ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

樹の枝や幹は、年月を経ても高さを変えないということ

2017-10-29 22:31:41 | ファンタジー
「2008年、続夏目友人帳」にも出てきたのですが、成長途上の地上でも手の届く枝に
髪を結んで、それが40年後に樹木のてっぺん近くにあり、結んだ状態のままにあるというのは
虚構です。

樹木の成長では、一様に全体が伸びるというイメージを大きく広げちゃったのが「隣のトトロ」でしょう。
あの成長画面は、すごすぎです。
問題は全体を一様に成長させたという間違いです。
(他にゴーストライダーだったかの映画と大竹しのぶ主演の記念ドラマ?で、
 木に刻んだサインが後年では上にあるという映像が:つまりどちらも2本の木を傷めたというw)

草木は一般に全体が伸びると思われていそうですが、細胞分裂は全体では長くは続かず、
特定の箇所に限定されます。
細胞分裂の活発な箇所は、つまり成長する所であり、成長点と言います。
成長点から離れた細胞は、少し大きくなることはできますが、樹木・草はセルロースですから、ある程度成長したら
それ以上大きくなることは、もはや不可能です(引っぱっても伸びないし、圧縮しても縮まないw)。

樹木の場合、基本で幹や大枝は、いくら成長しても高さは変わらないってことです。

つぎに樹木全体が、必ず太りますから、どんな枝に結ぼうが、太って切れるということ。

太さを変えないのは成長点の上ですが、樹木では、結び付けるのも乗せる(成長点下の葉に乗せる?)のも無理でしょう。
野菜のニラでは成長点が茎と葉の分かれ目にありますから、成長点上に結び付けるというのは可能なんですw
でも樹木では、先端の枝葉のすぐ下ですから、もう無理w

ところで、1メートルそこそこの木を植えたとします。それらの枝が2メートル以上になった時には、
まず、1メートル時代の枝は、ほとんどの枝が枯れて消えています。
で、樹木の見栄えが保持されるのですよ。
この絶妙のバランスにご注意を。

ところで、樹木の傍にアイテムを置いておくというのは、いまだ無いかもですが、
樹木が太ると樹木に取り込まれる可能性を少しは考慮ください。
取り込まれず、樹木に押し出されたままが、ほとんどかもです。
(個人の感想では、杉は、墓場の品物を排斥したようです。遺骨は肥料として吸収したかも?・・・)

ということで、昔のなんであれ、樹木に残すってのは、次の注意を。
1:枝や幹の高さは変わらない。
2:樹木全体は太る。
3:下枝に限らず適当に枝は枯れてなくなる。
4:主枝も枯れるのが避けられない。主枝が枯れても枝に生き残りがあれば株としては生き残っている
  わけですが、株としては見た目で残すか切り捨てるか決めることに。
5 数十年スパンでは、主副ともに枯れるのも結構目立つ。

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日本史の誕生 岡田英弘著 ちくま文庫

2017-10-22 20:08:20 | 本と雑誌
氏の追悼文から見つけて読みました。

大陸から見た日本史というのが日本からみたのとは全く違って見えるのがおもしろいです。

ただ、この本の基礎に疑問が出てくるところが、ちょっと残念です。

その1の疑問:中国(シナ)から日本への交易ルートに韓半島(今の韓国は、朝鮮半島を、こう呼べと
 主張しているのに、なぜか合ってるのがおもしろい)の河川を使ったルートを主張していること。

 歩荷(ぼっか:以前はゴウリキ=剛力・強力とよんでいたような)は人力のみで、背負って荷運びするもので、
 数十キログラムから100キログラムあたりまでの荷物を背負って運ぶようです。
 (小説の50貫=187キロあたりは誇張しすぎと。実際、当の現物の写真を見ると細切れのパーツの組み立てw)
 さて、川から別の川への移動でボートを担ぐって、一方通行の探検ならありなんですが、往復が当たり前の
 交易では、無駄すぎます。拠点にボートを預けて山越えし、次の川沿いの拠点でボートを借り出して・・・
 というのが筋です。帰りには、ボートはまちがいなく戻ってきますから、1隻あれば済みます。
 余裕持たせて2隻常備していればいいかも。
 ボートを運ぶ必要がなくなったとしても、拠点間に距離があるならば、食料も一緒に運ぶ必要があります。
 交易ならば交易品を行きも帰りも運ばなければいけません。
 食料は、だんだん減っていきますが、交易品は、そのままです。
 韓半島、日本からの品が鉱石っぽいですが、食料を運ばないとしても一人100キロしか運べないなんて
 少なすぎで、商売になるんでしょうか?
 食料を運ばなくて済むように、朝から晩までの移動距離範囲に拠点が作られたとみる方があたっているかも。
  ~日本の江戸時代の宿場町も、これが基本でできているはずです。
 ボートで黒潮を越えて日本に渡れるかという問題もありますが、渡れないと書いた記事があったような。
 北朝鮮の漁船が東北の沖に難破して流れ着く現代から考えても、ボート程度では無茶でしょう。
 日本も韓半島に鉄鉱石堀りに行っていたとあるのですから、中国も同じく鉄入手を行っていただろうし、
 その先の日本相手の商いは直接には出向かなくても日本からやってきたというのが妥当なとこでしょう。
 そのやってきた日本の取引相手を決めたのが金印ってことでしょう。

 時代が下ると海沿いの航海になっていますから、船も大きく大量の荷物が運べます。
 内陸の河川使いは、古代の、少量でもなんとかなった時代における、韓半島の鉄鉱石目的でしょう。

その2:文化の伝わる方向
 この本は、韓半島経由で文化が日本に伝わったとするのが見えます。
 現在、韓半島経由で日本へ伝わったものは、ほとんどないとされてきているようです。
 逆に、古代の文化どころか人種も、日本から韓半島に伝わったと解釈されてきています。
 (女性のミトコンドリアDNAからは、日本人が元、男のDNAは、大陸人種と)
 文化は、日本人が中国から得て韓国にも持ち込んだと。
 なので、この視点からの見直しも必要かと。
 華僑が日本に何かを伝えたかもしれませんが、基本、華僑が、その住んでいる土地・国に
 好影響や恩恵を与えた例は、ほとんど無いように思います。
 
 唐ガラシが、豊臣の朝鮮派兵で、和ガラシとして朝鮮に伝わったって面白いと思いませんか?
 陸続きの中国からは伝わらなかったのはなぜなんだろうと。
 イネの栽培も、倭人が伝えているんだな、これが。

その3:神の託宣などを真に受けて?書いている。
 これだけで、多分、誰もまともに扱おうとしなくなります。信じるのは宗徒だけです。
 旧約・新約聖書でも同じようなものですから、扱いが難しいのかも。

その4:古事記は偽書と言い切っているところ。
 現在偽書という証拠は無くなったようですが、真書という証拠も無いようです。
 かなりの神話つまり、フィクションが記述されていますから無理もありません。
 偽書としたことでかなりの反発を受けているようです。

その5:日本語の成立過程
 漢字をベースに日本語が成立したように書いていますが、文盲(この言葉が一発で出なくなったのは時代かw)率を
 無視しています。漢字を使えたのは貴族のごく少数w地方から来た防人=ほとんど農夫が文字を読めるわけがなく、まちがいなく
 出身地の方言をしゃべっていたはずで、しゃべりそのままで歌を詠んだわけです。
 そう、万葉集は、そのしゃべりをその巻では、どう書いたかを示しているわけです。
 よって全巻を見渡せば、万葉仮名の表記の変遷が見渡せるわけです。
 庶民のしゃべり方に変化があっても、
 ほとんどの庶民は文字を読めないのだから漢字や漢字熟語などの読み方の影響を直接には受けるわけがありません。
 貴族が使って、その対応をさせられた庶民が理解して使い方を覚えてから次の庶民へ口伝えでというかなりスローペースな
 展開になるはずです。使ったとしても毎回日本語での注釈が必要という面倒な展開かと。
 ~今、韓国は漢字が無くなったことと、中国・日本から伝来の漢字熟語に由来する同音異義語が氾濫しているために、
  その言葉を発音しただけでは話がつうじなくなっているそうな。
  ついでに、清音と濁音は、その音の位置が最初かそれ以外で決まるそうなので、日本語では発音で区別されるような
  例えば、放火も防火も韓国ではどちらも位置でホウカ・ボウカと発音されるので、聞いても書いても区別できず
  文脈で区別するしかないのだから、パズルが常時発動しているわけで、困るに決まっているw

 ところで文語体と口語体がありますが、文語体は、庶民とは無縁でしょう。
 庶民はしゃべりをそのまま書いてはいけないなんて思いもしません。
 ただし、少し上流に交われば影響されちゃって書き方が、変わっちゃったようですけどw
 漢文などから離れられない武人・貴族がしゃちこばって考え付いた歴史的な書き方が文語体なんでしょうw

その6:天武天皇より前は捏造
 このあたりの主張は増えてきているようなので今後の推移を見守ろう。

その7:邪馬台国の位置
 ほとんど取り上げられない見方(実は、この本で初めて知った)ですが、納得できます。
 鏡か印鑑が出てくるまでは紛糾し続けますね、これはw

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顕正新聞のこと

2017-10-20 18:22:57 | 国際・政治
小泉進次郎氏の出席された自民党演説会に行ってきました。

そこから帰ろうとしたところで、手渡されたのが、この新聞です。
「安倍ペテン政権」特集号となっています。

いやはや、朝日・毎日新聞の完全な受け売りのようです。
「モリ・カケ騒動」は「Hanada」、「Will」、「正論」、「読売新聞」、「産經新聞」などの各紙で
これでもかと、その捏造の程が示されていますが、宗教会員の誰もがまったく読んでいないようです。

おかしな内容もいっぱいありますが、次のを取り上げます。

「ただし、政治レベルの過失だけでは国は滅びない。仏法上の失(トガ)あるとき、
初めて国は亡ぶ」・・・の記述

第2次大戦の敗戦では、本山の僧が常時拝んでいた事実がありますから、失があったとは言い難く、よって
あの敗戦は滅んだのとは違うと言うんでしょう。
広島、長崎も、あの焼け野原になりながらも滅んだのではないと・・・
ならば、今後、焼け野原の無人地帯がいっぱいできても、言い訳はできる。
日本人が生き残っている限り滅んでいないと言えるのだから、仏の加護の有無はどうでも良く
どうなろうが、日本は滅ばないと言いつくろえる。
日本人が一人もいなくなったら、確実に滅んだことになりますが、
滅んじゃったごめんと言い訳する人も聞く人もいないのです。
よって宗教は無敵なのです。

仏教国チベットは仏教国であり僧がいっぱいいたにも関わらず、占領され今現在も支配下にあります。
これもチベット人が生き残っているので、滅んでいないということでいいんですね?
チベットのように日本が占領されても構わないということですね?
シナに占領されたら、チベット人やウィグル人と同じように、日本人は日本から移住させられます。
満州方向ならいいほうかもで、ウィグルの砂漠地帯に放り出されるでしょう。
良い土地である日本の土地には、当然勝者であるシナ人が住み着くに決まっています。

宗教人の掘り下げ方は、かなり、いい加減です。宗教の常道でしょうか。
なお、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の滅んだ国々は、仏教でないから当然としますか?
ヒンズー教のインドも植民地にされたのは、滅んでいないと言えそうですが仏教じゃないから滅んだとする?
ソビエトは、基本、宗教(キリスト教)が禁止されて宗教が無いに近い状態の国でした。
崩壊は、滅びとは違うと言うんでしょうね。
ついでに、シナも共産党員は宗教禁止です。滅びても当たり前ですよね?
なぜ、滅びると言えないんでしょう。


この宗教は、防衛は不要の立場で、拝んでさへいれば、元寇を退けたように外敵を
追い払えるとしているようです。
日蓮上人が台風を呼べたとしても、台風程度では、現代の艦船・船舶やミサイルをどうこうできません。
二百万人集めてもだめでしょう。
いま現在、超能力の存在は証明されていませんし。

宗教は超能力を誇示しますが、松本にしろ、サイババにしろインチキがバレています。
自信があるなら、アメリカのとある財団に挑戦してください。
どんなにセコい超能力であろうと、その存在を証明出来たら高額な報酬がもらえるようです。
が、失敗するのは当たり前でしょうから、信者を減らすような試みは絶対にしないでしょう。

ところで
創価学会=公明党もそうなんですが、いわゆる新興宗教の信者全員が政治思想も同じって奇妙過ぎませんか?








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朝鮮の海の認識の程度

2017-10-08 00:47:40 | ブログ
朝鮮の海の近くには「海」が付いている地名があります。

日本なら、「北海道」と「東海(道)」、「南海(道)」、「西海(道)」などがありますが、
方位による大雑把な地域を示すだけで、南と西は現在は定着していないかも。

さて、日本発行の朝鮮の地図を見ると、朝鮮には、
「東海」、「金海」、「南海」という市町村が見つかります。

韓国は漢字を捨てたので、韓国の発行する地図では、トンヘ、キンヘ、ナンヘの表記しか
見られないはずです。多分「ヘ」が海の意味だという認識は薄くなっているでしょう。
(地名に海って基本変なんですが日本でも地域を示すのには使うから、ここはおくw)

地名に「海」を充てるのって、海を生活圏外にしているからできるかもです。
海を生活圏にしている民族なら、その海沿いのすべてが同じ名前を唱える権利があります。
でも、その一地域だけが唱えたということは、海はあまり重要ではなかったということです。
朝鮮の「三国志伝?」にしても海の仕事は、倭人の仕事としか出てこないようですから
古代の朝鮮人は海とは無縁の生活様式だったと思われます。

いっぽうで、「西海」などの西が付いた地名は、見当たりません。
完全にシナに支配されたから、「西」は慮って付けられず、自国内にまでシナの東を示す地名が残ったというのが正解でしょう。

で、トンヘそのままを表記要請しちゃったら、市町村名と海の名前が同じになってしまうのは国内では当然ヤバイ!
そこで、地名はあくまでトンヘ(漢字表記が東海というのは、ほとんどの国民が忘れているからスッキリ?)、

海外の世界地図でも「東海」は「TONHE」としか表記されていないだろうし、
「EAST OF KOREA SEA」と同じとは意味とは認識されないだろうという、ずるい意識があるかも。 
 
で、超英語訳、「EAST OF SEA」=「EAST OF KOREA SEA」を世界に要求したってことでしょう。
 
「朝鮮海」の記述の地図は見つかったようだから、「KOREA SEA」を要求するのはまだしも理解できるんだけど、
「東朝鮮海」の地図は見つかっていないのに、
「EAST OF KOREA SEA」の表記にこだわる韓国って不思議です。

まあ、「西海」が「黄海」なんだけど、一切異議を申し立てないのは事大主義の韓国を忠実に表していてほほえましいw。

ついでに「南海」と「金海」って、距離が結構近いんだけど、これから考えると、海の名前を指すというより
海に近い地域の特性が名前になったことが推測される。
結局「東海」は「東に海がある土地」という地名になっているということらしいので、海が「東海」とよばれていたかどうかは、
どうでもよいということw





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