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古い曲が気になる

マニタス・デ・プラタは、フランス人

2010-11-07 | 日記・エッセイ・コラム

                

Camargue De Manitas

パコ・デ・ルシアは、1970年代になって日本に紹介されるが、1960年代に日本でも人気があったフラメンコのギタリストがいる。1921年生まれのマニタス・デ・プラタだ。

パコは、スペイン人。フラメンコのギタイリストが父親で、母親がポルトガル人の歌手。兄弟はみんなミュージシャンだ。

マニタ・デ・プラタは、フランスの人だ。スペインに近い南フランスの出身、ロマ(ジプシー)のフラメンコ・ギタイリストだ。デビューは鮮烈だった。ピカソやジャン・コクトーが絶賛したという。アメリカ・デビューは、カーネギー・ホールのコンサートだ。

    マニタス・デ・プラタ Porel camino de Ronda http://www.youtube.com/watch?v=Eex1aqbfP08

Manitas De Plata at Carnegie Hall

1960年代の終わりころ、創業したばかりのCBSソニーから国内盤が何枚か発売されて、わたしの店でも若者によく売れた。しかし、いま調べてみるとコロンビア・レーベルの国内CDはもう発売されてない。いまはもう、フラメンコギターを聴く若者などいないのかな。(ジプシー・キングスの音楽もフラメンコの進化形なんだが)

    マニタス・デ・プラタ&マネーロ・バリアルド Rumba http://www.youtube.com/watch?v=lj_WZZqyMoI&NR=1

                      

ジプシー・キングスも南フランス出身のグループだ。グループのレイエス兄弟とマニタス・デ・プラタは親戚なのだ。

ジプシー・キングスのレイエス兄弟の父親、ホセ・レイエスは、マニタス・デ・プラタといっしょに演奏していたフラメンコのシンガーだ。

Yester_josereyes

    ホセ・レイエス Dime dime http://www.youtube.com/watch?v=5-eRtuLDnLs&feature=related