埼玉県平和資料館の運営について９月１０日、専門的見地から助言を受けることを目的としたアドバイザリーボードの２回目の会合が東松山市内で開かれました。
会合では、リニューアル工事に伴い展示の内容の「見直し」が実施されることが県広聴広報課担当者の説明で判明しました。
一つは、憲法違反の軍隊である自衛隊の海外活動を「平和の創造」と題して評価する展示を新設し、大地震の被害を受けたハイチへの自衛隊派遣など自衛隊の「国連平和維持活動（ＰＫＯ）」参加を取り上げるというものです。
一方、「日本と世界のあゆみ」と題した年表では、項目を大きく減らして簡略化し、南京大虐殺や「慰安婦」問題などの記述が年表から削除しようとするなど、その「見直し」は異常なもの。
会合では、これら南京大虐殺の項目などを削除するとの説明について、アドバイザリーボードの構成員からは懸念を示す意見は一切ありませんでした。
こうした展示で本当に戦争の事実を子ども達に伝えられるでしょうか。
【出典参考】２０１３年９月１３日付け「しんぶん赤旗」
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