田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

幻の対局④

2019-02-26 17:21:45 | ヒゲの盤上の世界
さて、ここからは、盤上のアルファ新聞社・文化部将棋担当・玉木宏記者の
初観戦記をお読みください。
              
対局場は、異常な雰囲気に包まれている。
会場の日航ホテルには、大勢のマスメディアの記者が集まっているのだ。
更に、両対局者の応援団が、遠くは関西からも駆けつけて、一層の賑わいに。
ローカルのタイトル戦が、かくも注目を集めた事があったでしょうか。
                  
両対局者が現れると、その注目の訳が理解出来ます。
森崎鳳王は、酸素ボンベ付きの車椅子に看護婦さんが付き添っています。
ヒゲ冗段の車椅子は、背にざぶとんの奇妙なスタイルで、奥様が押しての登場。
両対局者が車椅子というタイトル戦は、おそらく、日本初の事でしょう。
二人とも、想像以上の早い時間に到着しました。
これには、訳があります。
移動するだけでも疲れが出る程の二人ですから、休養時間をたっぷり取って
体調を整える必要があるのです。

両者、暫くの後、呼吸が整い、対局開始に同意。
振り駒が始められた。 先手に決まった森崎鳳王の、2六歩。
指し手と同時に、カメラのフラッシュとスマホのシャッター音が響く。
後手のヒゲ冗段は、ややあって、8四歩。
戦型は、相居飛車に決まる。
                   
やがて、昼食の時間に。
現在は、勝負メシと関心度が高い分野。
森崎鳳王は、日航ホテル・御食事処“牛若”に、特注の 『 福勝カレー 』
                
九州では、魚の河豚の事を、フクと云う習慣があるらしい。
即ち、河豚(フク)を、『 福 』 と書いて、演技を担ぐのです。
一方、ヒゲ冗段は、やはり特注の 『 鴨ネギ南蛮ソバ(小) 』
鴨(カモ)がネギを背負って、やって来た。
両者とも、験を担いだ献立なのが面白い。
                      
どちらが気分よく食事が出来たかは、盤上の形勢しだいですが ・・・ さて?

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