ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

誇らしげに思います

2014-12-26 18:51:45 | ニュース
NHK地方局のアナウンサーであっても、インタビュー録画で、ゲストにこれ言わせたまま放送しちゃうのって、レベル低すぎ。

自分に使うには間違った表現だと気づかないとは・・・

以前、御世辞でも「ご馳走になりました」と言わせるべきところを、
「食べさせられました」のままで放送しちゃったくらいだから、日本語の再教育が必須のようですね。

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トゥルークの海賊4 茅田砂胡著 中央公論新社

2014-12-11 09:27:40 | ファンタジー
宇宙をまたにかけるファンタジーですが、サイエンスはありません。

海戦や空中戦を宇宙に持っていっただけになっています。

まずシリーズ共通に変なとこを:

1:宇宙間通信が、瞬時で遅れがなく、相手がどこの星域にいるのかもわからないのに通信できるということ。
1-1:光より早い通信ができているというアインシュタインもびっくりのファンタジー。
  地球の反対側との電話でも、秒単位の遅れを経験できるんだが・・・
  海外特派員と会話する場面で問いかけから返答までの一呼吸の遅れも、この遅れなんだけど。
1-2:次に、通信を目標に絞らず全方位で行うなら、その信号は距離の2乗に反比例して弱くなっていきます。
  数光年離れただけの恒星の光から推測できるように、太陽並みのエネルギーをつぎ込んでも通信できそうにないと思われる。
  ここもファンタジーとしか言えないわけです。
1-3:次に、通信機1台が中継なしにどこにでもいる相手と通信できるかは、1-2の件で無理だろうから中継が必須。
1-4:で、次は、相手の電話識別番号だけで相手にたどり着けるかってとこなんだが、現在の携帯電話は常時自分の位置を中継局に教えているので、局からは常に位置が把握されていることになる。
これだと、隠密行動なんて不可能になり、小説と矛盾する。
結果、全宇宙の中継局が相手を探して一斉に通信するということになるんだが、これだと、全宇宙の宇宙電話網で使える電話の数って限定されそう。
宇宙での電話の認識番号も結構な桁数にはなりそうだ。

2:小惑星や流星やゴミをミサイルや高射砲で爆破する件
2-1:砲弾で爆破する方式では、未来永劫、どうがんばっても宇宙空間(高度80~100km以上)まで砲弾を飛ばせないだろう。
  なお、衛星の低軌道は地球では350kmから1400kmとなっています。
  ついでに静止軌道は35786km。おっと、静止軌道にもミサイルが届くことになってますね。

2-2:で、ミサイルでということになりますが、宇宙空間までとするなら、ロケットエンジンが必須。
  ジェットエンジンじゃ、宇宙空間で酸欠でエンジン停止という状態になりますから。
  これってもはや、でっかいロケットなのでは・・・
  (注)一般に見られるミサイルロケットは、地上攻撃用で宇宙空間に届く必要性はまったく無くてもあの図体です。
  日本のロケットでは、上部の衛星部分で小惑星を爆破するには役不足だろう。
  なんせ、微妙な軌道変更しかできないので小惑星に突っ込むには威力が不足。

2-3:装置が認識できる前から僧侶がターゲットを定めてミサイルを打ち上げるとあります。
  さて、ミサイルは、自動で標的を追うタイプと第三者が標的を教え続けて突っ込むタイプがあります。
  打ち上げられてしばらくターゲットは認識できないのですから、ミサイルは後者のタイプです。この方式の欠点は最後までターゲットし続けないといけないということです。
  つまり一人で扱えるミサイルの数に制限ができちゃうのです。
  途中から、自動追尾方式に変わりますでもいいけど。

2-4:小惑星やゴミなどは、それらが存在する空間に惑星が突っ込むので、結果として地上に落ちてくるものなので、ミサイルなどでは、ほとんどが迎撃の形になるはずです。
  パトリオットやMD(ミサイル防衛)と同様に、衝突経路を計算した上でミサイルを打ち上げる必要があります。
  まあ、ファンタジーですから、超能力で見えました。経路は直感でわかりました。ミサイルの打ち上げ角度は調整できる構造で直感で角度決めました。ってことでいいんです。


さて、変なとこを

P24:宇宙にはじき返す
    はじき返すには、より大きなエネルギー(質量x運動量)を真正面からぶつけ、両方が、惑星離脱速度を残しているってことなんですが、まさにファンタジー。
    誘爆方式じゃだめってことでもあり、直接ぶっつけなきゃいけないし、爆弾積んでちゃまずいってことです。

    細かい粒に爆破したら後は流星になって燃え尽きてもらうというのが正しい方法です。

P33:隕石だけはまちがいなく予知できるはずだったのでは?これだとゲートも予知できて隕石も予知できるということに。
    そもそも隕石が予知できればゲートの予知能力って不要なんだが。
    (注)隕石の予知能力は必須!

P36:ゲートは公転軌道上には一個も開かない。
    ファンタジーでも、これをいっとかなきゃ変だろうから。


P39:惑星と同じ軌道を公転するゲート
    ファンタジーですからってことで。

P41:トゥルークの携帯電話に相手の位置を特定できる機能はない。
    携帯電話は、その通信相手となる電波塔が、その位置を掴んでいる方式が普通というか、手早い方式です。
    まあ、昔の携帯電話みたいに、どこにいるかは警察にしか教えないって方式ってことでもいいです。
    (トゥルークにはGPSに使える衛星もないから、どこどこの電波塔の近くって情報だけだろうけど)


P50:ミサイル発射台、高射砲
   高射砲では、もう地上落下直前の標的しかねらえないんだが・・・
   これって当然、誘爆式でないとまずいよな?
   でないと、標的に当たって粉砕したけど砲弾は、そのまま落下ってことに。

P53:飛行機
   衛星軌道から降りたらしいが、飛行機でいいのか?しかも青い灯火無しで。

P54:二階級をすっ飛ばし
   それだと三階級特進だが?階級名調べるの面倒だからいいや。

P59:力をくださいました
   神の力ってとこで、便利です。

P63:人妻だぜ」おれもだ
   リィが王妃グリンダだったシリーズを読んでいるとわかる話なんだけど、未だに引きずっていていいのかな。

P73:授業も免除しよう
   免除じゃまったく不足で単位くれるって話でないと。

P90:八千二百光年
   通信も、帰りも隣町からという感覚かも。

P133:端末・・・圏外・・・惑星、星系内にはいない
   電波通信じゃないとというんでしょうか。電波では地球~太陽間で約8分、つまり呼び出しから返答まで16分かかるんですけど。

   おっと、別件だけど、携帯電話って、トゥルークのを借りないと通じないはずなんだが?
   サボリすぎてないか?

P136:しかも二つの巨大な繭が並んでいる。いわゆる二重太陽だ。
   繭ひとつが二重太陽ですから。
   二重太陽が二重になったのって多分軌道が不可能じゃないかと。

P140:搭載艇
   飛行機じゃない、こっちが正解でしょう。

P142:惑星の下に
   地球の南北と銀河の南北は一致しているかもで、銀河系宇宙なら多分南北表現で通すでしょう。
   さて、別の銀河の話としても、上下って話は無いでしょう。絶対座標系を持ち込まないとなのです。

P149:ダイアナが調理
   ダイアナの可動端末(ロボット相当)って登場したことがなかったような・・・
   最近味見ゼンサーというものもあるようなので、ロボットが調理しましたでもいいけど。
   調理機と素材だけじゃ作れないこと忘れていませんか。

P153:最新の検知器で調べても
   うむ~ルウって、人類とは別の異星人って設定のはず。
   まあ、異星人は、ルウと彼の同星人しか登場しないので、たいした検知器が作れるはずがないと応援してみる。
追記:シェラ含めたファロット3名が異世界人でした。ただし、シェラを除く2人の体は神あるいは悪魔の力で作られたものなので微妙だが。
     ダイアナは3名が異世界人だとは知らないはず。

P155:ゲートへの針路を塞いで、なおかつショウドライブを使わせる暇を与えない
   (「使わせる」「は使う」の間違い)
   追跡しているんだから、まっすぐ突っ込むだけで済むはずのゲート突入は防げない。
   つぎに、ショウドライブに、後方に船がいたら使えないって制限でもあったっけ?

P164:村の丘に立っていた~
   場面の展開上必要なんだろうけど、ランバルトが到着現場に行くのが早すぎ。

P168:声が割り込んだ
   ダイアナ専用の通信端末が簡単に割り込まれるような甘いセキュリティでいいのか?

P178:手のひらが光る
   あまり意味がないような超能力です。でも信仰の証としては、じゅうぶんかもね。

P200:わたしを覚えているかい
   感動的な場面ですが、船外にマイクとスピーカーとカメラがあるって・・・
   カメラは、いいとしてマイクとスピーカーは、この場面のためにしか意味がないw
   とくにマイクは風の音や空気の衝撃音など、役に立たない雑音しか拾わない。
   船内での話にすべきだった。

P205:土仕事
   農家から習うなら「畑仕事」だと思うんですが、どこかの方言?

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教科書には載っていない!戦前の日本 武田知弘著 彩図社

2014-12-04 09:12:22 | 日記
平成21年1月1刷で、買ったのは25年8月9刷です。

けっこうおもしろいです。

なぜそうだったのかという検証より、紹介だけや批評が多いのは項目が多いしでしかたないのかな?


P187で、小林多喜二の件で言論の自由を重大視しています。
でも、当時も、その後、およびGHQ支配下でも共産党系活動を放置していたら、日本は共産党下におかれ北朝鮮と同じようになっていたはずだという話があります。

ひどい話かもですが、そこはプラスに見てやらないと・・・
ところで、自由すぎて、反日でも許されるし、虚偽報道も自由という現実って、反動が大きすぎでは?


P195で大本教弾圧の話が出てきます。
マイナスに振りすぎて、オームを解散させることもできず、今日も生き延びさせています。
海外では、とっくの昔に違法教団として、処断されていますから、日本だけ異質です。
まあ、日本は、いかなる宗教でも同居できそうですが、イスラム系だけは、増えたらやばいことになりそう。


P207の徴兵逃れの項目で、体重が70g減っているという検査結果を徴兵逃れの証拠と見ています。
でも、そこはつっこみどころでしょう。

誰でも気が重くなる徴兵検査です。全員が朝食を普段通りに食べれる神経があるとは思えません。
減ることは確実で食欲が増す人はいないはず。
当時なら朝飯は茶碗飯で2~3杯でしょう。
それが1杯ずつ減っただけでも簡単に100gは減ります。このまま検査に行けば、その分、体重の平均が下がってしまうわけです。
ごはんの何割かは水なので検査前に用をたせばその分はさらに減りますが、普通の検査でも同じことなので食ったコメの量の違いが出たというとこでしょう。
緊張するとトイレに行きたくなるものなので、トイレに行く人が多かったせいで体重平均値を下げたとも考えられます。

ともかく、文部大臣は、徴兵逃れをする輩がいることの証拠として数字に表れた体重を利用しただけということで、体重には根拠は無いということです。

その体重の減少を戦前の日本人が「すべててと言わないが徴兵逃れをしようとした」根拠として語るのは、絶対に間違いだし、徴兵された方々に失礼です。

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