取り込んだメディアを持帰らないといけないわけで、そこに全データがコピーされていても、ばれにくいでしょう。

参考までに：２億≒１９０Ｍで、一人１ＫＢ程度のデータなら、１９０ＧＢに収まっちゃいます。ＴＢの外付けＨＤがありますから、それ使えば入っちゃいますね。

ついでに：ＥＸＣＥＬ２００３で、２１５人の住所録が１３０ＫＢです。

裁判所の公平さって？

２億円もの金の詐欺罪で訴えられて逮捕された人の自己破産を認めてしまう裁判所ってすごいですね～っていうか、それを許している法が、どっかおかしいのでは？少なくとも取り消せないのは、おかしすぎだろう。

法の前には平等ってことですか～

まあ、詐欺罪が確定するまでは、犯罪人ではありません、普通の人ですってことなんでしょうが、すごすぎです。

詐欺罪確定したとしても勤め上げれば、隠し切ったお金は使い放題だし、生活保護もありそう・・・なんか、詐欺罪成立しない可能性もありそうなのが、やばいです。

詐欺については、騙されるほうが悪いとｊか、騙されるほうも悪いって、奇妙な被害者蔑視というか、犯罪者を褒め称える伝統が生き続けている？

歌舞伎なんかじゃ、未だ、褒め称えてるもんな～