ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

最後の近衛戦士上・下 マイク・スミス著 ハヤカワ文庫

2016-12-25 15:43:56 | SF
おもしろいです。

でも、設定が変かも。

皇帝一族が父と娘しかいないという奇妙さ。滅亡寸前の一族です。
まさかのための後継者、皇太子相当もいないというのもまずい。
さらに、父娘が一隻の艦に乗っているという危機管理のなさ。
(統治機構も手抜きかな)

宇宙艦の中に、お城の作りで飾り付けもそれなりの部屋部屋があります。
重力制御がありますからとしても、無重力状態になることも、
加減速、方向転換による重力も打ち消せるシステムとしないと。

タキオンがあり、通信に時間がかからないことになっています。
タキオンを世界中、宇宙中で同時に使っても相手を選別して使う技術があるとしても、
拡散するために、宇宙間では、とてつもないエネルギーが必要になるということです。
拡散はしませんし、ピンポイントでターゲットを狙えますというのは無理筋です。
宇宙の星々はすべて高速で動いてますし、まずは高速で自転していますから。

タキオンがなくても小説は成立できそうな気がしますけど・・・

おまけ:
  レーザービームのように絞れたとすると、ほぼ減衰なく送れることになりますが、
  地球が自転+公転+太陽系移動速度で動いていることを考えると、レザービームを
  振り回していることになります。宇宙相手では、まず、これを打ち消すように、ビームを
  振り回さなければなりません。
  次に、相手も宇宙を動き回っています。その位置を計算の上、ビームの振り回しを
  補正しないといけません。
  (地球どころか太陽さへも貫いてしかも太陽の引力でも曲がらない何かでなければ
   通信に使えません。
   ひょっとして、ブラックホールさへ貫く?貫けないなら事件として小説にできるかも?)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日立エコキュートの風呂温度... | トップ | 日立エコキュートの欠陥の続き »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

SF」カテゴリの最新記事