お笑いコンビの「爆笑問題」が1月7日未明に放送されたTBSのラジオ番組「JUNK爆笑問題カーボーイ」で、NHKのお笑い番組に出演した際、事前に用意していた政治家に関するネタを局側に“没”にされたことを明らかにし、話題になっています。
問題のNHKのお笑い番組は1月3日に放送された「初笑い東西寄席2015」というもの。「爆笑問題」は同番組でNHKアナウンサーとともに司会を務めていました。
ラジオ番組によると、同番組の放送前に番組スタッフに対して、「ネタ見せ」をした際に、政治家に関するネタについてすべて放送できないと判断されたということです。
ラジオ番組の中で「爆笑問題」のひとり田中裕二さんは「全部ダメって言うんだよな。あれは腹立ったな」と怒りの発言。もうひとりの太田光さんも「プロデューサーの人にもよるんだけど、自粛なんですよ。これは誤解してもらいたくないんですけど、政治的圧力は一切かかってない。テレビ局側の自粛っていうのはありますけど。問題を避けるための」と話し、これに対し田中さんは「色濃くなってるのは肌で感じるね」と不満を述べました。
NHK広報部は朝日新聞の取材に対し、「放送にあたって娯楽番組の際の通常の打ち合わせを出演者と行いましたが、打ち合わせの中身に関することについては、普段からお答えしていません」などと答えました。
【出典参考】2015年1月7日配信「朝日新聞」
<「爆笑問題」の政治ネタ“没”問題でNHK会長「品性」求める>
NHKの籾井勝人会長は1月8日、定例会見を開き、お笑いコンビの「爆笑問題」が、3日放送のお笑い番組で政治家に関するネタをNHK側から“没”にされたと明かした件について、「一般論だ」と前置きした上で、「個人名を上げて笑いのネタにするのは、ちょっと品がない」と「爆笑問題」側の品性を問い、今回のNHK側の対処について弁明しました。
さらに「規制する&規制しないや、圧力とかでなく、しゃべる人の品性や常識があってしかるべき」とお笑いにも一定の品位を求める考えを示しました。
籾井会長は「NHKは公共放送で、視聴者はいろいろな方がいる。NHKに出る時は、慎むというのでなく、やめた方がいいのでは」と見解を示し、個人でなく政治的な風刺については「その時々によって異なる」などと話しました。
なお、 籾井会長は今回の一件について「(自分は)全く関与していない」とあえて付け加え、「(騒動を)新聞で初めて知った」と話しました。
広報担当者は「放送するに当たり、出演者とどう演出するか打ち合わせした。その中での話」と局側からの規制ではないとしましたが、打ち合わせ内容については明しませんでした。
【出典参考】2015年1月8日配信「デイリースポーツ」
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