ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

太陽の召喚者 リー・バーデュゴ著 ハヤカワ文庫

2014-07-24 14:58:37 | ファンタジー
剣と石弓・ライフル・魔法のファンタジーです。

(ライフルは、後ゴメ以外に先ゴメもあるって、おいおい)

風景描写からは、ライフルが作れるような文明が感じられないんだが・・・


P9:顔色は悪いし、ひねくれているし、まるで腐った牛乳みたいだ。
悪口の慣用句なんでしょうが、その意味は?
(腐るのにも国によっては、色が少し違うっぽい。カビの違いかも)



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煙と骨の魔法少女 レイニー・テイラー著 ハヤカワ文庫

2014-07-24 14:37:15 | ファンタジー
2013年11月出版です。

面白いです。
ただし、予告なく時制が変化しますので、ちょっとまごつきます。
結構読み進んでから、おっと過去の話だというように・・・
あるいは、ずっと先に進んだ話だとか・・・

過去の事件の謎解きとか、その件はこうなったという説明として、面白い手法です。

パラレルワールドもので、他世界は剣と魔法の世界というとこでしょう。
(この世界の武器をなぜ持っていかないのかというのが最大の謎)

ちょっと変なとこを

P53:例えばネズミとサソリとのキメラの話が出てきます。
1:どこがネズミでどこがソソリって書いていませんから想像しようがありません。まあ、書かれていても想像したくないしろものばっかりですけど。
2:この世界にある扉から行けるどこかの世界の家に住み着いているようだけど、こっちの世界には逃げ出していない。

このファンタジーの魔法は、発動させるのに代償として痛みが必要となっています。
ただし、維持と利用には痛みが無用っぽいというとこが忘れられているかもw
カルーが魔法で飛行できるようになります。飛べるようになるのには痛みが必要で、そのための痛みの代償は使うアイテムに注入されているということでいいんです。
(アイテムを作ったブリムストーンは既に死んでいるので、アイテムに注入されているとしないと困るからです。)
で、飛ぶにはエネルギーも体力も使わないようだから魔法にしか思えませんが、痛みを担当する者がいませんから魔法の扱いじゃないようです。

ポータルと呼ばれる移動システムもファンタジーでは、当たり前になちゃったか。
どこでもドアって、エネルギー保存則で、あっさり否定されちゃうとこが残念。

P86:「すっぱい日本酒」ってのが出てきますが、腐ってるのを飲んで、そう思い込んだ?




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タイタニア4 田中芳樹著 講談社

2014-07-17 11:53:11 | ファンタジー
2013年9月出版です。
気づいてはいましたが、続編だから想像できて避けていました。

まったくの駄作です。
サイエンスは、どこにもありません。まさにファンタジーです。

1~3を読み直してと始めましたが、ダメでした。
本書も、半ばに達する前にギブアップです。

1:人工重力
「天空の城」や、宇宙船すべてに、人工重力が採用されています。宇宙船では、進行方向に対して立っているという伝統的な方式です。
天空の城は衛星で、惑星を周回していて、さらに城を軍事衛星(これらにも人工重力があるもよう)14個が周回しているという設定。
なにかしなきゃ軌道が安定しないだろうけど、そこはスルー。

2:通常空間での超光速航法
SFとしてのこれは、ありなのですが。
なぜか、通信までが超光速で、宇宙船より早い。そして極めつけは亜光速の宇宙船をリアルタイムに視認・確認できるという、奇妙な設定。

3:あまりにもいい加減な映像電話システム
ファンタジーの魔法としか言えないものになっています。
別の部屋空間に、三次元映像装置、スピーカー、マイク、カメラ(三次元映像で取り込めるものだろう)に相当する見えない装置を送り込んで会話するという、とんでもないもの。つまり、爆弾を随時・随所に送り込んで、手軽に暗殺できる技術があり公開されているということで、世界そのものが破綻してしまいます。
また、映像の人物の視線では見えないはずのものも見えているらしいから、相手の人物が見ている映像はどうなっている?みたいなとこも。

4:究極武器
タイタニア1~3に、衛星を粉砕できそうな武器を登場させちゃいました。天空の城など一撃で吹っ飛んじゃうようなのを。小説の基盤みたいなのも吹っ飛んじゃったのですが・・・

5:敵地に招待されて訪問する
小説でしかあり得ないことでしょうね。三次元映像電話があるなら、それで会話すればいいこと。
で、訪問を否定すると、タイタニア4の基本設定を全否定することに・・・

6:タイタニア公爵夫人の異常さ
タイタニアの眷属は、不思議なことに、あまり多くないような。
で夫人は、元は一般人と思われるのですが、タイタニア一族中の一族を体現するような性格づけになっています。
まあ、西太后とか閔妃とかいたわけだから、例ありだからでいいか。

7:大げさで難解な表現がいっぱい
ファンタジーであるから事実と詠み取るべきか?
P13:毒を塗った~切り裂いた。
P14:毒液が噴きこぼれた。
P14:顔は肉食獣のそれだった。:人間自体が肉食なんだけど?何に似ていると想像して欲しいのかな。
ゴリラだと、昆虫は食うけど肉はあまりのようだし。チンパンジーなら他種の猿を捕まえて食うまさに肉食獣だが、イメージ違うよな。
P14:真冬の活火山~
P16:押しかぶさり~
P16:声が~刺さった
これでやめとこう。

8:惑星攻撃方法が古すぎるのでは?
現代では、岩石や小惑星などを引っ張ってきてあとは自由落下させるというのが当たり前じゃないのかなと。
スターウォーズ時代でさえ、あの地上戦は何だという声がいっぱいあった。

9:それ欠点か?
「有利な状況で戦ったことがない」
ところで、戦略の勉強では、有利なのも不利なのも勉強するはずだが?
勉強しなくても有能な戦略家になれるという小説だったか?

P62:麾下の
会話で使って理解されるような用語か?
会話では、「貴下」と取られちゃい、相手が「?」となるのが普通かと。
まあ、小説の会話って、読者に通じれば良いということは、あるんだが。

P63:二万隻~全天の星々を圧する光の群れ
戦用宇宙船が無駄に外側照明している・・・
見えないように作るんじゃないのか。

P71:本人に関する悪口みたいなのを本人がいる部屋でどうどうと・・・聞こえないってご都合主義すぎないか?
宇宙船の部屋は、結構狭そうなんだが。
ところで、コーヒー運んできて、手渡し場面もない(手渡ししたら腕をつかまれるの必須)から、テーブルなどに置いたと推測されるが、戦闘用宇宙船の椅子にテーブルが付いてていいのか?

P72:宇宙船の進行方向を変えないまま停止できるようだ・・・
推進装置をちゃんと、考えてあるのかな?

P82:前方を横切っていく宇宙船を攻撃しない?
もし、横方向も攻撃できる宇宙船が相手なら、横から攻撃しても、反撃してくるのは、外側手前の船だけのはずだから二万隻相手でも大したことではない。敵編隊の内部につっこんだら、敵の反撃は、味方をも攻撃することになるから、万々歳。
したがって、敵前を横断するのって、あり得ない行動だろう。

P87:むだ飯を食わせてきた。
1~3読み直さないとだが、ファン・ヒューリックって元はタイタニアの人間だった?

で、ここで挫折です。



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畳張替のこと

2014-07-13 10:43:09 | 日記・エッセイ・コラム
過日、畳張り替えませんかという電話があり、もう築13年経過しているから、まあ、見積もりさせてみようかと。

定価¥7,000/1枚を¥5,600にしますというものでした。(消費税は言っていませんでしたが、見積もりを見ると別でした)

ネットで探すと、¥6,000というのもあり、まあ、普通なのかなという感想です。
見積もりには、3種類、¥5,700、¥9,000、¥12,000を持ってきました。イグサが細い方ほど値段が高いようです。

見積もりに持ってくるサンプルは、20センチメートル四方程度の小さいものです。

さて、¥5,700ので手を打ったのですが、納品されてきたものを見ると、すべてのゴザの両端が日焼けしたものが使われているじゃないですか。
畳表(ゴザ)に加工したたまま倉庫に置き忘れ、気づいてたら変色していたというところでしょうか。
どうも不良商品の不良在庫一斉処分セールだったようです。
2014071309310000




この畳屋、「さくら畳店」という名で、前橋市、太田市、宇都宮市で営業しているようです。

おまけ:古い家屋の方には、50年以上前の畳が、そのままになっています。
裸でゴロゴロするんでないかぎり、問題ないです。
カーペットやシートなどでカバーしちゃう手をあり、安上がりです。

和室よりはフローリングのほうが結果的に安くすむようです。和室だと障子やふすまがあるのですが、この張替がなかなかめんどう。さらに、障子は、冷気遮断では、カーテンには及びません。カーテンで結露は抑えられますが、障子では結露し放題。障子のために窓枠の工賃が高くなっているのもマイナスですねw

余談ですが:暖房のための冷気遮断には、商品名が「プラダン」という白色系の半透過性のプラスティックダンボールが便利です。
90mx180cmの大きさで¥800ほどでハサミやカッターで切って使います。8年は使えます。さすがに、9年目あたりからは、ボロボロとくずれだし、土に還ります。
ノリで貼る必要もありませんから窓も汚れません。窓枠に近い大きさにしてはめこむと、そのまま落ちません。




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サンケイ新聞 ひなちゃんの日常26/7/5

2014-07-05 12:49:49 | うんちく・小ネタ
この回で、”江戸しぐさ”の”傘かしげ”を題材にしています。

江戸しぐさは、好ましいしぐさではあっても、江戸時代のものではありえないというのが正しいようです。
江戸時代の傘というか、昭和初期までの傘は、和傘です。ホネが竹であって、貼った紙に油が引いてあり、民家にあった品は結構重いので、両手持ち推奨の装備と思います。和傘が傾きすぎちゃうと、片手では、引き起こせないかもです。
(子供は、担ぐような形でしか和傘をさせませんから、傾けるのは無理です。~洋傘でも一緒かな)
(歌舞伎役者にしても、振り回した反動で立てているようですから形になっているかと。)
和傘は、東海道23次などの絵にあるように、すれ違う時には、傘を立てたまま、すぼめるのが普通の動作だと思います。
(街中で傘を傾けると、通りがかりの商店の中の土間に雨水をぶちまけることになるから、その行動が許されたはずがないというのも納得できます)

とうことで、「時代はかわっていくのか」というセリフは、作者さんが、江戸しぐさの言い分をそのまま信じているという感じがでていて、まずいです。




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