ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

レッド・ライジング 火星の簒奪者 ピアース・ブラウン著 ハヤカワ文庫

2015-03-01 23:25:16 | ファンタジー
おもしろいです。

ただし、SFのジャンルで出版されてますが、まちがってます。
サイエンスらしいのは人体改造のとこだけかも。
(おっと、骨だけ強化しても? 普通に殴っても皮膚は破れ肉は潰れ痛すぎw)

出てくるアイテムは、ほとんどが、魔法のファンタジーで出てくるシロモノというのが正しいかもです。
(進んだ技術は魔法に見えるってというのを現在でも通用するってのは学者先生達を無視しすぎじゃないか?)


とりあえず出てくるトンデモアイテムのいくつかの紹介を

1:音声遮断+盗聴電波遮断が売りのフィールド
 フィールドの外からか見えるし,フィールドの中から外が見える。
 つまり、盗聴用電波は遮断していても、同じ電波である可視光線は遮断していないという初歩的?ミスw

 つぎに、フィールドの中では普通に会話できる。膜状のフィールドってことで、これ、現状の技術の延長でも無理。
 魔法なら、いくらでも可能なんだけどw

 現状の技術では、会話不能というか、音の聞こえにくい空間(=ほぼ球状空間)は作れるけど、そこまで。
 音源と同じ音をを逆位相で出すことで音を相殺しようというものです。
 音源と同じ位置からは出せないということで完全に相殺することはできないのです。

 なお、音声だけ外部に漏らさないようにしても盗聴対策にはなりません。
 唇を読む技術もあるし、壁やガラスの振動を外部からレーザーで測定して音声に変換できるからです。
 ということは、不可視シールドをセットにしないと無理ってことです。
 (当然だけど、有線盗聴器は阻止できない)

2:不可視にする衣服の存在
 透明人間に関しては、散々言われているように、完全に透明ならば、網膜に映像が映らないから着用者は亡者と同じで何も見ることができない。
 よって、見えるとするならば透明人間の網膜だけは透明じゃないし、第三者にも見えてしかるべきという。
 よってサイエンスで可能なのは、一様にぼんやりとは見えるけどってとこでしょう。
 (ただし、実現手法には、汎用な方法は、存在しないようです。=自分の全面にいる相手には、自分の背景の映像を前面に映すという手段がありますが、
 なんせ、見る相手が上下左右少しずれたら、映したものが背景とずれて見えるわけで、迷彩以上の効果は無いってことです。)
 一応このあたりはふまえてるようですが、着用者からは見えすぎの様な。
 ファンタジーなら説明無用で役に立つという恩恵があるんだけど。

3:無重力ブーツ
 普通のクツに見えるものを左右の足で履いて浮き上がるって、サイエンスでは無茶すぎ。
 これは、「オズの魔法使い」のように、ファンタジーでないと。

 サイエンスで考えられる無重力実現アイテムはとんでもないモノになるようです。



 そもそもエネルギー源を考慮しない装置はサイエンスを語るなといいたい。

 原子崩壊利用の「原子力電池」だと小さいんだな・・・これが。
 でも、エネルギー源をこれとしても、その次を説明しないとSFにならない・・・

 なので、説明しないで済む、ファンタジーがおすすめwww

コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-01-05 19:12:58
草生やしてるのもそうだし読んでて気持ち悪い文章ですね
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