田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

冬の酒肴

2017-02-09 19:00:20 | よもやま話・料理編
この時季、まさにうってつけの献立があります。
寒くなくちゃ、調子が出ない酒の肴。
タラの白子のポン酢掛け。
これと熱燗の組み合わせ。
これぞ、冬の居酒屋のゴールデンコンビでしょう。
      
新鮮なタラの白子を湯引きして、中鉢に盛ります。
下に三個、その上に一個乗せて、薬味の小ネギをたっぷり、そしてもみじおろしを。
ポン酢を周りから掛け廻して出来上がり。
但し、どんな新鮮でもタラの白子には、ほんのチョットのあばた(クセ)がある。
それを、熱燗の日本酒で流す。
すると、アラッ? 不思議!
先ほどのあばたが、えくぼになって微笑み返すではありませんか。

しかし、この白子の登場は、現役時代のヒゲにはハムレット季節(?)の到来を
告げるものでした。
何をそんなに悩むのですか?
人は笑うでしょう。

注文が入ると、クモ子とも呼ばれる白子を、そっとひっくり返します。
そこには、大きな筋が有り、そこから包丁を入れて切り離します。
適宜な大きさに!
実は、この作業がヒゲのウツ(笑)を誘発するのです。
“ 注文のお客さんは、どんな人だろう? ” 要らぬ心配をするからです。
適宜な大きさとは、どれくらいだろう?
     
日本酒がメインで、後はぼちぼち肴を楽しむタイプ。
そんな客には、京弁当みたいに、ちょっと小ぶりに切り出す。
冒頭の例で云うと、四個でひとり前のレシピを、少し小さくして五個にする。

もちろん、客によっては、「 何や? エラい、ちまちましてあるナ? 」 と嫌味が。
相手が、見た目の豪快さに拘る人なら、大きくざっくりと切り出して、三個にしてもよい。
但し、人によっては大き過ぎて、歯で白子を半分に噛み出すことも。
白子のドロッとしたのが、中鉢に残るのには少し抵抗感がある。
いやはや、悩み大き季節です。 (笑)
さて、今度の注文のお客様は、どんなタイプの人やろう?
                       
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