タイムリープ、タイムトラベラー小説って、意外性で面白いのだけど、
現実の科学的な考えを入れると、完全な幻想でしか無いのが残念です。
その1:宇宙は拡大・拡散を続けている。銀河系は回転している。
太陽系も回転している。さらに地球は自転もしている。
この結果は、過去・未来のいかなる時点であっても、
地球のどこも、同じ空間位置に存在することは、ありません。
有意なタイムリープ・タイムトラベルを可能とするならば、
数光年を越えるかも知れない位置への転移・ワープをも同時に可能と
しなければならないのですから、必要能力は倍です。
~もしタイムリープだけの能力が存在しているとしても、能力発動=地上から
宇宙空間のどこかへの移動ですから、即、窒息死です。確実に行方不明です。
運が良ければ流れ星で地球に帰りますが燃え尽きます。
燃え尽きないまま地上に落下する可能性もありますが、TVや映画はともかく、
実例がありますか?
その2:運動エネルギー保存則の踏破。
例えば、12時間後へのタイムトラベルを考えます。
~位置的には未来の方向に飛ぶことと、軌道の最大は地球の直径分の
変更があります。
地球の公転を考慮すれば公転速度と方向は同一と見なせます。
地球の自転で見ると自転速度は逆方向です。
タイムリープした瞬間、もし、エネルギー保存則が有効ならば、
体は回転速度のまま水平方向にぶっ飛ぶことになります。
公転速度は1日程度では方向の変化が少ないとして無視できるかも。
~1年だと、完全に逆方向になるので絶対に悲惨な結果を生みます。
エネルギーが失われるとした場合、体は、自転に取り残されて、
ぶっ飛ぶことになります。
タイムリープやタイムトラベル小説の基本は、移動元の運動エネルギーを
完全に失い移動した先の運動エネルギーを瞬時に得るというご都合主義で
成り立っているのです。
その1、その2は、ジャンプやワープでも共通の問題です。
小説・映画のジャンパーは、ジャンプ先のエネルギー条件を即座に得るとして
逃げていました。
山などからの落下中であっても、その影響は消えてジャンプ先の停止エネルギーだけ
になるというものでした。
これのワープ先は地球のどこでもだったので、無茶しすぎでした。
~この緩和策?にワープウインドウを開き、そのウインドウを一端くぐって移動する
というものがあります。これだと移動前後は静止が前提です。
そして移動距離制限も付いているようですから、少しは無理なく読めますが、
移動先にどうやって開くのよという別の疑問も出ます。
最近のは、結構な距離制限がつきものですからエネルギー保存則のままで済みます。
~「八男ってそれはないでしょう」、「おかしな転生」などなど。
コナン・ドイル原作のタイムトラベル映画は、未来への移行は、出発地に誰にも認識されない
まま存在し続けるという手法で誰にも認めることが可能な方法として許されましたが、
(タイムトラベル装置の存在する位置を、何故ほかのものが占めることができないのかの
説明・描写は、誤魔化しました。)
帰還方法だけは完全な幻想小説でした。
現実の科学的な考えを入れると、完全な幻想でしか無いのが残念です。
その1:宇宙は拡大・拡散を続けている。銀河系は回転している。
太陽系も回転している。さらに地球は自転もしている。
この結果は、過去・未来のいかなる時点であっても、
地球のどこも、同じ空間位置に存在することは、ありません。
有意なタイムリープ・タイムトラベルを可能とするならば、
数光年を越えるかも知れない位置への転移・ワープをも同時に可能と
しなければならないのですから、必要能力は倍です。
~もしタイムリープだけの能力が存在しているとしても、能力発動=地上から
宇宙空間のどこかへの移動ですから、即、窒息死です。確実に行方不明です。
運が良ければ流れ星で地球に帰りますが燃え尽きます。
燃え尽きないまま地上に落下する可能性もありますが、TVや映画はともかく、
実例がありますか?
その2:運動エネルギー保存則の踏破。
例えば、12時間後へのタイムトラベルを考えます。
~位置的には未来の方向に飛ぶことと、軌道の最大は地球の直径分の
変更があります。
地球の公転を考慮すれば公転速度と方向は同一と見なせます。
地球の自転で見ると自転速度は逆方向です。
タイムリープした瞬間、もし、エネルギー保存則が有効ならば、
体は回転速度のまま水平方向にぶっ飛ぶことになります。
公転速度は1日程度では方向の変化が少ないとして無視できるかも。
~1年だと、完全に逆方向になるので絶対に悲惨な結果を生みます。
エネルギーが失われるとした場合、体は、自転に取り残されて、
ぶっ飛ぶことになります。
タイムリープやタイムトラベル小説の基本は、移動元の運動エネルギーを
完全に失い移動した先の運動エネルギーを瞬時に得るというご都合主義で
成り立っているのです。
その1、その2は、ジャンプやワープでも共通の問題です。
小説・映画のジャンパーは、ジャンプ先のエネルギー条件を即座に得るとして
逃げていました。
山などからの落下中であっても、その影響は消えてジャンプ先の停止エネルギーだけ
になるというものでした。
これのワープ先は地球のどこでもだったので、無茶しすぎでした。
~この緩和策?にワープウインドウを開き、そのウインドウを一端くぐって移動する
というものがあります。これだと移動前後は静止が前提です。
そして移動距離制限も付いているようですから、少しは無理なく読めますが、
移動先にどうやって開くのよという別の疑問も出ます。
最近のは、結構な距離制限がつきものですからエネルギー保存則のままで済みます。
~「八男ってそれはないでしょう」、「おかしな転生」などなど。
コナン・ドイル原作のタイムトラベル映画は、未来への移行は、出発地に誰にも認識されない
まま存在し続けるという手法で誰にも認めることが可能な方法として許されましたが、
(タイムトラベル装置の存在する位置を、何故ほかのものが占めることができないのかの
説明・描写は、誤魔化しました。)
帰還方法だけは完全な幻想小説でした。