ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

眠れる女神 ロ-ダン432巻 ハヤカワ文庫

2012-09-14 03:03:30 | SF
このシリーズは最悪の部類かも。

1978年の作品だからと言っても許せるレベルではないような・・・

まねして欲しくないぞ、こんなのは!

死んだペルセポネの魂が、女性に乗り移って動かすのは、完璧にファンタジーなんだけど、女性が殺されて、魂も消滅したっぽいって、どういう理屈つけます?

悪役視点の小説って、よくあるんだけど、ここまで、善役がアホな立ち回りをするのって、不出来なジュビナイルなみ。
また、時代的にこれらが無いのって?
1:警察の聴視記録:画像はともかく音声記録はあったはず。
2:重要地点の監視映像記録。空港なんかには、あった。
3:遺跡調査に映像記録が無いのは有り得ない!ビデオでなくてもフィルムで証拠を残していたはず。

あまりに変な・おかしな人道主義というか・・・
1:こいつをほっとくと、こいつは必ず人を殺す。私も殺されるかもしれないけど、私は殺さないし、殺せないように体の一部機能を奪うこともしないってやつ(自分が殺されるほうを撰ぶってのは、他人が殺されることも容認しているわけです)。

2:人を殺そうってねらっているグループが、なんの武器も持ち歩いていないって、あまりに善人すぎだろ・・・・

人を思いのまま永続的に何人でも操れるってのも、有り得ないほどのファンタジーですが、バルディオクでやってしまったから、もう既成事実か・・・・

ベティのハミラーについて変なとこが:思考が読めるのと読めないのは、明らかな違いがあったはず。

デメテルとボイド・マルゴルだけが助かり、一般人だったはずの操られた人々が全員死んだ件:こねた屁理屈含めてもうご都合主義としか・・・



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シップブレイカー パオロ・バチガルビ著 ハヤカワ文庫

2012-09-09 19:43:50 | SF
海面が上昇しかなりの陸地が水没し、石油資源も乏しくなり、暴力のまかり通る未来を扱った小説です。

やはり変なとこを

P9:”ひたいに塗りたくったLEDの発光塗料がうっすらと緑色の光を放ち”:LEDは発光ダイオードでしょう。青色や紫外線ダイオードを白色とか昼光色にするために、蛍光塗料を利用しているものが実際にあるようです。でも、蛍光塗料は蓄光塗料と違いエネルギーを浴びせ続けない限り、発光できません。
赤外線で発光する塗料があればってとこですが、熱で融けるかも知れないって危ないものは作らないか・・・

P263:水没したニューオーリンズの描写で、ベンガルボダイジュや糸杉やクズのツルが繁茂している、さらに睡蓮となると、水没したけど海水は来ていないという設定のようです???
ルイジアナ州南部に位置する港湾都市なので、海水でないと変です。



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