ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

宇宙への夢の問題点

2024-06-15 03:28:49 | ファンタジー
1977/9/5 打ち上げのボイジャー1号だから、その電装備は更に前に完成したわけです。

ほぼ47年は稼働している訳です。
原子力電源そのものは、寿命は100年以上でしょうから考慮外。
最初に寿命が来るか不良を起こすのは、メカ系で、次が制御系の半導体でしょう。
 ~幸い、メカはアンテナの向きの制御などの最小限でしょう。
  しょっちゅう動かすものではないので不具合の発生も抑えられているでしょう。
半導体の内、メモリ素子は、電子を閉じ込めておくものと電子を叩き出したもので、01の違いを
記憶します。この電子を宇宙線によって叩き出されると不良記憶ないし不良プログラムになります。
 1個ぐらい変わってもカバーできる技術はありますが、複数が変わると難しくなります。
 ~宇宙線は、半導体より小面積を通過するから、素子が抱えている電子を直撃するのは
  希かも知れないけど、確率ゼロでは無いのです。

 パーツの寿命:
  多数のパーツを動作させて、ある期間でどれだけ不良になったかで
  計算するものなので、実際の寿命とは、ほど遠いです。
  100個のモノを1000時間使って10個不良が出たら
   寿命は100個x1000時間÷10個=1万時間(=416日)となります。
    これ通電し放しですから、電源オフ時に壊れ安いということの検査を避けています。
   ~不良確率を除外するために、有意そうな不良数が出るまで稼働させて出します。
    ~不良1個出たら終わりでは、不良確率すら求められません。
   ~パーツの寿命そのものを測っているわけではありません。
    短命そうな糸巻き1万個を1年放置しても、おかしくなるのはゼロです。
     これを寿命1万年以上と言えますか?
  ~軍用は、もっと厳しい基準が使われるはずです。

 寿命が無限と云われていた半導体も、寿命を無視できなくなりました。
    20年+前の多分日本製では無い半導体:目覚まし時計2種
     一つは産経新聞の拡販用で、「おはようあさだよ」と叫ぶやつ。
     どちらも5日持たずに壊れて液晶表示を止めました。
     基板とか、抵抗、コンデンサー、電池、電線のせいだとも言うのは無理でしょう。

素子から回路までの各段階を複数用意し、一つ以上が破損しても他でカバーする技術があります。
今回は回路切り替えによって、対策が成功したようです。

さて、宇宙への飛び出し・植民を言う方も現れてきました。
半導体も無限に動作する保証はできないようです。
 ~半導体工場も連れて移民しなければ・・・になります。
  ~人間がAI含めての人工知能と同じ事をしろってのは無理だから。
 ~電力も、原子力では年数が不足するかもの懸念と、乗員が限界超えないか?
  宇宙空間の水素を集めての核融合発電・・・実現は遠そうです。
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雷魔法の扱いにご注意

2021-07-14 05:17:50 | ファンタジー
雷魔法で直撃されて、戦車内が被害を受け乗員も全員死ぬ
というファンタジーを見かけました。
~科学を誤っているので、そこで読むのは終わり。
~魔法をファンタジーで受け入れるのは良いとしても、
 科学的事実を拒否されると、頭に辛い。
 超能力・魔法などは、科学で否定(も肯定も)できて
 いないところが良いのです。
~ネコにフィクションを語らせる連載記事があります。
 ネコが語ることがファンタジーですから、語っている
 内容をフィクションと思おうとしても中々辛く、最早
 読む気になりません。
~我が輩は・・・も最後まで読み切れていないw

乗用車への落雷については、昔からの実験があります。
車内にいれば安全とされています。車体が地面から絶縁
されていようがチェーンで導通していようが関係ないよう
です。
 ~50年以上昔の運搬車はチェーンを引きずって走行す
  るのが流行っていました。今では見かけない光景です。
航空機は、飛んでいれば毎日のように落雷を浴びるそうです。
導電性金属で覆われていれば、基本的に安全なようです。
~ガラス窓などは、覆われていないわけですが、すぐ側に
 良電導体の金属があるので、そちらに通電・落雷すると
 いうことです。
~当初のFRPでボディ外装を造ってしまったスポーツカー
 は、かなりやばかったことに・・・

ただし、完全に安全ではなく、内部への通電で燃料に引火
し爆発する航空機の事例は、あったようです。
航空機では、対策は採られているそうです。
~電子・電気装置も必ず全部が機体にアースされている。
 ~室外に置かれる湯沸かし器・エコ給湯・蓄電池などの
  設備も外側は良電導体で必ず内部のアースが完備され
  ているようです。
~乗用車メーカーも交通事故即爆発を避ける意味もあって
 燃料タンク内の蒸発・ガス化を押さえる工夫をしている。

で、何の対策をしなくとも、全体が良導体で覆われている
戦車では、燃料爆発はあるとしても、乗員が感電死するこ
とは無いとなります。
~ミサイルや砲弾は、金属で覆われているので、これらも
 問題なしと。
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物質転送で思ったこと

2020-01-09 22:26:34 | ファンタジー
物質転送って、物質のデータを送って、その先で組み立てるという理屈でしたね。

3次元プリンターが、物質だけなら送れそうな基本の道を示しました。

で、次は、魂抜きの生物はという前にいますが、難しいだろうな~

小説は、構わず、できるって話でいいのです!
物質転送で熱エネルギーは、維持して送るというのは、必須です。
送ったけど、高温で死にましたとか、低体温で死にましたでは、まずい。
逆に、位置エネルギーは、奪うか与えるかして、熱エネルギーに変化がないように
しないといけない。~エネルギー保存則には逆らわないといけない。

次に慣性の法則。転送先の受け入れステーションの慣性の法則に合わせないと
いけない。
送り出し側と送り出す物の速度は多分同一でも、受信側の速度は全く別物の
はず。

受信側の物質で組み立てれば、自動的に受信側に会いますね。
組み立てながら、加熱ないし冷却すればいいということで熱エネルギー調整も
簡単な話かな。

物質転送では、本体が残る=同一人が何人もできる=殺さないと人が増えすぎ
るというのと、コピーは多分劣化コピーで転送を受ける度にバカになっていく
という問題がそもそもありましたw
食料や物資なら、農業・漁業・製造業を無視して勝手に増やして社会の仕組
みを壊していいのかというのも。
(スタートレックは、残ったのを消してたんでしたっけw。でも送り出し先に
 機械は無かったな)










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ジャンキージャンクガンズ~鉄相機譚~ 天酒之瓢著 カドカワBOOKS

2019-12-18 22:00:16 | ファンタジー
平成29年2月出版なので放置でもいいんですけど。

ちょっと設定などが奇妙なので。

ある地域から逃避した貴族に多い詠術士(ウィザード)の優秀者を捉えて利用するという
のが基本にあるのですが、逃避できなかった人がいても当然なんですが、利用された人に
1名もいなかったそうなのが奇妙。
主人公の両親が最初の2名というのが理由。残留者では一人も成功せず使い切ったという
言い訳もありそうだけど、失敗ばかりしたのが、突然成功続きというのも不自然。

主人公の操る金のやつだけ、距離無関係に召喚されてきて、終わったら、元の場所に戻って
いくらしいって無理スジでしょう。
(青銅・鉄・鋼鉄・銀のは制作者がいるようです。金は誰が作った?誰が使い方を知って
 いて娘=主人公に使い方を教えたのかという大疑問。
 寝返った両親は知らなかったらしいというから大矛盾。)

頭だけ持って行って、植え付けて?生かしておくみたいなことになっています。
頭を切り落とした後、移植するまでの間、頭だけで生かしておく技術・魔法の説明が
ないんですが。
(すべての場合、頭だけ持って行ったわけですが、イライザだけは全身を持って行った
 ってご都合主義でしょう)

つぎに頭だけのがしゃべっていいんでしょうか・・・全員の頭に気道がつながっていれば、
話せる可能性はでてくる・・・

両親の頭を植えた?のが数年以上前、その後も増やし続けて、未だ赤ん坊状態って・・・
で、戦闘を始めたら育ち始めたって、スジが通っていないかも。

この本も含めて、ファンタジーでは強さ順が、銅<鉄<銀<金って、この世の価値=金額順に
なっているんですけど、実際の硬さ、強さでは、金<銀<鉄になります(銅は合金に
よって変動するので置いときます)。ガンダムみたいなの引っ張り出すなら、金銀は除く
べきだったと思います。
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白銀の墟 玄の月(三、四) 小野不由美著 新潮文庫

2019-11-10 19:15:32 | ファンタジー
最終決戦に至る前に小説としては終了しています。
最後の1ページ未満の一見歴史記述の最後のたった1行が小説終了後のまとめ
記事になっています。

中国風になっていますが、本来の中国式文なら、句読点も何も無く
文字が続くだけだから、ここは日本風ということで。

十二国全部が独自の暦をもっていたんですね。黄海は十二国とは別ですから
全部で十三の暦があるということになります。
(黄海は神の支配地域ですから、年号は無いのが正しいはず?)

年号は全部独自なのは明確ですが、月日の違い、1日の始めの違い1年始めの違い、
1年の長さの違いなどがあるのかどうか、時差はあるのかも、不確かだったかと。
(移動が月日単位でかかる世界の話なので、どうってこともない事項なのですけど)
(月が数字なのは助かります。古いロシア歴の月の呼び名みたいなの出されても
 覚えられませんから。睦月、如月などと出されても無理な時代になったかも?
 ラノベに独自名称使ったのがありますが、はっきり言ってきついです)

さて、中国風の人名や地名などの読みを覚えるのがきつくなっています。
年のせいもありますか。結構ルビが多くて助かっているのですが、全部に
振ってあるわけではないので難儀です。

読後感想は、「あとがき」が秀逸です。

神の摂理が働いていなそうな「芳」の国のことが「あとがき」に上がっていました。
麒麟が不在になったのに、次代の麒麟が生まれる・育つ気配が無いという
ことです。これも、今後の展開で決着が付くといいですね。
麒麟が異世界に流されても何もしない神というのもなんかな~と。

麒麟が育つ木が黄海にあるんですが、複数育つ(かも知れない)場合に
どれがどの国の麒麟という見極め方法はまだ無かったような?
これまでは1回に一つで話ができていますが、最初は12個なっていたはず・・・
で麒麟が未だ育っていなかった世界はどうだったみたいな・・・
そもそも最初の人々は、最初から大人として作られたはず・・・




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