2016年9月出版の新書本です。
やっと通読しました。
気になる点を:
P4:スポーツと戦国合戦の類似性を述べているのですが、あげているスポーツは
野球・サッカー・バレーボール・ラグビーなのですが、すべてヨーロッパが源流です。
(ほかのスポーツから変化・派生したスポーツも入っています。)
こんなのを戦国合戦になぞらえられると、書いた人大丈夫かと心配します。
P17:一揆という言葉
昔、百姓一揆などと習ってきた意味と異なるようです。
辞書を用意して調べながら読む本は辛いです。解説しておくべきだったのでは?
P38:どこかで、戦国時代の村や町や、城下町などの田畑・家々や通路の配置を説明して
おくべきだったと思います。
今の日本の村と同じですって済ましたとしても、江戸時代から続くような村を
知らない人々がほとんでないでしょうか?
なお、ヨーロッパやシナは城砦に囲まれた村や町が一般的だったのですから、
やはり説明はすべきでしょう。
日本人限定で、翻訳しての海外発行予定は絶対にありませんならいいかも。
P39:中間は苗字を持たず
断定しちゃっていいのか?
小者よりは上位の身分:身分制の世界だったと?
P48:上層クラスの百姓は苗字を名乗り・・・
これらの百姓のせがれが中間、小者にはならないと断定?
P42:金棒に~綱をつけ、ろくろにまわし込み、勢いをつけて振り下ろして~
やり方を間違えていませんか?危ないことこの上ないんですけど・・・
うまく打ち付けられても跳ね返った鉄棒がどこに飛んでいくやらw
下手すりゃ綱の長さの球の範囲を飛び回るのですよ。もちろん、ろくろが中心です。
P48:鉄砲の火薬の成分の硝石(当初輸入だけ)や、弾丸の原料の鉛は
買わなければいけない。また、火縄も買わなければならなかったかも。
年にせいぜい数回撃つ程度の材料しか持っていなかったと思われる。
P88:浜千鳥の鳴音
海岸線を視認しないと、千鳥の鳴く方向と距離が推測できても、ダメです。
千鳥が海中の沖合にいるのではなく、
遠くの浜辺にいるのかもしれないのです。
闇の中だと、海岸線はわからないです。海水につかるまで進まないとです。
P92:満水のピーク時期
いい案の様ですが、
ほとんどの河川には、ダムがあり、飲料水の引き込み口や、農業用水の引き込み口があります。
水力発電のための水の引き込みというのもあります。
よってピーク測定は、かなりの上流で測定しないといけません。
そこでは、土砂の流入という別の障害もあるし、まだ雪の下という可能性も。
携帯の範囲外という可能性も高いですから、適宜、データ採取に通う面倒さも。
ということで、簡単ではありません。
P108:乾飯を作るには、数日かかります。
飯炊くにも時間かかりますし。
出して、はい、みたいにはいかないのです。
小人数分に分ければ、1時間以内に飯炊けますから、まずい乾飯にこだわるのは変です。
P110:麦130俵
生ですね。でも、1時間も費やせば食えるようにできます。
P137:麦や米は刈取っただけではダメで、脱穀、もみすり、精米の工程が必要です。
玄米で食うならもみすりまでですが、うまくないから・・・
ネットに以上の工程を自分で実施する方法が出ていますのでご覧ください。
戦闘の合間の暇な時間つぶしには、いいかも。
P146:馬の飼料
ファンタジーを書く人には参考にして欲しいところです。
人の食料どころか、馬の飼料も持たず、飼料になりそうなものが何も無い地域で
戦闘を続けるファンタジーが横行しちゃってます。
P161:陰陽寮の規定
これ実際にやられると、2時間ごとに起こされることに。
ほんとに鳴らしたと?
P183:地図と地の説明
ここに限らず、地の文に出る地名が地図上に示していないことがあります。
(地図は少ないのが残念)
ここの場合は、小牧城の近くとあるから、地図で探そうとしない程度だからいいけど。
P217:本郷を地図に示して欲しかった。まあ、現在の地図で本郷が見つかるから、それか?
地図と、その付属文に違和感があります。
「当時の推定地図で、河川改修を重ねた現在の河川地図とは違います」と書くだけで所かったのでは。
P222:この札は小さな木札で、地上に立てられていた
~どの札のこと?
P228:禁制の特徴
現在までに見つかった禁制で言いきっちゃうのってまずくない?例外も書いているのに。
そもそも、用も無くなったのに残しているのは、ものぐさ坊主の証拠みたいなもんだし?
廃仏毀釈で寺ごとなくなったものも多いんだし。
後継者がいなくなって廃寺というのも・・・
お寺建て替えで不要と思われるものを廃棄・焼却・敷地に埋立てたってのもあったっけ。
やっと通読しました。
気になる点を:
P4:スポーツと戦国合戦の類似性を述べているのですが、あげているスポーツは
野球・サッカー・バレーボール・ラグビーなのですが、すべてヨーロッパが源流です。
(ほかのスポーツから変化・派生したスポーツも入っています。)
こんなのを戦国合戦になぞらえられると、書いた人大丈夫かと心配します。
P17:一揆という言葉
昔、百姓一揆などと習ってきた意味と異なるようです。
辞書を用意して調べながら読む本は辛いです。解説しておくべきだったのでは?
P38:どこかで、戦国時代の村や町や、城下町などの田畑・家々や通路の配置を説明して
おくべきだったと思います。
今の日本の村と同じですって済ましたとしても、江戸時代から続くような村を
知らない人々がほとんでないでしょうか?
なお、ヨーロッパやシナは城砦に囲まれた村や町が一般的だったのですから、
やはり説明はすべきでしょう。
日本人限定で、翻訳しての海外発行予定は絶対にありませんならいいかも。
P39:中間は苗字を持たず
断定しちゃっていいのか?
小者よりは上位の身分:身分制の世界だったと?
P48:上層クラスの百姓は苗字を名乗り・・・
これらの百姓のせがれが中間、小者にはならないと断定?
P42:金棒に~綱をつけ、ろくろにまわし込み、勢いをつけて振り下ろして~
やり方を間違えていませんか?危ないことこの上ないんですけど・・・
うまく打ち付けられても跳ね返った鉄棒がどこに飛んでいくやらw
下手すりゃ綱の長さの球の範囲を飛び回るのですよ。もちろん、ろくろが中心です。
P48:鉄砲の火薬の成分の硝石(当初輸入だけ)や、弾丸の原料の鉛は
買わなければいけない。また、火縄も買わなければならなかったかも。
年にせいぜい数回撃つ程度の材料しか持っていなかったと思われる。
P88:浜千鳥の鳴音
海岸線を視認しないと、千鳥の鳴く方向と距離が推測できても、ダメです。
千鳥が海中の沖合にいるのではなく、
遠くの浜辺にいるのかもしれないのです。
闇の中だと、海岸線はわからないです。海水につかるまで進まないとです。
P92:満水のピーク時期
いい案の様ですが、
ほとんどの河川には、ダムがあり、飲料水の引き込み口や、農業用水の引き込み口があります。
水力発電のための水の引き込みというのもあります。
よってピーク測定は、かなりの上流で測定しないといけません。
そこでは、土砂の流入という別の障害もあるし、まだ雪の下という可能性も。
携帯の範囲外という可能性も高いですから、適宜、データ採取に通う面倒さも。
ということで、簡単ではありません。
P108:乾飯を作るには、数日かかります。
飯炊くにも時間かかりますし。
出して、はい、みたいにはいかないのです。
小人数分に分ければ、1時間以内に飯炊けますから、まずい乾飯にこだわるのは変です。
P110:麦130俵
生ですね。でも、1時間も費やせば食えるようにできます。
P137:麦や米は刈取っただけではダメで、脱穀、もみすり、精米の工程が必要です。
玄米で食うならもみすりまでですが、うまくないから・・・
ネットに以上の工程を自分で実施する方法が出ていますのでご覧ください。
戦闘の合間の暇な時間つぶしには、いいかも。
P146:馬の飼料
ファンタジーを書く人には参考にして欲しいところです。
人の食料どころか、馬の飼料も持たず、飼料になりそうなものが何も無い地域で
戦闘を続けるファンタジーが横行しちゃってます。
P161:陰陽寮の規定
これ実際にやられると、2時間ごとに起こされることに。
ほんとに鳴らしたと?
P183:地図と地の説明
ここに限らず、地の文に出る地名が地図上に示していないことがあります。
(地図は少ないのが残念)
ここの場合は、小牧城の近くとあるから、地図で探そうとしない程度だからいいけど。
P217:本郷を地図に示して欲しかった。まあ、現在の地図で本郷が見つかるから、それか?
地図と、その付属文に違和感があります。
「当時の推定地図で、河川改修を重ねた現在の河川地図とは違います」と書くだけで所かったのでは。
P222:この札は小さな木札で、地上に立てられていた
~どの札のこと?
P228:禁制の特徴
現在までに見つかった禁制で言いきっちゃうのってまずくない?例外も書いているのに。
そもそも、用も無くなったのに残しているのは、ものぐさ坊主の証拠みたいなもんだし?
廃仏毀釈で寺ごとなくなったものも多いんだし。
後継者がいなくなって廃寺というのも・・・
お寺建て替えで不要と思われるものを廃棄・焼却・敷地に埋立てたってのもあったっけ。