田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

将棋人気~昭和の風景

2015-07-08 17:14:26 | ヒゲの盤上の世界
先日のニコニコ生放送『叡王戦』の中継を観たら、懐かしの光景が。
豊島七段 対 田村七段の対局。
    
田村七段の盤側には、シルバーメタな灰皿が置いて在る!
アーッ、久しぶりの画だ。
もう忘れかけてる、昭和の景色がよみがえった。
昔は、アマもプロも将棋を指しながら、タバコを喫うていたモンだ。
局面が苦しい時、点けたタバコをそのままに長考。
当然、くもらせる煙に合わせて火も進みます。
やがて、手に持ったタバコは半分ほど灰になって、ボトリと座布団に落ちます。
苦吟の本人は、気付きません。
棒状の灰は、そのままくっきりと座布団に焼き跡を残すのでした。 (汗)

マージャンの世界でも、タバコは必須でした。
今は、どうか知りませんが。
特に、“テンパイたばこ”と云う名の、愛煙家垂涎のフレーズがありました。
コレがたまらないのです。
苦労に苦労を重ねて、やっと役満や大型役をテンパイして、さあ!後はロンと言うばかり。
やれやれと、つい手を出すタバコの美味しいこと。
喫いながら、誰が振り込むのかと、タバコ片手に待つ間が楽しい。
本当は、こんなテンパイたばこの癖は、相手に感づかれるので、戦術的には感心しないのですが。
この一服感も、マージャンの味と思えばなかなかのモノです。
                        
忘れてならないのが、食後の一服。
食後だけでなく、飲酒後の一服もそう。
膨満感あふれて苦しい(?)腹。
それを麻痺させる様な、ニコチンが嬉しいのです。
出来れば、縁側に追い出されてじゃあなく、食べた場所を移動しないで。
ズボンのチャックを外し、腹をさすりながら、タバコをふかせてあげたいところですが。
嫌だ~! 昭和のオジサン!! (笑)        
                            
ヒゲ的には、チェスの投了直前の洋モクですかねぇ。
形勢が傾き、相手があと数手で投げるだろうという時、ヒゲはとっておきのタバコを取りだします。
『アントニー e クレオパトラ』に火を点し、ジッと投了を待ちます。
この時のA・クレオパトラの美味しいこと。
至福の時とは、コレか!?
チェス・プレーヤーで良かったと感じさせるひととき。
モーツァルトの天上の音楽が流れて来るようです。
現在の禁煙チェスのプレーヤーは、この喜びを味わうチャンスは無いのでしょうネ。
長生きは出来ても、この禁断の味を知ることはないのは、かわいそうな気がする。
あゝ 昭和は遠くになりにけりーか?

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