日本生活協同組合連合会（日本生協連）はこのほど「家庭の食事から放射性物質摂取量調査」結果を発表しました。
同調査は、岩手、宮城、福島、群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、千葉、神奈川、新潟、長野、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重、福岡の１８都県の生協組合員２５０家庭（うち福島県１００家庭）を対象に、２日間の食事（６食分と間食）を１サンプルとして２０１１年１１月１４日～２０１２年４月１３日の期間、ゲルマニウム半導体検出器で調査したものです。
その結果、検出限界（１ｋｇあたり１ベクレル）以上の放射性セシウム（セシウム１３４、セシウム１３７）が検出されたのは、１１家庭（福島県１０、宮城県１）でした。
放射性セシウムが検出された１１家庭のサンプルと同じ食事を仮に１年間食べ続けた場合、１年間の内部被ばく線量は０．０１９～０．１３６ミリシーベルトとなり、これは厚生労働省が示した年間許容線量１ミリシーベルトを下回っているといいます。
同調査は、日々の食事に含まれる放射性物質量の実態を科学的に明らかにし、消費者に情報提供することで現状理解の一助にしてもらおうと実施したものだそうで、日生協として今後、新しい基準に対応した地方自治体での検査体制の強化を要望していくとしています。
【出典参考】２０１２年５月１９日付け「しんぶん赤旗」、日生協ホームページなど
http://jccu.coop/info/pressrelease/2012/03/post-1113.html
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