田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

開会式のエンドレス・テープ

2021-08-09 17:06:49 | ヒゲの毒舌
カァちゃんの要望で、まぁ仕方なく(?)、 “ 五輪開会式 ” を見たヒゲ。
          
言い出しっぺのカァちゃんなのに、国旗掲揚セレモニーを観ながら毒づく。
「 ナンネ? これ! まっで葬儀場のBGMのごたっタイ。
    ぎゃん真っ黒な演出しか出来んだったとだろうか? 」
         
退屈で死にそうなぐらいな気分のヒゲに、追い討ちをかける者が居ました。
銭ゲバぼったくり男爵のバッハIOC会長です。
いたずらに長く、事故(!?)弁護的で自己陶酔型なスピーチを聞かされていると、
小さい頃を思い出しました。
           
昭和30年代、熊本市城東小学校の生徒には、1学期の終了式と2学期の始業式は
憂うつな日でした。
校庭には、ヒゲ達生徒が整頓させられ並んでいます。
やがて式次第に則って、演壇に校長先生がお立ちになり、ありがたいお話が始まります。
すると、最初に、体が弱いN書店の娘さんが、炎天下のグランドに倒れます。
その次は、やはり決まった女の子が倒れます。
三人目は男の子。
もちろん、この程度の被害(?)で校長先生の訓話が終わるハズはありません。

当時の男社会の格付けは、このスピーチの長さでした。
ヒゲの父親もそうだった様に、如何に “ 長い演説 ” が出来るかで、男の価値が測られた
権威主義的時代。
短い挨拶は、バカにされました。
生徒が何人倒れようが、知ったことではない。
「 東京五輪で、日本人が何人倒れようが知ったコーツか? 」 と同じです。
最後まで自分の用意した演説を披露するのが、校長のメンツであり自己アピールです。
たくさんの同級生がバタバタと倒れる中、ヒゲ少年は息も絶え絶えで立ち続けた。
           
そして、この令和の日本で、まさか昭和30年代のダラダラ・スピーチに遭遇するとは? (苦笑)
そんな経験をしたヒゲだから、あの開会式の不祥事のふたりを笑えません。
バラ子 「 だってえ、バッカ会長の馬鹿みたいな演説、昔の小学校のお話みたいに
      退屈で長いンだもん。
      最初にガス総理がいびきをかき出したのでケチが付いたのよ。
      つい! わたくしもつられちゃって ・・・    オホホホー 
      悪いのは、あの糞バッハよ。
      おかげで、陛下のお立ちに間に合わず放映され、満座の中で大恥をかかされたワ 💢 」
                   
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サイモンとA・ガーファンクル①

2021-08-05 22:52:09 | ヒゲの毒舌
TV番組はオリンピックばかりの上、ルールも解らん新競技(?)に少々辟易していたヒゲ。
そこに、ちょうど恰好のプログラムが見つかった。
『サイモンとA・ガーファンクルの81年ニューヨーク、セントラル・パークでのコンサート』
         
伝説と言われたコンサートを、東京五輪のおかげで観ることが出来るなんて皮肉が効いている。(笑)
それにしても、昔(?)のコンサートは、こんなに淡々と歌が披露されたんだったなぁ。
それに比べると最近は、何か趣向を凝らして、ド派手な演出だけには力を注いであるようだが? (苦笑)
           
ヒゲは、妙に 『 ボクサー 』 が好きです。
つぶやく様な歌い出しが良い。
 ♫  I am just a poor boy〜 ヒゲ的には、何故かこの “ just  ” がお気に入り。
功なり遂げた年配男性が、カウンターでバーボンを片手に、波瀾万丈の半生を静かに話始める。
背景に流れる曲が、 “ ボクサー ”  ♬♬  渋くてイイね~!
             
もう一つイメージしたのが、ヒゲ・プロデュースのドキュメンタリー風映画。(笑)
とある病院のベッドから映画が始まります。
其処に、最も “ 花束が似合わない男たち ” がやって来た。
励ましに来たのは、往年のライバル Jフレイジャー と Gフォアマン の2人です。
「 オイ、俺たちでもう一度リングを賑やかして演ろうじゃないか! ははははー 」
静かに 『 ボクサー 』 のイントロが流れる 🎶 🎶 🎶
難病で苦しむモハメド・アリが、微笑みながら語り始めます。

其処は1950年代、米ケンタッキーのルイビル。
スラム街のストリートを裸足で駆け回る黒人少年がいます。
やがて、カシアス・クレイと云う名のその少年は、オリンピック選手に。
        
その後プロに転向して、ソニーリストンを破り世界チャンピオンに成り、
世間をアッと言わせました。
改名して、更に徴兵拒否してアメリカと闘い ・・・・・・・ 。
            
そんなシナリオを描いていたヒゲは、突然冷や水を浴びられた。
コンサートを一緒に観ていたカァちゃんが、愚痴(?)をこぼし始めたのです。
「 ナンカネ~💢 この顔を見てると気分が壊れるのよ。
  折角、歌に酔いしれてるのに ・・・ 元気を貰えんカオなんだよね~ 
  音楽だけ聴いて楽しむことにするわ! 」
いやはや、伝説のPサイモンも、カァちゃんに掛かっては顔色なしですワ。 (爆笑)

実は、近頃のカァちゃんはストレス満タン状態。
御老体猫二匹の世話が大変なんです。
とうとう、オムツを買う羽目にまで。
「 こんなに大変とは、思ってもいなかったわ~ 」 と。
ヒゲにとばっちりが降ってこない様に、おとなしくしておくに限りそうです。 (苦笑)

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招かれざる客

2021-08-02 16:23:15 | 田園ものがたり
若い頃に観た米国映画 『 招かれざる客 』
アメリカの中流家庭の娘さんが、彼氏を我が家に招待した時のシーン。
普通(?)の白人のボーイフレンドを予想していた両親が、部屋に入って来た黒人
(主演のシドニーポアチエ)を見て、空気が凍りつく雰囲気が印象的でした。
今に至るアメリカの差別社会を、静かなタッチで表現してあり、
ドンパチ好きなヒゲには重苦しいテーマでした。
          
さて、現在の『 日本での招かれざる客 』とは、もちろんこの人を置いて他に無し!?
そう、IOCのバッハ会長さまで御座います。
「 最も大事なチャイニーズ・ピープルの為に広島に行きたい 」 と、
やたらと平和主義者をアピールする。
しかし、「 あんたは、お呼びじゃないよ! 」 と。
        
行った途端に、 “ 黒い雨 ” を降りかけられるかも。
最近じゃ、『 ぼったくり男爵 』 なんてネーミングされ、 “ 北海道民 ” からも
ひんしゅくを買っている。
IOCと言うだけで、悪の巣窟。
まして、其処の親分なら、まさに守銭奴に間違いない。
今じゃあ、男爵芋と聞くだけで悪いイメージが付き始めてしまった。
北海道の大事なジャガイモに、その悪人の名前を織り込まれているから
生産地の人達はやってられない。

80年代の或る日の田園での宴会。
常連の千Oちゃんが、全国自治体研修メンバーの打上げを取り仕切った。
宴も盛会の中、ヒゲも座敷に呼ばれることになる。
千Oちゃんが北海道からの参加者を紹介して、盃を酌み交わす。
彼氏は、 『 北海道の秘伝の酒肴 』 を教えると、ヒゲに話し始めた。
ひとしきり、レシピを教えられたヒゲ。
( なんか? 生臭い料理みたいだが ・・・ と、首をひねっている。 )
と、彼氏が 「 この料理は、北海道の芋じゃないと美味しくないのです! 」
心の中で呟くヒゲ ( 産地の違いで、そんなに差が出るのか? )
           
それから二週間ほど経った頃、くだんの彼から、北海道産男爵芋が送られて来ました。
早速、教えられた通りに肴を作ってみると、いやぁ~驚きました。
ヒゲのイメージが、一新したのです。
皮付きの北海道男爵芋を、二つ切りにして蒸します。
熱い内に、肝がたっぷり入ったスルメイカの塩辛を載せて出来上がり。
芋をほぐしながら、塩辛をまぶして頂きます。
   
なんとも簡単なレシピですが、この禁断のコラボが悪くないのです。
直ぐに、毎月の例会がある淡水会に使うと、大ウケでした。
マリアージュの不思議なマジックを観た思いでした。
食文化の奥深さを、改めて感じた瞬間です。

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