ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

ゴーストハント続き 小野不由美著 メディアファクトリー

2011-11-10 13:11:11 | ホラー
古書店で第1巻見つけて買いました。小説は1989年以降の悪霊シリーズのリライト版のようです(2010年11月)。
アニメは十二国記の後ですが、2006年ですから旧作がベースのようです。

未読です。




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死んだ女は歩かない 牧野修著 冬幻舎

2010-11-11 10:07:38 | ホラー

サブタイトルが片言英語なので、なんかなーと思ったのですが、日本語もつらいです。編集者どころか作者も、打ち終わったあと読んでいないのでは?

ファンタジーかもと思ったんですが、超能力っぽいのから魔法ありのなんでもありみたいなので、もうホラーと分類しときますです。HEROSに触発されてそうで、なんかはずれてるぞというとこも。例えば超能力を奪うのに、Hは、脳を食うんですが、こちらは内臓。脳の方が科学的根拠がありそうなのでHに軍配を。ついでに変身能力では、質量保存則は無視で、声もそっくり同じでいいのか?(Hは生身の役者がやるのだから必然なのだが・・・)

P13:”立体裁断されていても収まりきらない乳房が”:立体裁断されているのは、ラバージャケットなのだが。

P14:体から長大な剣をひっぱり出すんですが、これだと異次元ポケット?魔法でも無理?

P55:”二本の・・・腕で、警備部員の胴体をつかんでいた・・・乾月のはるか頭上を越える・・・振り返り・・・怪物の背に輝十字がしがみついている・・・・一歩踏み込み、男を掴んだ腕を斬りつける(*1)・・・・空中でバランスをくずした。男から腕が離れる。一瞬早く怪物から飛び降りた輝十字が、落ちた男を抱きとめた。(*2)”

  *1:一歩では届かないだろうし、そのまま踏み込んでいっても、輝十字の背中に斬りつけることに。*2:男は二本の腕でだから体の前に位置していたはずで、輝十字とは怪物をはさんだ位置にある。男は、怪物と同じ放物線を描いて落ちるはずだから、抱きとめに行く前に怪物を迂回しなければいけないので無理だろう。

P55:超音波で、キャビテーションを起こさせ、脳の特定部を一瞬に破壊することが可能といっているが、超音波でできるのは脳全体を破壊できるていどの集中精度(*3)しかないと思う。*3:武器としては充分すぎるほど。超音波では、発信源から円錐状に効果がおよぶから、脳内の特定部位だけってのは、そもそも無理。

P56:魔法などで変異したものが、死んだら元に戻るってのは、よくあるお話だが、この小説では、医療虫変異体に体を乗っ取られた結果の変異でないのか?で、本人が死んでも動くというのに、死んだとこで元に戻ってどうする?

P64:”・・・・出納係。」・・・・なんで、その名を知ってる”:出納係とか洗濯屋が名前か?著者は、”あだ名”に相当する言い方のない国からの帰国子女か?

P64:”煙がもくもくと吹き出した”:たかがタバコしかもシガレットなんだから、焚き火みたいにいくかと。葉巻でも、パイプでも無理だろう。10本程を一気にふかせばこの雰囲気にはなる。

全般に、会話には!や?などを使わずに書いてあり、しかも補足となるべき地の文があまりないので、これは断定か、疑問か、ただの記述かと読むのに悩みます。会話からのニュアンスを掴みきれないし、読むほうで勝手にニュアンスを加えろというもののようですが、はめてみて先に進むと、ありゃ違ったと・・・。人物などの性格描写の細かい小説や、長期連続小説なら推測できるものの、こういう単発小説で、それを読者に望むのは無理。例えば女性の「・・・・なの」って言い方は、発音しない限りニュアンスがわかりません。中ほどあたりから!や?を使い出すんですが中途半端で徹底できていないようです。

P65:あらゆる音を消し去る力:科学や超能力でも無理だから魔法としか言えない。

全般に、女性キャラの会話の調子が統一できていません。特に男性口調が混じってしまうのは、まずいっしょ。読んでもらってから出して欲しい~

チェックいれながら読むと、登場人物誰がいたんだっけと考え込み、これ誰の発言だと前に戻って調べるはめに・・・・(小説としては、誰の発言かを書かないのは、めずらしい方かもね)

チェック多すぎるのて途中ですが、もうやめときます。

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