ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

闇の船 サラ・A・ホイト著 早川文庫

2011-03-31 14:56:47 | SF

SFとしては、初の作品だそうです。

おもしろいんですが、謎は、早いうちに推測できちゃいます。ちょっと残念。

やはりSFというか科学に慣れていないんでしょうか、おかしなとこもあります。まあ、ハインラインに倣うと、そうなっちゃうかもですが。

1.宇宙船から避難すべく乗った「救命ボッド」は、回収されるまでの間生き延びるためのもののはずで、ロケットエンジンなんかあるはずがないんですが、移動可能な乗り物になっています。

2.一卵性双生児では、血液型やDNAは一致しても、指紋や血管網、掌紋などには違いがあります。クローンは、一卵性双生児と同じ様なものですから、指紋、眼球血管網、掌紋などを使った鍵を開けることはできないのがホント。

3.クローンの作成・育成には、妥当な年月がかかっているようですが、眼球および周辺組織の再生が、ご都合主義と言えるほどに早いようです。

4.まあ、重力制御は、お約束としても、無重力下での戦闘が、ちょっと変です。

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星をさがして 張間ミカ著 徳間書店

2011-03-20 12:38:45 | ファンタジー

ほんわかした雰囲気のファンタジーです。剣と魔法の世界ですが、剣は、少ししか出てきません。

樹上都市としていますが、樹木の多い階層都市と言うほうがあっている感じがします。身近にある樹木をただ大きくしたのとは違うはずなので、どうも想像が・・・・

プラネタリウムを作るってのが、ありますけど。穴明けただけなのは、星の色が全部同じになっちゃって、実際の夜空を見るほどの感動はできないんですが・・・・・

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赦状のサバト2 番人の魔女 夏目翠著 中央公論新社

2011-03-19 10:04:18 | ファンタジー

著者のファンタジーで、首を傾げたくなるのが戦闘場面の描写です。

前作は獣との対戦ですから、獲物が短剣でも剣でも、よかったんですが、今回のは、人間相手です。

短剣で剣相手に戦うのって、短剣がまず、負けるらしいです。間合いの違いが理由だそうです。

重い武器どうしで戦う場合、武器を振ったあとに武器を構え直すまでに双方に時間的に余裕があるため、足技を使うようです。映画でもよく見られます。足技を使っても足への攻撃はこないということが条件で使うようです。一方で軽い武器を持つ相手に対して足技を使うのは、足への攻撃手段を余分に与えてしまうことになります。武器で防ぐことが間に合えば、負傷することになりますから。

よって、短剣を持つ相手に対して足技を使うというのは、非常に危険な行為です。1:わざわざ短剣の間合いに入る。2:防御行為で負傷させられる。

戦闘の描写は、映画などを参考にしてください。

ついでに、P14:隠し持っていた短剣を振り上げた。咄嗟に突き飛ばしたおかげで・・・:振り上げたほうが、よほどとろくさい奴だったようです。普通は、振り下ろしてくる腕を押さえにいく時間しかないのでは?なお、隠し持った短剣を使うなら振り上げて切るような使い方ではなく、そのまま突くのが暗器の正道でしょう。使った奴が、戦闘方法に疎いやつだったとしているなら、OKですけど。

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鶴の越冬のこと

2011-03-12 09:24:28 | 日記・エッセイ・コラム

今年2月頃?に迷い込んできた鶴の一団(約30羽)が、牧草地で越冬しています。

追記:1/29が初来で、最多で40羽、白鳥だそうです。3/27現在は20羽弱です。黒っぽい小さいのが混じっているようですが(写真には写っていません)、ヒナにしては、時期が早いので別の鳥か若鳥?

(鳥って地磁気の乱れに敏感だという話も聞きます。今度の地震に先立つ?地磁気の乱れをきらって逃げてきたんでしょうか?)

近い水場は、鬼怒川ですが、水も少なく、魚も少ししかいないのではってとこです。餌はなんでしょうね?すぐ近くには牛舎を餌場とするカラスがいっぱい(100羽近く)住み着いてますが・・・

出水では、白い鶴って迷い鳥だけのようでしたが、やはり鶴は白いのがいいですね。

Img_0002 

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禍つ姫の系譜シリーズ 高瀬美恵著 講談社X文庫

2011-03-01 20:42:11 | ファンタジー

環の姫の物語が、問題なさそうだったので、作者の旧作を入手してみました。

このシリーズは、少なくとも作者の20冊目にあたるはずんなんですが・・・・・

女の子の考える世界で閉じられているような・・・・ま、女の子向けの文庫らしいので無理もありませんが。

ちょっと一昔前にこうだろうと考えられていたらしい上流階級の女性の話し方が・・・ただし、最初からずっと同じしゃべり方で統一できてれば、まだましなんですが、そこはさすがに、想像の世界の会話のようで無理なようです。

教師がなぜか生徒に敬語を使う・・・・

男の教師のはずが、会話を見る限りまったく女とじゃないかとか・・・・このシリーズ読み通せますかどうか・・・

簡単には直らないということですかね~ 環の姫~も男性の会話に少し違和感を感じました。

でも、どこの出版社も、著者まかせなんですね。ある程度は、著者に変更させてくださいよ~ いくらでも書く人いますからってやってると、読む人がどんどん逃げていくというひどいことになりますよ。直せるほどの能力がある編集者がいなくなったってことでしょうかね。直せるほどなら自分で書いて稼ぐ???

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