ファンタジーなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。

芭蕉魔星陣 井沢元彦著 角川ノベルズ

2010-06-25 12:26:45 | ファンタジー

これも古本屋で見つけました。昭和63年発行です。

徳川綱吉の時代に合わせて、ハチャメチャな、ファンタジーを展開するもので、結構おもしろいです。

タイムワープを駆使しますが、死んだ人間しか利用できず、ワープ先では幽体でいるか死骸に乗り移るしかないというシバリがあります。

で、巧妙に隠された問題が一点・・・・

敵が3霊人を封じるのですが、それに使う呪の隠し場所が、江戸時代の今だけでなく、10年先と200年先に隠すというものです。未来に隠した呪がなぜ過去に働きかけるんだという疑問は、おいとくとしても、未来にどうやって隠したのだという最大の疑問が・・・・・ 怨魔皇帝なら隠せそうだけど、200年未来に隠しに行ったとしたら、自分が既に封印されてしまっている未来を見ることになりますが、話では、そんな気配はありません。なお、隠し方もぞんざいで、1つめはわざわざ解法が付いているという親切設計。

これらを、おいても気楽に楽しめる一冊です。

おまけ:タイムワープをまじめに考えると、同時に空間を移動するというより跳躍する必要があります(地球の移動速度は、ブログ中に書いてあります)。実際にタイムワープだけできる超能力者がいたとしても、ワープした途端に宇宙空間に出現し数分で窒息死してしまうでしょう。またすぐ戻ろうとしてもワープした瞬間の時刻に戻らない限り再び宇宙空間か地中その他に出現することになります。なお、タイムワープでは、慣性の法則は、どうなんでしょうね?維持されるとしても、維持されないとしても、どっちも怖い結果が・・・・・ついでですが、テレポテーション(ワープとかリープとかジャンプとかもか呼ばれる)では、ご都合主義的に出現地点に対して速度ゼロというのが普通のようです。ご都合主義というのは、地球は常に動いているので、慣性が維持されるなら、緯度が異なる地点へジャンプすると、速度の違いにより転ぶとかすっとんでいくことになるし、慣性が維持されないとしたら、無条件に水平線方向?にすごい速度ですっとんでいかないとおかしいのです。

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ハルマゲドンの少女1~3 平井和正著 徳間ノベルズ

2010-06-24 12:06:28 | ファンタジー

古本屋を覗いてみたらあったので買って読みました。幻魔大戦、真幻大戦世界のものとか。

幻魔大戦シリーズは、リアルタイムで読んでいたのですが、中途半端に放置されたままのようですね。幻魔大戦などは、哲学を構築しはじめて、ファンタジーの架空世界に、それはやめてくれ~と叫んだもので、読むのを止めてしまったという過去が。ハルマゲドンの少女も、その尾を引いてますね。先生はあちらから戻って来られたんでしょうか?

先生も、あまり書いておられないようだし、古い小説になってしまったから、いまさらなんですが・・・・

1.苗字の東は、ルビが振られていませんね。ひがしなのか、あずまなのか、どっちだったろうか?あまりに昔のことでわからない・・・・ (前いた会社に、ひがしさんとあずまさんの2人がいたのです・・・・)

2.1P9:人がタイムトラベルが可能だとしても、未来の自分に会った場合、未来にいるんだとわかっていない場合、女性は化粧をするから多分わからないはず。薄化粧だとしても似てるという印象を持つだけだろう。さらに、寝顔だしね~。自分の寝顔含めて目をつぶった顔なんて写真でしか見れないよ~

3.1P19:一人が走っていて、もう一人がそれを見守っているのに、画面に人が映っていないだけで無人の~と言う?

4.1P20:アポロンに会ってからの三千子の言葉がやけに、敬語だらけで型苦しい。設定では、三千子が第2次大戦終戦の記憶があるみたいだから、17歳は、多分昭和30年前半代あたりだから、そうなのかな?東家って裕福な上流家庭だったっけか?ところで、この時代って、まだブルマーはいてる時代でなかったか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC

5.1P20:ギリシャ語も後で出てくる英語もそうなんだけでど、全部日本語にしてしまっているから、シナリオ形式としても、おかしな感じ。

6.1P87:話からすると、このとき既にクロノスはバージンではなかったようなんだが?

7.2P62:「~アシラーがあなたに憑依していたら~」ってのは、理由になっていないよ?

8.2P91:「~超空間を一度出れば~」のくだり。金狼もソル王女も(多分三千子も)忘れないみたいだけど?

9.2P95:超空間で「光の記憶」が戻ってるのって、三千子だけでないのか?最後の現世を忘れていくというのに、前世だけ思い出すってのは変だろう?

10.2P103:アメリカのは台風と言わないんだけど・・・・ また、「天空に描かれた黒い渦巻き」が下から見えるようなハリケーンも台風も存在しないんだが。トルネードだったら、それっぽくなるけど、漏斗部分が見えるし・・・・

11.2P137:「ネズミより幻魔がまし」ってのは、幻魔を知らない人の言葉だろう。

12.2P141:オーラは、通常放射状とされていると思ったけど幕としてますね。だからオーラライト?(宗教団体の用語?)

13.2P147:みなさん英語が堪能なんですね~。英語には敬語がないんだけどな~まあ、翻訳本では敬語に置き換えたりするのもあるんだが・・・・

14.3P:少女の三千子が、丈の母親という話になっているんだけど、年齢のつじつまをどう合わせるのだろうと思ったんだが、放置したまま終わっちゃいましたね・・・・大人の三千子にも丈の母親って自覚はないので、二人はやはり並行世界の存在?

15.超空間にいる人々は死んだ人のようだけど、クロノスとかソル王女のように生きたままでも出入りできるらしい。出てくるチビは、本編に出てきてたチビさんかな?丈がいたんだから、いてもいいようにも思うけど、丈はともかくとしてチビは死んだんだっけか?

ついでに、イラストは、石ノ森章太郎氏のコミックのイメージが未だ残っていて、なじめませんでした。

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スズメのこと

2010-06-23 18:53:19 | 日記・エッセイ・コラム

私の住んでいる家には、4つのスズメの巣があります。

なぜか、残してあるボロ家やボロ小屋のほうには住み着きません。ネズミだけでなくヘビや猫も自由に出入りするせいでしょうか?

さて、2階の屋根の雨どいの2つの巣は、手が届かないので、放水攻撃するんですが、まったく効果がありません。木の葉除けに雨どいにネットを被せてあるのが、どうもスズメには最適の居住性だったようです・・・・そのネットも、全体に被せておいたんですが、邪魔になる1本はスズメに除去されてしまいました。スズメも意外と利口です。元に戻したくてもハシゴが届きません・・・・

駐車場の屋根とその上に乗せた太陽光発電パネルとの隙間にも2箇所巣作りされているんですが、出入り口になりそうなところを塞ぐのですが、片っ端から抜き取られてしまいます。接着剤など使って固めるしかないのかな?

毎朝スズメの合唱で目が覚めてしまいます。朝寝坊が好きな私としては困ったものです。

毎年庭の木に住み着いていたウグイスも今年は来ていないようです。スズメに追い払われたんでしょうか?

ツバメの巣も2つあったのですが、スズメの攻撃で巣が壊されたり、ヒナも殺されたりで、ついに昨年からは、帰ってきていません。

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口蹄疫さわぎについて

2010-06-15 22:02:58 | ニュース

新型インフルエンザでも、アホやってるな~と思ったのが、

感染している=必ず発症する、 発症しない=感染していない

という考え方をしていること。水際作戦をすり抜けて国内に広がったのは誰でも知っていること。

さて

口蹄疫でも、同じパターンを取っていることだ。さらに、

絶対に発症しない動物=感染しない

とするのもアホかいなだ。元々の病原体を持っている動物の存在を忘れていないか?また、ヒトは発症しないはずだったのに発症するようになったという理由の説明は?ヒトが感染したままでいるうちに突然変異してヒトも発症するようになってしまったということだろうに。

考え方が正しいなら、世界から口蹄疫もインフルエンザも消えているはずなのだ。なぜ、生き残ってるのかを考えて欲しい。おっと、Wikipediaによると、人間もウィルス保有者になるとあるじゃないか。宮崎県は、人(特に獣医がやばそう)の移動も制限すべきだったな。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%B9%84%E7%96%AB

「感染しない」と言うのは、どうも、「重症にはならない」という意味で言っているようだ。まずいんでないか?みんな誤解するぞ?(私も誤解していたぞ~~~)

ついでに:マラリアやHIVは、未だ病原体宿主が見つかっていないらしい。残念なことに、元々の宿主が絶滅していたとしても、いまやヒトそのものが、病原体宿主なのだから・・・

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ウランバーナの森 奥田英朗著 講談社文庫

2010-06-15 13:59:27 | 本と雑誌

中古で見つけたので買って読みました。直木賞ですか・・・

気になったのが一点

P180:「日本では排泄のことを、<<自然が呼んでいる>>といいます。」と、少し年をめした女性が主人公であるイギリス人ジョンに向かって言います。

<<自然が呼んでいる>>とは、英語の Nature calls me を訳したものであり、英語教育とともに日本に入った言い方のはずです。私にしても、40年以上の昔、英語の授業で、この言い方を知りました。この訳が日本内に定着しているのかどうかは、私にはわかりません。でも、英語を習った人には多分通じるでしょう。

アメリカの場合、男なら Man's room を使い、女性は化粧治しに行くと言う方がほとんどです。試しに Nature calls me  を使ったことがありますが、意味は通じたようです。イギリス本国では試す機会がありませんでした。

余談:仕事で滞在したのがスコットランドで、仕事の相手は、すごいナマリ?なんです。しゃべっているのは英語らしいのだがところどころ何を言っているのかわからない。仕事の打ち合わせでは、誤解曲解はまずいので、はずかしながら、しかたなく、現地人のクイーンズイングリッシュしゃべれる通訳使いました。

ついでに、アメリカのアフリカ系の方が使うピジンイングリッシュは、何言っているのかさっぱりわかりません。こちらの言うことは理解してもらえるんですけどね。アフリカ系と白人系の人との会話の場合、やっぱり白人系の人のしゃべる内容しかわからない。白人系もピジンイングリッシュが理解できても、自分ではしゃべらないんですね~

さらについで:オーストラリアの方々の英語は、 a を必ず ア と発音するんだと理解できれば、結構通じます。高校の修学旅行の船上で、暇があったので、たまたまいた団体を捕まえて英会話の実践だ~とあれこれ試してもわからず、書いてもらって初めてわかりました。

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