3月24日号の記事です。
ネットで探すと、遺灰や遺骨から炭素を取り出し、それを使ってダイヤモンドを作るという商売があるようです。
取り出した炭素だけで作ると書かないところがミソです。
現代の焼き場の装置では、炭素が燃え残っていると期待する方が不思議です。
炭素や、炭素を含む化合物のほとんどは、燃えてしまい、炭素は二酸化炭素となって空に拡散されてしまうからです。
化合物が不燃物で個体なら残りますけど、これって消化もできない物質ぽいから、どれだけあるやら。
ダイヤモンドを作るには、さらに高温が必要ですから、燃えるかも。
でも燃えてはいけません。炭素として分離してくれなくちゃ?
でも、ここらは、どうでもいいことです。
ダイヤモンドが目で見えるほどの大きさになるほどの分量は無いはずだってことです。
で、考えられる製法は、たっぷりの炭素(黒鉛か)に(多分少しの)遺灰を混ぜてダイヤモンドを作るということでしょう。
できたダイヤモンドには(分子1個くらいは)遺灰(由来の炭素)が入っています(いるかも)という、サギ一歩手前みたいな・・・
のが実情でしょう。
信じる者は救われるというレベルの話でしょうか。
遺灰や遺骨を収めた飾りものは、まっとうな商売だと思います。
ところで、本当に大粒のダイヤモンドが合成できているのかな?
ダイヤモンド・コートのフライパンとか、ダイヤモンドやすりとかに使われる粒子レベルから進んだのか?
(この場合、物の本物のダイヤモンドでごまかしているってこと)