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阪神・淡路大震災から29年、能登半島地震の被災に「ともに 1・17」

2024年01月18日 | 国際・政治

▲ろうそくの火で浮かび上がった「1995 ともに 1・17」午前5時46分、神戸市中央区の東遊園地


■阪神・淡路大震災と能登半島地震を追悼

昨日(1月)17日は、6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災から29年を迎えました。地震発生時刻の午前5時46分には追悼施設のある神戸市中央区の東遊園地に約5万人が訪れ、黙祷を捧げました。

追悼行事「1・17のつどい」が行われた東遊園地には、「1995 ともに 1・17」の文字をかたどった竹の灯籠に火が入れられ、文字が浮かび上がりました。浮かび上がった「ともに」の炎の文字には、おりしも今年1月1日の能登半島地震を受け、「一人ではない」「共に助け合おう」との思いが込められているといいます。

阪神・淡路大震災と能登半島地震、ともに犠牲になられた方々に哀悼の意をささげるとともに、被災されたすべての皆様に心よりお見舞い申し上げます。


■能登半島地震を阪神・淡路大震災などと比べてみたら

●最大震度7は同じ

1月1日午後4時10分ごろ、発生した能登半島地震は、阪神・淡路大震災や東日本大震災と同じ震度7でした。これは国内で7回目でしたが、石川県で震度7を観測するのは観測史上初めてだということです。

●震源の深さが浅く近かったため揺れが大きかった

能登半島地震の震源は深さは16キロで、1995年の阪神・淡路大震災も同じく16キロ、2004年の新潟県中越地震は13キロと、ともに震源の深さが浅い地震でした。震源が浅いと揺れが地表に伝わりやすいうえ、居住地に比較的近く、大きな被害を引き起こしやすいということです。

●阪神・淡路大震災よりもマグニチュードは大きく、エネルギーは2.8倍

地震の規模を示すマグニチュードは7.6で、阪神・淡路大震災を起こした地震や熊本地震のマグニチュードの7.3よりも大きく、1885年以降で最も大きかったといいます。マグニチュードが1大きくなると地震のエネルギーは32倍になるといいますから、能登半島地震は阪神・淡路大震災の約2.8倍のエネルギーがあった計算になるということです。つまり、能登半島地震は、「震源が浅く、地震の規模も大きいことで激しい揺れが起きた」という訳です。

●瞬間的な揺れの激しさは東日本大震災に匹敵

地震の瞬間的な揺れの激しさを示す加速度の単位「ガル」でみると、震度7を観測した石川県志賀町の揺れの最大加速度が2826ガルを記録。東日本大震災で震度7だった宮城県栗原市の2934ガルに匹敵する大きさだったことが分かります。

●最大4メートルの地盤隆起、水平に1.2メートル移動

能登半島地震が大きな地震であったことは地殻変動のデータからもうかがえます。国土地理院は2日、輪島市で最大約4メートルの地表の隆起を観測し、水平方向では同市で基準点が西方向に約1.2メートル動いていたと発表しています。

●活断層が沖合まで広がったため広範囲に津波発生

能登半島地震は、震源の真上は陸地でしたが、北東から南西にのびるおよそ150キロの活断層がずれて動いたと指摘されています。阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部の活断層は50キロほどと言われていて、長さだけを見るとその3倍にも及びます。断層の動きが沖合まで広がったため、日本海側の広範囲に津波が及んだのも今回の地震の特徴だといいます。

●地震の原因は「地下に流体流れ込んだことが原因の一つ」

能登半島では、2020年から地震活動が活発になっていて、地下に“流体”が流れ込んだことが原因の一つだと指摘されていました。

分析を続けてきた京都大学防災研究所の西村卓也教授は、この“流体”による地震活動が今回の大地震の引き金となった可能性があるとしたうえで、今後、さらに広い範囲の地震活動に影響を及ぼさないか注意が必要だとしています。


■いまなお繰り返される災害時の課題ーー教訓いかに生かすか

地震の規模や内容は上記のようなものでしたが、今回の能登半島地震は、能登半島という内陸から離れ、アクセスするルートも寸断されると行くことができない地形の過疎地にあり、これまでの阪神・淡路大震災などの都市型災害とも違う特徴があります。3週間近く経過する今も、安否不明者が多数残り、救援や復旧が遅々として進まない中で課題も明確に整理できない状況ですが、今後、想定される「南海トラフ巨大地震」「首都直下地震」「千島海溝・日本海溝の地震」「日本海側の海底断層の地震」「内陸の活断層地震」などに備えて、能登半島地震も含めて、阪神・淡路大震災の教訓を決して忘れることなく、災害に備えていくことが、未来の命を救うことにつながると思います。


【出典参考】2024年1月2日配信「日本経済新聞」、17日配信「神戸新聞NEXT」


※「原発を考える戸田市民の会」ブログと同文



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