ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

世界の超古代文明FILE 古代文明研究会[著] Gakken

2013-07-28 23:48:22 | 本と雑誌
ムーspecial [完全版]としているだけに、主張した人がいたし信じた人がいたらしい物件すべてを載せてあるという印象あり。
現在も信じている人がいるかどうかわからないほど、疑わしいものもいっぱい!

なお、現地に行って調べればわかるどころか見ただけでもすぐわかるはずのことまで、”と言われている”記述を付けて責任逃れしているのは、どうかと思う。

この中に、ほんものがあっても調べる気力が起きない程の数ですwww というか、本物の遺跡であっても、そこにオーパーツとかトンデモ的な異説を持込むから、もう全部インチキと思えるほどムチャクチャ。

まあ、ムーというか学研の統一的な扱いがわかる一冊と言えるかも。



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宇宙がまるごとわかる本 宇宙科学研究倶楽部編 Gakken

2013-07-28 10:59:36 | 本と雑誌
買ったのは8刷、第1刷が2012年2月の発行になっています。

この本は「ニュースでわかる!宇宙(学研パブリッシング刊)」に大幅に加筆・訂正を加え再編集したものとあります。


印象としては、間違いなどは、まったく修正していないかもという・・・

P4:ルナ1号が「初めて宇宙空間にへ打ち上げられて以降」とありますが、それより以前に飛んだロケットがありますね。成功とは言えないようですけど。まあ、ルナ1号も、目的とは違うけど太陽を巡る人工惑星にはなったぞと。

P9:表中で、木星、土星の項に、「質量も密度も小さい」とあります。密度についてだけは合っていますね。

P15:水星の項:
水星の1日が、地球の176日にあたるという記事。Wikiは、太陽日という表現で、太陽が子午線を通過するのに要する日数と書いていますが約176日としているのは同じです。
これ、Wiki見てもわかりにくいですが、確かなようです。(Wikiの2回公転で3回自転の図で、向きを示す赤い棒を反対の位置に付けて考えると少し分かりやすくなります)
この本で”つまり”こうだというのは、私を含めた素人には無理というもんです。(今は小学生にも教えていますということならゴメンなさい)

P15:「比重は地球につぐ2番目で大きさは5分の2」という記事。ここから地球より軽いのは当たり前となりますが、「コアが重い金属で大きい」という推定に至るには、かなりの飛躍が・・・一文につないでしまうのが無茶。

以降のページ:とりあえず放棄

参考書にでもなればと思ったけど、うかつに信用できない箇所もあるようで、困ったものです。


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ローダン453 消えた女王ドラニア H・G・フランシス著 ハヤカワ文庫

2013-07-28 09:16:19 | SF
以前からのを除けば、あまり変なとこ無しと思いきや

あとがきにかえてに・・・・

「アルコ-ル度数百六十パーセント」という間違いが・・・・

日本は「度数=エチルアルコール体積濃度を百分率で示したもの」なので、日本での度数は、100以下です。
一方、アメリカあたりは、プルーフで度数の2倍、イギリスあたりは度数の約1.75倍とありますから160プルーフは、どちらでもありえます。(ドイツも似たようなものかも)
英語圏で degree はプルーフのこととあります。

いずれにせよ、編集者は、目を通していないという証明ですね。


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ローダン452 ムルコンの城 クルト・マール著 ハヤカワ文庫

2013-07-18 10:38:20 | SF
さっそく変なとこを

P76;ルーワーの宇宙船が核爆弾で被害を受ける場面。
これがなぜおかしいかというと、ローダンの第1巻から2巻あたりまでで、アトランの出身種族のアコンの宇宙船が地球に飛来し、米ソなどから浴びせかけられる核弾頭ミサイルを爆発させないという理論不明のテクノロジーを使ったということがありました。

で、ルーワーは、地球起源の人類より数百万年前より銀河をまたにかけて活動してきた種族ということになっており、宇宙に出ることもできない種族のごく原始的な武器である核兵器を防止する手段を持たないはずがないということです。


P79:エネルギー・バリアが、加速によって生じる慣性力を無効にするから:
加速度ゼロでも動いてさえいれば、慣性力はあるから、翻訳の間違いかもというのがひとつ。
バリア内が、どうも無重力ではないということ。加速による重力は無効にしながら、都合のいい重力が残っている。
さて、宇宙での物体は、物質に速度を与えて放り出し、その反動で進むのですが、このバリアーを展開したロボットは、いかなる手段で進めるというのか?

P95:北方八度の方角から
地上だけのお話では、その情報だけでいいんですけど、地上から宇宙を見ての話ですから高さを示す情報が不足です。


P105:太陽灯の設置位置が少し変かも。プラットフォームの上に張り出して設置されている印章が・・・・
ついでに:ごくわずかしか恒星が存在しないらしく、巨大構造物を明るく照らすものは近くになさそうだ:
恒星系に属していないからというのが暗い理由でしょうけど、地球に最も近い恒星の光でさえ何も照らせないという事実があるのだから、この記事はまったく変。


P112:空中事故の場面
もっとましな偶然事故を書けなかったのか?


種族ツァファールのこと
もはや、ホラー小説。
頭が無い高等生物が生きていけるというのはホラーだけ。(人間だったら、どうやって食うんだってツッコミも可)
さて、盲目グループ、男性至上主義グループ、女性だけのグループって極端なのが3つあるけど、前2つは存続可能でしょうが、女性だけのグループは裏付けも何も無いグループ(男は都合できるとしても子供がいないグループって?)。
ついでに盲目グループって進化というか退化して盲目になったというのだが、未だに光源になるものがあり使えるるし使っているとなっては、納得するのは無理。


P116:とりあえず、宇宙にも出て行けるし核爆弾も使うほどのツァファールなのに、通信手段が肉声のみ、武器が棍棒、槍などなどって、どう理解せよと?


ムルコンの城:
宇宙空間に存在する小惑星といったところか。
岩石を積み上げた構造物があったりするので、どこかに重力発生器があるという設定はよし。




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「誤解」の日本史 井沢元彦著 PHP文庫

2013-07-11 06:38:08 | 本と雑誌
「常識」の日本史の改題、加筆・修正版だそうです。

「常識」を働かせて歴史を読めばこう理解するのが良さそうというもので、おもしろいです。

一々納得できます。

もっとも誤解されていたらしい織田信長の見直しも、あちこちですすんできているようですから、信長の今後の扱いも楽しみです。

山本勘助の件:
本書では山本菅助が実在した証拠から、甲陽軍鑑を全否定するのは間違いとしています。
軍師山本勘助が実在したかどうかは議論していませんが、いたようだという肯定的な立場を取っているようです。

別の見方をすると、失敗を恥じる軍師かそれに準ずる立場の者がいて、一生の恥の痕跡を消すために、合戦で死亡した山本に身代わりになってもらおうと書いたか、誰かに吹聴するかして、それが残ったとも取れる。だから、失敗をまったくかばっていないのは当たり前。

このあたりは、いつかわかるといいな。



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